エアコン

 毎日本当にうだるようですね。おまけに週3回程度バドミントンの練習をしてています。夜の練習はまだ少しマシですが、1回だけは昼間の練習です。ドアを閉めた上に隙間から光が入らないようにカーテンも閉めて天井から20kW以上のライトで照らしますので蒸し風呂状態で動きます。もう途中で汗まみれになり、シャツからは絞らなくても滴ってきます。
 しかし、私は前にも書いたと思いますが、エアコンが嫌いです。練習の後はビールと冷酒を飲みながら扇風機です。TV等で水分補給とエアコンの適切な使用を呼びかけていますが、「水分は十分補給しとる」と言いますと妻は「アルコールは水分補給とちゃうで」と叱られます。そして車に乗っているときもエアコンは使わず窓全開で窓枠に右肘を載せて走っています。少し前まではそんな車をちらほら見かけたのですが、今は全然見かけなくなりました。田舎ですから軽トラックも多く走っていて、昔は全車窓全開でしたが最近は全て閉まっています。
 家にいるときも扇風機だけですが、台所で妻が料理をするので暑くなるのでエアコンを入れます。ですから夕食時はエアコンの風が来ないところに座って食事をし、終わり次第すぐ台所を出ます。出た瞬間にむぁっとなりシャツが肌に張り付く感じが嫌で堪りません。
 そして夏になると困るのが喫茶店です。ほぼ毎日喫茶店に出かけてモーニングを食べています。ところがエアコンが設置されていて寒いのです。ですから上着を1枚持って出かけています。そして機器からできるだけ遠いところに座ることにしています。行きつけの店では周りに客がいなくなると弱めてくれるところもあります。しかし今年はあまり寒くはありません。多分電気代の高騰で設定温度を高めにしているのではないでしょうか。物価高もたまには良い亊だと感じています。
 他にもこの暑さには助けられている面もあります。お風呂です。風呂当番は私です。薪焚き風呂ですが、太陽風呂がありますので、この暑さで80度くらいの熱湯が出てきます。昨日の残り湯を少し出して熱湯を入れて適温になるぐらい残せば後は蛇口をひねるだけ。昨年は1日中曇りや雨の時は薪で焚かなければいけない日もありましたが、今年はありません。助かってます。ただし今のうちに山から木を切り出して適当な長さに切って割って乾燥させる仕事はありますが・・・。年取るとこれがかなりのハードワークになります。
 老人は寝るときもエアコンの適切な使用を呼びかけていますが、使っていません。暑がりの妻も夜は殆ど使いません。ありがたいことです。人口密集地に住んでいる人には考えられないことだと思いますが、田舎では窓を開けて眠れますので、涼しいを通り越して寒いことが多いのです。私は1時前後に寝床に入りますが、肌布団の上に毛布を掛けた物を準備していて、毛布を使うかどうかを涼しさで判断しますが時には夜中に寒くて目が覚めることもあります。おかげでぐっすり眠ることができます。強いて言うなら梅雨の時期が一番寝苦しいかも知れません。
 私の部屋は南と西に大きな窓がありますので暑いです。部屋の温度計は40度以上を表示することもありますが当然扇風機だけです。堪らなくなったときは外に出て日陰で風が吹いている場所を探します。全然風が吹いていないときもありますが、少しは吹いていることが多いです。その少しの風でも涼しいと感じられるようになりました。ですから密集地に住んでいる人がここに来ても涼しいとは感じられないと思います。エアコンの強烈な涼気に慣れてしまった人にはこのかすかな涼しさは感じられないと思いますから。逆の例を言えば北海道の人が四国に来ると寒いと感じるそうです。北海道は寒いのでしっかり防寒しますが、四国はかなり温かいので防寒をあまりしないからです。
 もう立秋ですが『秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる』を感じられない人は多いのではないでしょうか。

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