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見える音程の世界⁈-第1回オアゼミ報告-

オアシスレポート編集部のshokokuroです。

2019年の終わり頃から、オアシス内は音程の話で持ちきり♪(^.^)♪
秋には2回にわたって「音の迷路」というセミナーが開かれました。

そして2020年のオアシスはオアゼミでスタート!

テーマは音程とハンドサイン🎶

吉祥寺のレンタルスペースに朝の10時過ぎから集まった11人。
持ち寄ったおやつをつまみながら岩崎氏の繰り広げる音程の話に頭をひねり、
後半は教わったばかりのハンドサインで気持ちよく歌いました♡♬

最初に登場したのはピタゴラスさん。
ピタゴラスの定理で名高い、
あのピタゴラスさんです!

時は紀元前6世紀、弦の長さの分割で音の高さを規定し音階を形成させました。
これがピタゴラス音律です。

ところがオクターブ離れた音は最初の音と微妙なズレが生ずるなど、
色々不都合が出てきました。
そこで1オクターブを12等分した平均律が用いられるようになった…
この辺りまでは昨秋の「音の迷路」でも聞いたお話。

今度はアレクサンダーさん登場!
セントという音程の単位を考案した19世紀イギリスの民族音楽学者アレクサンダー・ジョン・エリスです。

セントという単位は「音の迷路」でも聞いたのですが、アレクサンダーさんの登場でぐっと身近なものになりました。
イラストの顔が似ているか否かは別として(^-^;

この丸を線で繋いだ図、オアシス民なら目にした方も多いかもしれません。
調和する(ハモる)音と音との関係を、計算によって導き出すもので、算数が苦手だった私も夢中になっちゃいました♡

いよいよ満を持しての登場‼️
純正律ブロック🎶
音と音との関係、調和がひと目でわかります💗

このブロック、岩崎氏のお手製です♡
純正律では、お隣同士の音との関係(距離)が均一ではありません。
それがブロックの高さと色でわかるようになっています。
因みに、平均律だと全てのブロックの高さが同じになります。

これを何セットも作って音遊びをしたらきっと楽しいだろうなあ♬

音は聞くもの奏でるもの、と思ってきましたが、
かつて数学者や哲学者は音と音との関係を様々な計算によって導き出し、一定の決まりを作ることで合奏を可能にしてきたのでした。

でも民族によってもっと異なる音律を持っている人たちはたくさんいますよね。
つまり私は広大な「音」の世界のほんの隅に立っているだけ。

アレクサンダー・ジョン・エリスはケンブリッジで学んだ秀才で、元は法律学を専攻していたのに数学や物理学、とりわけ音響学や音声学に格別の興味を抱いて法律を捨てるにいたったのだそうです。

こんな深遠な世界を手軽に学べるなんて、
オアシスは凄い❣️
長くなってしまったので、
後半のハンドサインのお話はまた後日🎶

※この文章を書くにあたり『事典 世界音楽の本』『学生音楽事典』『諸民族の音階』を参考にしました^_^

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