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おこげと点滴

入院3日目。
早朝のバイトと昼のバイトの間に
少しだけ時間があるのだが
おこげが家にいた時は膝に乗ってきて
ゆったりした時間を過ごしていたことを
思い出してしまって
帰ってきて1人で泣いた。

心の支えになってくれてたんやなぁ

夜、急いで病院に向かった。
昨日より呼吸が楽そうなのと
ケージの1番手前に出てきていた。

前足に血が少し滲んでいるのが辛そうだったが
先生曰く、数値的には大きく改善して
一旦命の危機というところは抜け出したとのこと。

それでもまだ健康な猫と比べたら
倍ぐらいの数値なので安心はできない。

説明が終わってもう少し一緒にいて良いですよと
言われたので頭を撫でたりしていたら
外に出たいのか家に帰りたいのか
私たちの体に前足を乗せてきた。

出るのを阻止するとウーッと唸る。

痛いとか怖い、
不安で帰りたい気持ちが伝わってきた。

おこげの健康のためとは言え、
治療は人間のエゴでしかないのかなとか
色々考えてしまう。

検査結果はまだ出ないので
原因や急性なのか慢性なのかもわからないし
明日さらに数値が下がっていくのかも
分からないので未だ不安だ。

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