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「お帰り」と言うために〜拉致被害者・特定失踪者家族の集い〜に参加して

2023年10月21日、久しぶりに都民広場に行きました。
『「お帰り」と言うために〜拉致被害者・特定失踪者家族の集い〜』に参席のためです。
前回同様、東京都庁・都民広場で行われましたが、人の入りは前回よりも少ないように感じました。
 行事自体は午前中から行われていて合唱や対談等が行われたようですが、筆者が会場入りしたのは午後でした。
 筆者が会場に着いた時は、ちょうど被害者家族の訴えが始まったところでした。
 “拉致”関係のイベントはけっこう行われていますが、被害者家族が中心になるものは意外に少ないものです。
今回の主役は御家族の方々で皆さん、思いの丈を語っていました。そのため、予定時間を大幅に過ぎてしまいましたが。
 内容は既に知っているものが大半でしたが、実際に当事者の声で聞くと真に迫るものがありました。 
 この場に来られなかった方の中には、ビデオメッセージを寄せてきた方もいました。
 また、今回初めて台湾人拉致被害者のお母さんが代理人を通じてメッセージを寄せました。ご本人の希望によりこれまで非公開になっていましたが、日本からは日本人、在日コリアン以外の人も拉致されています。
 三十余名の被害者の御家族の“訴え”が全て終わったのは閉会時間を大幅に超えた時刻でした。
 締めくくりは参加者全員による「ふるさと」の合唱でした。
 冒頭に記したように、今回の集会は前回よりも少なかったです~前回は本当に会場が満杯で賑やかでした。
同日に行われた新橋方面の集会に行ってしまったのでしょうか。
 また、被害者家族の参加も前回よりも大幅に減ったようです。この間に亡くなったり、病気や高齢のため、会場に来るのが難しくなったためでしょう。
 どなたかが、政府や関係部門の人々は、このまま家族や被害者本人が全員亡くなるのを待っているのではないかと仰っていましたが、筆者も同感です。すべてをこのままウヤムヤにしたいのでしょうか。
 個人的には、出来ることはまだ多くあると思います。政府及び関係部門の方々は、とにかく出来ることは全てして欲しいと思います。
 会場が野外のためか、観光客グループと思われる人々も通りすがりに会場を眺めていました。垂れ幕やポスターに英語が併記されていたら、彼らもこの集会の意味を理解出来たことでしょう。この点が少し残念でした。
 主催者側がいっているように、こうした行事は今回が最後になります。次回は「皆さんお帰りなさい」と帰国した拉致被害者たちをねぎらい歓迎する集会になることを願っています。

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