【実践】二拠点ライフ体験記

評論家よりも実践者でいたい。というか、思いついたらすぐ行動したくなる性格なのか、日曜日の夜から始めた二拠点生活。同じ行政区域内での二拠点生活なので、もぐりのデュアラーですね。

デュアルライフといいつつも、もともとの本籍が「層雲峡国有無番地」な自分にとっては、今現在が本拠地に戻ってる状態で原点回帰と言ってもいい。

いま、層雲峡ホステルのラウンジから、スマホでポチポチ書いてます。朝5時です。

感想としては、かなり良いです。会話の端々にはっとさせられることが多く、思いつく順に書いていきたい。


1  「パパだけ英語できないね!」

夕食中、ラウンジで息子に言われた一言。フランス人も台湾人も日本人も英語でコミュニケーションとってる中、自分はぎりぎりリスニングだけできる状態。一昨日、お菓子を食べた息子がいきなり「ヤミー(おいしい)」って言い放った。ひくぐらい引いた。私よりも先にあの空間で英語を…。しかもメチャメチャナチュラルに。悔しい。パパだけ英語出来ないね。そうだね。英語が出来ないというよりは、コミュニケーション能力の差が本質的な問題だ、という気づきが最大の収穫だ。自分の息子だから表現が難しいけど、iPad片手に、フランス人と話してるオーナー(志水さん)の横を陣取り、東洋人の顔して西洋人のふりしながら、ホステルのスタッフや海外旅行客とカードゲームに交ざっていく様は、結構クールだったよ。君の様子は父がこの日記にアーカイブしとくから、将来一歩踏み出す勇気がなくなって躊躇するようなことがあったら、この日記を見返して欲しい。勇気よりも興味。努力より夢中だ。

2 「消した方がいいんじゃない?」

車で層雲峡温泉に向かう道中、息子に言われた一言。良かれと思っていれたアニメのDVD。「男同士のデートだから、今は消した方がいいんじゃない?」って。カッコつけてんじゃねぇ。
でも、そういうことなんだわ、世間の流れは。

層雲峡で温泉に入ってご飯食べて寝るだけが体験じゃなくて、移動中も体験なんだな。たしかに、層雲峡温泉に来た方は、この圧巻の景色に驚く。「移動」ではなく、日本最大級の国立公園内をクルージングしてると考えると、君の言うとおりアニメDVDは必要ない。まだ、気づいてない世の中の楽しみ方というものが沢山ある。正確にいえばまだない、これからつくるものだから。問題解決能力よりも、問題設定能力の時代になりつつある。人間関係的なもの以外、ググればほぼ解決する。それよりもいかにしてより多くの人たちが時間をかけて、人生を賭けて解きたくなるような問いをたてられるか、そこの能力が重要になる。「このゲームおもしろい!ずっとやってたい!」という感覚と同じ。そして、ゲームはプレイするより、作る方が楽しい。そして、質より量だ。数多くつくる。量は質、量質転化だ。
今後、車の自動運転技術が進歩すば、移動という概念が再定義され、拠点間の心理的距離が縮まるはず。コンパクトシティーの究極型が「東京一極集中」とする考え方もある。集中させたいのか、分散させたいのか。みんなが同じ山に向かって登り始めたとき、あえて違う山の頂を目指してみる。山頂の景色が綺麗かどうか、人に聞いてから登り始める人間と、本当に綺麗かどうか自分で確かめに行く人間の違い。
頂上からの景色を想像する力と、それを綺麗だと感じられる美的感受性が大切。

3 「もう時間がありません。」

今の自分の感想です。朝6時半すぎました。スマホでポチポチしてたら90分もたってしまいました。子供も起きそうなので、朝御飯食べて歯磨きをして、父は仕事に、息子は保育所に。
生活の習慣を変えてみる、時間の配分を変えてみる、既存のコミュニティを飛び出して、新しい環境に身を投じてみる。やると結構発見もあり、刺激もありました。
層雲峡温泉、上川町の市街地からは距離ありますが、多言語が飛び交うラウンジで過ごす時間と空間は、世界と一番近い場所のような気もします。
昨日食べたカレー美味しかったです、志水オーナー(レシピ考案は小野くんらしい。)
新たな香辛料を求めて、必ずまたきます。次はバスでくるかな。

 勇気より興味 努力より夢中だ。

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