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友達の術式のイメージは、「芳香剤ではなく、消臭剤」だった

グレープフルーツの香りは、人を、新鮮で活動的な気分にさせ、ラベンダーの香りは、人を穏やかでリラックスした気分にしてくれるらしい。

⁡だから、職場で頑張るためにグレープフルーツのハンドクリームをつけるのは間違ってない、みたい。

【参考文献】平山令明『「香り」の科学 匂いの正体からその効能まで』, 講談社, 2017, p.218

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今日は水曜日。週も半ばで「お疲れ」だったけど、職場で「香りの領域展延」術式を使ったので、なんとか乗り切れた。

領域展延とは、昨日もnoteに書いたとおりで、水のように、自分だけを包む液体や膜な薄い領域を展開して、相手の攻撃から自分を守る呪術。(『呪術廻戦 10』第84話)

「香りの領域展延」とは、好きな香りを身にまとって、職場のプレッシャーから身を守り、周囲にやる気を見せる、という職場での頑張るための術式。

香りが直接的に脳をハッピーにさせ、やる気を高め、香りの効果で、仕事の効率をあげる。

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今日、仕事が終わってから、数少ない友達に、この「香りの領域展延」の術式について話した。

友達は、きっと、「あー。またバカなこと言ってる。」と笑ってくれる、と思ったら、違った。

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友達は、『香りを身に纏って敵に対峙する(職場の大変さ・困難・敵に立ち向かうより)、「消臭」能力を追加すれば良いのでは?』と言った。

つまり、大変さ・困難・敵に「好きな香り」で「立ち向かう」のではなく、大変さ・困難・敵という「不快な匂い」を「消す」方が良い、と言った。

イメージは消臭剤、だそうだ。

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私は、友達のその発想に、驚いた。

好きな香りで、嫌なこと・嫌な匂いに、ごまかすのではなく、嫌なこと・嫌な匂いを、消臭する。

芳香剤ではなく、消臭剤。

職場での「敵」からの攻撃を「防御」するのではなく、攻撃を「無力化」する能力(術式)を身につける。もしくは、「無力化」する能力があるアイテム(呪具)を持てば良い、というのが友達な発想だ。

ここで言う「敵」は、人間(仕事仲間・仕事相手など)とは限らない。敵は、部屋の温度だったり、プレッシャーだったりもする。

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敵攻撃を防御するのではなく、攻撃を打ち消す。
・・・なかったことにする。
・・・無力化する。

ん?

それは、『文豪ストレイドッグス』太宰さんの異能力「人間失格」だ!

異能力「人間失格」は、太宰さんが異能に触れると全て無効化されるという力!

なんてこった。そりゃ、最強だ。

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職場の大変さ・困難・敵を無効化する能力・精神力を持つ、ということは、職場で大変さ・困難・敵に遭っても、揺るがない自分になること。

そんな能力、私には、とても無理だな。

でも、そんなことできたら、そんな「聖人」の境地に立てたら、最強だね。


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