最近、就労継続支援B型という障害福祉通所施設の運営を行う会社に勤めだしました。フルタイムだとすごセン運営とかほかの仕事が入ったときに動けないのもあり、週4日勤務にしてもらい、すごくありがたいし、ちょうど良いです。そこではぼくは施設外労働としてマンションの共用スペースの清掃に利用者の先輩方とともに行っているのですが、これがなんと清々しいのか!なんなんだろうこの清々しさと考えています。ひとつはシンプルに身体を動かす感じと、4人で役割分担してひとつのことをやり遂げることが共有できているからだと。このふたつめの共同作業には、「『芸術と福祉』をレクリエーションから編み直す」という取り組みをはじめるにあたって想定していたニュアンスが込められていて、ともにすごすことをぼくはレクリエーションと呼んでいるのですが、特に福祉と芸術の入会地をイメージしています。余暇的な部分だからこそ混じり合える、作品をつくるというこう力のある行為ではなくて。たとえばアーティストがふだん培った技術をふと自然に持ち出してみる、そういう再創造というか、これまでの経験で持てたものを再利用する感覚。そこからどちらかが導くわけではないありようを確かめあうことが力になるという、そういうイメージです。決めきらなさ、余白。あと、それを行うための余裕。そこに共同作業、レクリエーションの可能性をみます。労働の休息としての本来の意味ももちろん含まれているとおもいますが、とかく価値についてばかり目が行くことによって非価値化されていくもの、相対的に価値が下がる弊害をなんとかなくせないかと考えているんですね。