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社交性のない陰キャでもIVSで(それなりに)立ち回る工夫

今回、初めて、日本最大級のスタートアップカンファレンスIVS2024へ参加してきました。

正直に言うと、直前まで「あー・・やだ・・こんなところ自分に向いていない・・」と心の中で、鬱々とつぶやいていました。

だって、怖かったんだもん。
毎年SNSの華やかな写真見て、ここに入れる気がしなかったんだもん。

ぶっちゃけ、僕には社交性がありません。
自社内のランチ交流会とかですら、上手くなじめません。

でも、スタートアップとかベンチャーに携わろうとするなら、「IVSに参加したことない」っていうのは良くないと思ったので、今回、参加しようと覚悟を決めました。

以下、こんな「社交性の無い陰キャ」がどうやってIVSに参加したのか、SNSの華やかな写真を見て気後れしている同志へお届けしたいと思います。

特に、僕の活動する「社会課題解決」の領域には、そんな気後れする同志がたくさんいると思い、届いて欲しいなと思います。
(そうすれば、僕も仲間が増えて嬉しいし)

先に言っておきますが、以下の工夫をしても、X(旧twitter)やFacebookに載るような「華やかな写真」は撮れません(それが出来る方法あったら教えて欲しい)。

ただ、色々と工夫すれば、

・ドリンク片手に一人で会場をうろつくことや、

・手持ち無沙汰にSNSでみんなのアップ写真を眺めることや、

・結局、いたたまれなくなって、一人泣く泣くホテルへ帰ること、

は、けっこう避けられました(完全にゼロではなかったけど)。

工夫のおかげでいくつかの重要なネットワーキングは出来たし、「あ、こうやって参加すれば意味のあるものにできるな」という感触は掴めた気がします。

この文章を通じて、自分と同じ様にに気後れしている人の参加ハードルが下がればいいなぁと思います。
(そして、来年の今頃、また「あー・・怖い・・」と気後れするだろう自分への発破かけておきます)

それでは、以下、どうそ~

1.まず、当日までに事前アポを入れましょう

まず、IVS参加に際して一番大事なのはこれです。僕みたいな陰キャは、当日の場で上手くネットワーキングで立ち回ることなんて無理と分かってました(でなきゃ、こんな文章書いてません)。

なので、当日になる前に色々とアポを入れてしまい、色んな人とお会いする機会としてIVSの場を活かすことが重要です。

これには以下、2つの方法があります。

①event hubへプロフィールを丁寧に書く
1つはevent hubです。これは、事前に参加者が自身のプロフィールを掲載するツールです。実際、初参加の僕にとってはこれが唯一、他のイベント参加者と事前にやりとりする方法でした。

なので、何とかこれにすがって、自分のことを分かってもらえるよう、丁寧に書きました。具体的には、

・自分が何をできる人なのか

・どんな人と会いたいのか

・さわやかそうな写真(←これ大事)

をクリアに記載しておきました。
こんな感じ↓

こんな内容で、初参加の僕にも20件くらいご連絡をいただき(ありがたい!)、当日までに10件くらいのアポになりました。

②Facebook メッセンジャーで、会いたい人に事前連絡する
もう一つはFacebookメッセンジャーでの直アポです。
皆さんにも、「以前にどこかでFacebook友達になったけど、それからあまり連絡できてない人」がいますよね?
そんな人に、「もしよろしければ折角のIVSなので」ということでメッセンジャーで連絡しちゃいましょう。(例えば、こんな感じ↓)

そうすれば、結構たくさんの人に快く回答いただき、近況報告(キャッチアップ)のお話をすることができました。

これで、次の業務の際にも、何かあった時にとても親近感を持ってやりとりできる関係にできると思いました。
(個人的には、このアクションはもっとやっても良かったなーと振り返っています。)


まず、①event hubと②メッセンジャーでアポが入るだけで、当日に「ドリンク片手に一人で会場をうろつく」状態の時間を減らすことができます。
何より、当日に対する不安感がめっちゃ減ります。


2.次に、どうしても手持ち無沙汰になったら、割り切ってPC作業しちゃう

次に、上記①を一生懸命やったとても、アポで埋まらない時間は発生すると思います。

そんな時、無理にネットワーキングを広げようと「ドリンク片手に一人で(以下略)」状態になるよりも、思い切って次のアポまで作業やるのがいいなと思いました。

みなさん、「緊急じゃないけど、返さなきゃいけない」というメールやSlack、結構ありますよね?
それ、このタイミングでやっちゃいましょう。

アポの合間時間で、僕のやれた作業は以下の通りです。

・スケジュール確認連絡の返信
・社内の承認作業のプロセス進める
・作成していた資料に関するやりとりへの返信
・Slackでもらっていた報告・連絡にスタンプ押す、等

当日の僕はPCを小脇に抱えて、「ドリンク片手に一人で(以下略)」状態になりそうになったら、いつでもPC作業できる体制にしていました。

これによって、細々とした作業をやれてスッキリします。
そして何より、「ドリンク片手に一人で(以下略)」状態による、自意識と精神的ダメージを最小限に抑えられます。(←こっちの方が大事)


3.最後に、サイドイベントでは「みんな、自分と同じように気後れしている」と心に刻む

IVSにはたくさんのサイドイベントがあります。せっかく、覚悟を決めてIVSに参加したなら、サイドイベントにも参加しましょう。

ただ、これ、リンクを見ると分かるんですが、社交性ない人間はビビりますよね?

実際、この場は「ドリンク片手に一人で(以下略)」状態が発生しやすい場かと思います。(実際、僕もちょいちょいなっていました)

そんな時、マインドセットとして「結構みんな同じ感じ」と言い聞かせて、何とかありったけの社交性を発揮しましょう。

具体的なアクションとしては、
・自分と同じように「ドリンク片手に一人で(以下略)」状態の人を見つける
・その人の隣にスッと立って、2秒待つ
・相手に認識してもらえたら、「あ、折角なんで・・」と名刺を出す
これです。

・・分かります、これ、めっちゃ勇気が要りますよね。社交性のない僕らは、自意識こじらせて上手く話せないですよね。

でも、自分に置き換えてみましょう。
「ドリンク片手に一人で(以下略)」状態の時に、声かけてもらったら、めっちゃ嬉しいですよね?(僕だったら泣いて喜びます)

なので、相手に声をかけて、冷たくあしらわれたことはありませんでした。
実際、前々から会いたいと思っていた(かつ、向こうもお会いしたいと思って下さっていた)方ともきちんとお話できましたし、このご縁から、また新しい活動をできる気がしてきました。

そもそもIVSに来場している人は、みんな「交流したい」と思っている人たちなはずです。

一言、ちょっと声をかけるだけで、折角の場を活かすことができると思います。少しだけ、自意識を抑えて勇気を出してみましょう。


★   ★ ★

以上、社交性の無い「ネットワーキング弱者」が、何とかIVSを意味あるものにしようと試みた工夫を紹介しました。

繰り返しますが、上記のことをやっても「SNSに写真が載るような華やかな存在」になることは難しいかもしれません。そんな華やかな存在になるにはまた違った努力(業界の有名人になる、運営の方とつながる、等)が必要かと思います。(それができたら、こんな文章を書かなくて済むようになります)

でもIVSには、僕みたいな社交性を欠いた人間が参加しても、「やっぱり行った意味があったな」と思えるだけの豊かな素地がありました。

そんなオープンで、豊かな場を活かす機会が、よりたくさんの人に届けばいいなと思います。

IVSにはSNSに載らない、地味ながらも重要なつながりを作れる機会があります。

なので、次回の時も、僕は気後れしながらも会場に足を運ぼうと思います。そして、自分と同じように気後れしてしまう同志のことを、会場でお待ちしたいなと思います。

来年、多くの方とお会いできること、楽しみにしております!


そして最後に、やはりこの大きな場を運営された事務局・スタッフの方々へ、あらためて心から感謝と敬意を表したいと思います。

事務局・スタッフの皆さま、本当にありがとうございました!
来年も参加します!(今からあえて宣言して退路を断つ)

#IVS2024

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