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ハゲランドという薄毛を元気にする「おもしろメディア」を作った話。

若ハゲの私がハゲランドを作った経緯。

私は29歳の時に友人と間接照明の物販(ネットショップ)を行った時に、インターネット集客が得意な別の友人からSEO対策を教えてもらい実践することで、人生で初めて事業を軌道に乗せることができました。
20代の内はビジネスという観点では自分の力で事業を軌道にのせることができず悩んでいましたので、SEO対策による集客は私の人生を変えたと言っても過言ではありませんでした。
それから色々なキーワードでSEO対策をしながら集客をしてきた私はある事を考え始めます。
何を隠そう私は27歳で若ハゲをスタートさせました。若ハゲの苦しみは若ハゲにしか分かりません。私は運良く友人や彼女に支えられながら「明るいハゲ」になれたのですが、運悪く「後ろ向きなハゲ」になってしまう人もいます。
「ただでハゲてなるものか」という気持ちとともに思いついたのが、自分の若ハゲ経験を活かしたハゲメディアを作って、楽しくアフィリエイトなどで儲けてやろうじゃないか。というものでした。
ハゲランド(hageeee.com)ができた最初の最初の経緯はこれでした。

まずは、1人で薄毛ブログを作ってみました。

何から始めたら良いかわからなかったのですが、間接照明の事業をしている時に私にSEO対策を教えてくれた友人が行った、一泊二日でアフィリサイトを作る合宿に参加して「薄毛スタイル」というブログを作ってみました。
とにかく「商品名」の「評価」や「メリット・デメリット」をうたう記事を作ったりと、なんとなくアフィリエイト用のブログを作り始めてみました。
当時、別のネットショップを運営していて、軸足が薄毛メディアになかったこともあり、アフィリエイト報酬はほぼ0という結果でした。
それから数年して、もう少しちゃんとアフィリエイトもやろうと思い、別の薄毛ブログを作り始めましたが、それも上手くいきませんでした。
でも、色々な薄毛ブログを競合リサーチをしながら見ていくうちに、薄毛やハゲのアフィリエイトメディアは、なんだか怪しいデザインが多くてみていると気持ちが落ちる感じがすると思い始め、何か薄毛やハゲを題材にした楽しい企画をWEB上でやりたいと思い始めました。

友人を誘って3人でハゲランドを作ることにした。

当時、友人4人でインターネット集客のノウハウを共有する、沖縄の合宿を企画していて人間関係的な距離感が縮まったこともあり、4人のメンバーの内の2人を「薄毛のメディアを作ってアフィリエイトやらない?」と誘いました。
1人はすでにアフィリエイトで月の報酬が数百万円の実績があり、もう1人は私よりもしっかりハゲていてスキンヘッドでした。スキンヘッドの彼は私よりもキャラ立ちしていて、薄暗い薄毛業界を一緒に明るくしていけそうな気がしてお誘いしました。
3人で簡単に打ち合わせをして「ハゲランド」という名前をつけました。
私としてはディズニーランドのように、明るい世界観をハゲや薄毛の世界に持ち込みたいと思ってのネーミングでした。

地道に頑張った初期段階

初期段階は何もないので、とにかくコツコツと記事を書いていきました。これまで薄毛ブログを2つ失敗してきた私の経験も多少生きたのではないかと思います。
記事製作は主に、私とスキンヘッドの彼です。
AGAの病院に実際にいってカウンセリングを体験したり、AGA治療を行っている患者さんへのインタビューをしたりしました。お医者さんへのヒアリングも具体的な情報をもらえて有益でした。
ある程度、記事がたまってきた段階で良質な被リンクを集めるために、相互フォロー、SNSでの投稿、友人へのリンクのお願いなど、色々と工夫を重ねました。
当時狙っていたアフィリエイトの商材は「育毛剤」「シャンプー」「AGA治療」だったので、競合ひしめく業界では中々結果はついてきませんでした。でも、私の中に確信に近いレベルであったのが「薄毛業界のWEBメディアが暗くて怪しくてうんざりしているので、明るくて面白いWEBメディアがあったらどんな人でも面白がって喜んでもらえる」というものでした。

企画を楽しんだ中期段階

ある程度のアフィリエイト用の記事や、自分たちが書きたかった記事が溜まってきた段階で、3人で色々と打ち合わせをして面白い企画をWEBメディア上でやることにしました。
上野公園に集合してハゲの撮影会を行ったり、小笠原諸島に48時間かけて往復で行ってみたり、沖縄の占い師にスキンヘッドの彼の恋愛を占ってもらったりと、やっているだけも楽しい企画でした。
順番は前後しますが、アフィリエイトではないですが、記事広告のお仕事をいただいたり、有名な薄毛サロンの会社から広告用のタレントの様な契約を提案いただいたり、大きかったのはAERAから取材を受けたりと、ハゲてみるものだなと思うほど、嬉しかった時期に差し掛かりました。

一気に報酬が上がり、一気に下がった末期段階

SNSで話題にされるようになり、スキンヘッドの彼がマネジメントしていたライターチームの記事の質が高かったことや、もう1人の仲間の分析や記事制作力の高さなどもあいまって、結果的にアフィリエイト報酬が月額で1000万円に届く月も出てきました。(実際はキャンセルもあり800万円強だったと思います。)
SEOとしても色々と調子が良く、中でも「薄毛」「育毛剤」「育毛剤 ランキング」で1位をとっていた時期は、驚くほど育毛剤のアフィリエイト報酬を積み上げることができました。
ここまで調子が良いと、育毛剤メーカーからもアフィリエイトの特別単価の提案をいただいたり、私たちから交渉させていただいたりなど、初期段階の記事をひたすら書いていくのは違う仕事になってきたと感じました。
そうこうしている内に、私たちはハゲランドを次の段階に進ませようと、MTG合宿を組んだりして色々と話し合ったのですが、明確なビジョンを打ち出すことができずしばらく時間が過ぎました。そのうちに海外の関係のないサイトからの被リンクが毎日積み上がったり、コピーサイトが何個もできたりと、多少の悪意を感じる競合合戦が始まり、結果的にハゲランドはSEOの順位を保つことができず、アフィリエイト報酬もほぼなくなっていくという結末を迎えます。

のぼりは調子良く、下りはひっそりと。

のぼり調子の時はSNSでも「薄毛の我々はものすごく調子がよいのだ!」と大きな顔をしていた部分もあったのですが、調子が下り坂になるとひっそりとハゲランドに使う時間が減っていき、3人は各々が別にもつビジネスに時間を使うようになっていきました。
被リンクの対策やコピーサイトの撤去など、他にもSEO対策の順位復活に色々と試行錯誤したのですが、中々結果に結び付かず苦労しました。
他の事業もですが、伸ばしていく楽しさと、下がっていくのを対策していく大変さは前者をいつも味わっていたいものですね。(そうはいかないのが経営だとは思いますが、、)

しばらくの充電期間を経て、改めての話し合い。

SEOの順位は落ちたものの面白メディアとして以下のようなページがあったのでハゲランドはそのままにしていました。

・往復48時間 滞在3時間 海水浴3分!日本一遠い島『小笠原諸島』に行ってきたよ。

女子高生AIりんなにLINEで薄毛の悩みを相談したら衝撃の回答が返ってきた!

ハゲた俺でも女性にモテるの?沖縄の凄腕占い師に理想の女性を占ってもらってきた。

ハゲランドは私自身のアイデンティティと繋がっている感じがしていて、初めてお会いする人にハゲランドというWEBメディアをやっている時期がありまして、と自己紹介にハゲランドを使うことがあり、私としてはひっそりとインターネット上にハゲランドが存在していることが都合が良かったのです。
「高井さんっておもしろーい。なのに、事業もやられていてすごいですねー!」そんなコメントをもらえるたびに、にんまりしたような気がします。

ある日、ハゲランドがのっていたサーバーのレンタル期間が終わり、ハゲランドがインターネット上から消えてしまいました。失って初めてわかるなんちゃらのような感じで、ハゲランドを復活させたい気持ちが湧いてきました。再びアフィリエイト報酬が欲しいというわけでなく、インターネット上に若ハゲになった私は若ハゲで苦しむ以上に、ハゲ遊びを友人とWEBで表現してアフィエイト報酬まで得たんだと、ちょっとした自慢になっていたことが気がつきました。
そこから、ハゲランドを一緒に作った友人2人に「一緒にハゲランドを復活させる」「ハゲランドを高井に譲ってくれないか」など相談を始めました。
結果的に、友人2人から私が買い取る形でハゲランドは高井1人の体制になることになりました。

サイト譲渡が完了してフツフツと湧いてきた気持ち

親しき中にも礼儀ありと思い譲渡契約書を作ったり、私なりに2人に失礼がないようにとハゲランドの譲渡をすすめました。譲渡金額は私から提案させてもらい2人に受け入れてもらう形で決まりました。
そこまで高くない金額にうなづいてもらい感謝が大きかったのですが、すでにアフィリエイト報酬もなく利益0のサイトを買い取るには、それなりのストレスがかかりました。
サイトを無事に別サーバーに移し、ドメイン移管も完了して、インターネット上にハゲランドが登場してしばらくすると、すでにゴールしたはずの私に「やっぱりハゲランドをもう少し頑張ってみたい」という気持ちが湧いてきました。
何をどう頑張りたいのかよく分からないのですが、なんとなく事業を買い取った金額くらいは回収したいと思ったのと、まだ何かハゲランドでできるんじゃないかと思ったのが、思考の発端だと思います。

薄毛男子が本当に困っている事を解決してみたらいいんじゃないか?

ハゲランド(hageeee.com)はすでにアフィリエイト報酬が0円だったので、アフィリエイトにこだわる必要がなかったので0ベースでハゲランドにできる事を考えてみました。
すると思った以上に何もでてこなくてびっくりしました。WEBでおもしろメディアや、アフィリエイトの記事を作る活動にモチベーションが湧いて来ず戸惑いました。
そこで視点を変えて薄毛男子が何に困っているかについて思いを巡らせてみました。そこで出てきたのが人間関係の中でも大きな2つのテーマでした。
「恋愛(結婚)」と「仕事」の2つのテーマを薄毛男子はネガティブに捉えているような気がしました。
そこでなんとなく、薄毛男子に対して「結婚マッチングのサービス(薄毛専門の婚活パーティ)」「薄毛男子のビジネススペックを正しく評価する転職サービス」などをやってみたいと思いつき、何人かの否定されなそうな友人に話を聞いてもらったりしました。
「面白いね」などの良い反応をもらえたことから、ちょっとやる気がでX(旧Twitter:https://twitter.com/hagehageland?lang=ja)を復活させ、思い思いに呟いたりしながら、どうしたら良いものかと思いを馳せたりしていました。

ここから先の新生ハゲランド(hageeee.com)については、現在進捗中ですので、改めてNoteに書かせていただきます。

よろしければ、XなどのSNSで近況をチェックしてやっていただけると嬉しいです。

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