HP 作成の巻3


 インターネット接続 1998.06.26
 一生繋がらないのではと思われたインターネットが、ついに接続されたのは、先にも書いたように98年4月27日だ。結局何が悪かったのかわからずじまいで、リムネットのサポートセンターと電話で十数回やりとりした末に、ようやく繋がった。ネスケと、今では過去の遺物と化しつつある(でも、手放せない)InlineTsmというインライン変換に対応してないエディタなどをインライン化する機能拡張が、盛大にコンフリクトを起こし、なぜかATOK8の漢字変換で爆弾が出るという症状が出て、Inlineをインストールし直し、設定を変えたら、今度はシステムに付属しているPPPとFREE PPPとがぶつかってるしで、フリーズ、爆弾、エラーの連続で死ぬかと思った。OSを7.6に入れ換えて、7.6.1にアップデートしたら、設定も簡単で、あっという間に繋がったのであった。

 しかし、メモリが36メガで、パフォーマの575(68kマシンというやつで、のろい) で、モデムが14400bpsというのは、メールはともかくwwwを見て回るには、かなりのストレスだ。大きな写真が使ってあるページなんて、表示し始めてから、台所に行き、お湯を沸かして紅茶の葉っぱが開くまで3分ね、とか言いながら自己流の前屈運動などをして、カップを持って戻ってきたら、ようやく全貌が姿を現しているんだよう。(号泣)

 最初に繋いだのは、やっぱり筒井のジャリネット(真実は、デフォルトでネットスケープのホームページが最初だ)だあ。扉に少し若い筒井の写真があり、思わずダウンロード、ああ、あたくしのデスクトップには、現在20人の筒井様のお顔が……。

同居人には、いたく不評で「ウイノナ・ライダーちゃんの写真にしてよ」などとほざくが、無視無視。

だらだらと見てると、時間がどんどん過ぎて行く。2時間3時間なんてすぐである。こりゃ、いかん、1回1時間までにしよう、とゲームを制限される子どものような気分だ。

 いろんなサイトを見て思うに、継続して見てみたいと思わせるところは、なかなか無い。リンクなども、おともだちの輪じゃないけれど、面白くもないのにお薦めするなよって言いたくなるお薦めリンクが多すぎる。と、人を非難するのは容易くて、自分で実行するのは難しい、ので製作所のリンク集は未だ工事中だ。テーマを持ったリンク集に出来れば面白いかもしれん。リンクだけでも価値があるサイトってのは確かに存在する。yahooももともとは、そんな個人のリンク集だったそうだしね。本屋ってのは、仲介業のようなものだから、性分的には合っているかもしれん。まあ、でも自分も発信者になりたくてホームページを作るなどという、面倒くさいことを始めたんだし、リンクだけが価値がある、と言われないようにはりきってみよう。と、とりあえず、目次をつくり始める。扉ページの背景画像を作ったのは5月の7日の事だった。インターネット接続してから10日目だ。クラリスワークスのドローソフトで、文字と背景を作り、グラフィックコンバーターというマックでは定番の画像変換補正ソフトで手を加える。もう2度と同じものは作れない。正倉院のイメージのようなイメージ、と、ある人から言われ、黒に金色が金箔の雰囲気なのかな、と改めて眺める。しかし浮かび上がる文字は「たかくら&みえぞう製作所」である。まぬけだ。別の人から「みえぞう」というのは西原理恵子の真似かと、言われるが、たかくらが中学生の時の日記に既に登場しているので、こっちのが先だと言ってやる。ほかのバージョンで「みえはる」(これは、タレントの真似だ)「みえざえもん」などがある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?