多趣味すぎるすぎやまこういち

ドラクエシリーズ全作品の楽曲を手がけている作曲家、編曲家、指揮者のすぎやまこういち。しかし音楽家以外の顔もすごかった!ここではすぎやま氏の深すぎる趣味を紹介していこう。※2018年の文章です。

カメラ愛がすごい

小学5年の時、街でみかけた豆カメラをきっかけにカメラを好きとなったすぎやま氏。フジテレビに入社した翌年、29歳のときに初めて自分のカメラを購入した時から"クラシックカメラ熱"がメラメラと燃え上がり、一時期は国内外含めて2000台以上のカメラを所有するほどに。

通称エンカメと呼ばれる安物などの「夜店感覚のちょっと変わったカメラ」が好きと言っているが、中には日本に2台しか残っていない1915年の"スターカメラ"や、コニカ本社にも残っていない1903年の"チェリー手堤用暗函Ⅱ"といった超貴重品も所有。

1985年には国産カメラ2205機種を紹介した「国産カメラ図鑑」を出版。コレクター所有の珍品や名機、各メーカーの試作機まで日本のカメラの文化史としても貴重な資料が掲載されており、すぎやま氏自身が全国のカメラコレクターの元に出向き自身で写真を撮って完成させた魂のこもった1冊。

すぎやま氏のサイト内ページ「国産カメラ図鑑」


テーブルゲーム愛がすごい

どうやらカメラの時と同じく小5が趣味のターニングポイントなのか「麻雀?小学5年のときに覚えたよ」と語っているすぎやま氏。父が日本麻雀連盟の規約担当理事で、両親は麻雀がきっかけでお付き合いを始めたことから、すぎやま氏は少年時代から麻雀・カードゲーム・花札などをみっちり教わったそう。

大人になってもテーブルゲーム愛は変わらず、収集癖もあることからおよそ300種類ものテーブルゲーム、ボードゲームを所有。中でもモノポリーが大好きで、これだけでも世界各国で発売された30種類ほどを所有している。またバックギャモンも強く、現在も毎年開催されているバックギャモン日本選手権の1997年秋大会で優勝。日本バックギャモン協会の名誉会長を務めている。


食べ歩きがすごい

家の壁に牛肉の部位が書かれた紙が貼ってある。焼肉屋で肉の切り口を見せてもらう。などなど父からの"食の英才教育"のおかげで食べることが大好きになったすぎやま氏。自身のウェブサイト「すぎやまこういちの世界」の中に「僕の好きな店」というコンテンツがあり、東京編、関西編、その他編、さらにはとんかつを食べるならここ、うどんすきを食べるならここという風に食べるべきメニューの指南まで行ってくれている。

紹介されているお店の数は優に100軒越え!ゲーム界きってのグルメ・さくまあきら氏と家族ぐるみで美味しいものをよく食べており、時々さくま氏のSNSでその様子が垣間見えることも。

すぎやま氏のサイト内ページ「すぎやまこういちの好きな店」


多趣味、健康の秘密は?

御年87歳となったすぎやま氏の健康の秘訣は「自然体」。お酒は飲まないが食べたいものを食べており、たばこも吸いたいときに吸う。スランプになった時は美味しいお肉を食べたり寄席を楽しむことでリフレッシュ。「健康法」にとらわれないことが健康の秘訣なんだそう。「遅寝遅起き、たばこプカプカ。食べたいものを食べ、ジョギングなんて絶対しない。運動なんて体に悪いことは、一切やらない」

すぎやまトリビア1 「ザ・タイガース」の名付け親

沢田研二や岸部シローらが所属していたGSブームの頂点とも言われるザ・タイガース。その名付け親が当時フリーのテレビディレクターだったすぎやま氏。1966年11月、音楽番組「ザ・ヒットパレード」に彼らが出演する際、すぎやまが「トラやヒョウを思わせる敏捷な動きなのでどちらを選ぶか迷っていたが、関西から上京してきたからタイガースだ」と命名した。

すぎやまトリビア2 ドラクエ2のために最高級テレビを購入


良い画面でドラクエをプレイしたいから、、、という理由ではなく「ふっかつのじゅもん」のため。ドラクエ1のふっかつのじゅもんが17文字に対してドラクエ2は52文字。書き間違えては大変と、大金をはたいて"画面がプリントアウト出来るテレビ"を購入した。そのおかげで「ね」と「わ」の違いが克服できたと語っている。

すぎやまトリビア3 分かりづらいから"すぎやまこういち"


本名の漢字表記は「椙山浩一」。表記をひらがなにしている理由は、間違えて「まさやま」と呼ばれたり「杉山」と書いてしまう人がいるので、ひらがなにしてしまったそう。


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