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キザでチャラいのはお嫌いですか❓ ダンスホールの女子キラー🔫💖Kranium

 あけましておめでとうございます🎍🌅 2022年は転勤したり、恋人ができたりと公私ともに充実した1年を過ごすことができました😄 執筆活動に関しても、たくさんの人に読んで頂けた1年だったと思います。悔やんだことがあるとすれば、『現場』にあまり行けなかったこと😱 年齢とともに音楽の趣味嗜好や、マインドも少しずつ移り変わり、20代前半の時のようには、足繁くクラブに通えていないのが現状ですが、、、それでも今年はもっと現場に足を運んで、より生の音楽情報をゲットしていくつもりです🔥 今年もよろしくお願いします😁

 では2023年一発目、紹介するのはKranium(クレニアム)🔥 彼は1993年生まれの29歳、ジャマイカはモンテゴベイ出身のダンスホールアーティストです。モンテゴベイと言えば、世界的に知られたリゾート地🌴😘 そんなモベイ出身のKraniumが得意とするのはギャルチューンという女性について歌った楽曲です🙋




 キャリアの初期にスマッシュヒットした「Nobody has to know」は「自分たちの関係は誰も知るはずない(からいいことしよう笑💓)」と彼氏がいる女子に迫るなかなか大人な内容でしたし、アーティストとしてのキャラクターがキャリア序盤からもうすでに出来上がっていますね笑😂 なんせキザでチャラい!(褒めてます😆笑)ちなみにジャマイカではたくさんの女性と関係を持つ男性のことを「ギャリス」と呼び、ある種のリスペクトを集めていることもお伝えしておきます。まさにKraniumはギャリスなワケですね。
 2015年、彼は同曲「Nobody has to know」のヒットを足がかりに、アメリカの大手レコード会社Warner Music/Atlantic Recordsと契約を結ぶこととなりました。現在は拠点をNYに移し、インターナショナルなダンスホールアーティストとして活動中です。ダンスホールは近年注目を集めているアフロビーツとの親和性も高いですし、世界的にレゲエ、ダンスホールが下火とも言われている昨今、もう一度ブームを起こしてくれることに大きな期待を(勝手に)寄せています💖

  その後Kraniumは、デジタル・レゲエをコンセプトとするヒットメイカープロデューサー集団Major Lazerにフックアップされ、アメリカのラッパー兼シンガーのタイダラーサイン、ナイジェリアのシンガーWizkidとともに、楽曲「Boom」に参加。この曲で、ダンスホール畑の外のリスナーからの認知を得ることに成功し、名実ともにインターナショナルな存在のアーティストとなりました👏 ちなみに私がKraniumを始めて聴いたのはこの曲だったハズ。ダンスレッスンを受けに遠征した東京で、練習用の曲として踊ったことを記憶しています。確か23歳の時でした😆笑 若かったな😂

 さてさて、「Kraniumはキザでチャラい」と勝手にレッテルを貼ってしまっているフシもありますが、じゃあ具体的にどうキザでチャラいのか。私が考えるに、その真骨頂は歌詞にあります。
 「Last Night」という曲を見てみましょう。

  この曲は「昨夜の情事」について歌っているのですが、サビの「Gyal sit down pon mi nine inch broom」という部分は相当チャラい(というかいやらしい笑)。和訳すると「ギャル、僕の9インチの箒の上に座って」と言う意味になるのですが、どういう思考回路をしていたら、こんな歌詞が思いつけるんだと、ついつい苦笑いしてしまいます笑😂

 他にも「Gal Policy」という曲では、「本命と過ごしている夜9時以降に、浮気相手は連絡してくるな」というかなりのマッチョな歌詞を披露。うーん。ファンタジーだと信じたい笑。

 更に紹介するのは「Throw The Window」という楽曲。彼氏がいるの女性の家で楽しんでいたら、予定外に彼氏が帰宅。窓から逃げるように女性にお願いされるという内容です。とくに面白いのは「She seh You nuh wah fight him Di bwoy exercise, thick like Mike Tyson 『貴方に私の彼と戦ってほしくないの。彼ってマイク・タイソンみたいに鍛えてるから』と彼女は言った」という部分。確かにマイク・タイソンみたいな男とはケンカしたくないですよね。緊迫感がありながらクスっと笑えるのが、小気味良いです。

    とまあ、このように、独自のユーモアセンスを交えて、男女のアレコレを巧みに歌いあげているワケなのですが、最近は少し趣向を変えて、チャラさを封印した楽曲もリリースしております。特に最新アルバム『In Too Deep』では、真面目な恋愛ソングが多く収録されており、「Kranium、そんなんもできるんだ!」という「何目線やねん」という感慨を抱いてしまいました😇笑。 いくつか例になる曲を紹介しますね。

 まず一曲目は「Without You」。「君がいないと生きていけない」という一途さを覗かせる歌詞です。R&B界の新星Queen Naijaとのコラボでも話題になりましたね✨

  同じくアルバム『In Too Deep』から「Special Woman」。「この愛は一夜限りではなく、一生続くんだ」と女性に対して真摯に向きあう内容になっています。

 と、最近は楽曲へのアプローチの変化もあって、ますます引き出しを増やしているご様子のKranium。もちろん「チャラくてキザい」曲もまだまだ同アルバムには収録されているので、聴き比べてみるのも面白いかもしれません🎵 でもやっぱり個人的にはギャリスなKraniumの曲が好きですね☺️ 皆さんはどちらがお好みでしょうか?😁

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