熱中症

 全国的に異常気象ですね。水が欲しい四国にはほとんど降らず、水不足が続いているのに、大雨になって災害も起こっている地域もあります。そして異常な暑さは全国的に広がっています。そのため熱中症で救急搬送される人が増え、亡くなった方もかなりいるようです。電力不足も続いていますが、エアコンを適切に使うようにと言われますが、私は嫌いだと本にも書きました。喫茶店に行くときは長袖の上着を持って行きます。そして涼しい席を勧められると「外は暑いんやけど、懐が北極やけん、まだ寒いんよ」と断っています。確かに涼しいところは気持ちが良いのですが、外に出たときのむあっとして着衣が肌に纏いつく感じが大嫌いなのです。昔母が住んでいた家にシロアリが住み着いてだめになり、建て替えるために壊したとき、母が使っていたエアコンを私の部屋に移しましたが試運転に使っただけでその後一度も使わず、現在は壊れています。
 車に乗っているときも窓全開でエアコンは使いません。しかし行き交うほとんどの車の窓は閉まっています。ガソリン高いのになあと思いながら見ています。
 家でも一人の時は使いません。扇風機を使うことは多いですが、一番好きなのは自然の風です。田舎ですから家の周りにある日陰のどこかには、強弱は別にして必ずと言っていいほど風は吹いています。そこに椅子を持って行き、ビールや冷酒など飲みながら涼むのは最高です。夕方になると庭木の間にハンモックを吊し寝るのも気持ちいいものです。手につまみと缶ビールなんかがあれば最高です。普段は冷酒ですが、暑いときはついビールとなってしまいます。夜も同じです。妻は夕食の準備や就寝時に使うことがある程度あります。これは仕方が無いと思いますので、できるだけ近寄らないようにしています。私はどんなに早くても午前0時前に布団に入ることはありませんので、妻が寝入った後にエアコンを止め、窓を開けます。すると夜の冷気がゆっくりと入ってくるのが分かります。風の無いときでもその冷気を肌で感じることができます。涼しいと感じられるのです。若い頃はこれを感じられませんでした。そして、エアコンや扇風機になれた人や若い人には感じてもらえないかもしれないと思います。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」と同じ感覚ではないかと感じられるのです。田舎の夜は秋なのです。そのせいもあってか昼間は暑いのですが、熱中症とは無縁です。田舎も昼は暑いのですが・・・。そしてヒートアイランドとなる都会には住みたくもないし、住めないと感じています。

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