紫陽花の季節に

今日ふらりと寄った書店で、『教科書でおぼえた名詩』という本を買いました。

「大人」になってから詩を読む機会はメッキリ減ったけれど、若い頃に好きだった詩は頭の片隅に残っていて、何かの拍子に不意に思い出したりします。

この本にも載っている萩原朔太郎の「こころ」もそんな詩のひとつ。

こころをばなににたとへん
こころはあぢさゐの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。

萩原朔太郎『純情小曲集』より
「こころ」第1節

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