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地方企業の地殻変動


最近、地方案件のコンサルが急増している。
意図している部分もあるが、意図せずご依頼いただけることもよくある。

現在、1都3県を除くと大分県・福岡県・愛媛県・兵庫県・岡山県・京都府・茨城県・群馬県・青森県のお客様がいる。
コロナ前からお取引のあるお客様を除けば、ほとんどの企業様とは対面でお会いしたことがない。

この流れは、確実にコロナ以後の傾向だ。地方でも先進的な企業様は、zoom等のオンライン会議を実施し、地理的な制約から解放できる可能性に気づいている。地方創生や助成金、グローカルと様々な施策がコロナ前に実行されてきたが、どれもいまいち効果が出にくかった。

しかし、今地方の優秀な企業が、今まで以上に柔軟に事業成長の絵を描き始めていると痛感する。中小企業の淘汰が始まってはいるが、少しずつ世代交代も起こり、静かなうねりが地方から生まれる土壌はできつつあるのかもしれない。

都市と地方という形容が、今までほどの競争差異にならない時代。私の会社は僭越ながら、「日本の未来をアップデートする」というビジョンを掲げている。
日本の未来は、「よそ者、若者、ばか者」が変革していかないといけない状況の中で、自分はもう「若者」ではないので、「よそ者、ばか者」というポジションしかない。

地方企業の50代・40代・30代の経営者様や担当者様と新たなチャレンジをしていけることは、とても勉強になるし、単純に楽しい。
各企業の抱える課題はさまざまだが、どれもしっかりと戦略や戦術を明確にし、ブランディングやマーケティングを活かすことで、成長可能だ。
そして何よりDXやテクノロジーの力が大きい。5Gやデジタル庁創設含めて、今後の生存可能性は、DXやテクノロジーの導入や理解によって、成長の差が鮮明になる。

コロナで大変なことも多いが、この地殻変動はコロナで顕在化したことは事実だ。コロナ前、地方は対面前提の案件が多数を占めていた。地理的な流動性に加えて、人材の流動性も高まっている。
地方が趨勢していくことで、都市の役割も変化する。東京のような都市の成長は重要だが、地方にある優秀な中小企業が世代交代し、更に成長していくことで、日本全体の足腰は強くなる。

コロナ以後の東京の在り方や存在理由も微妙に変化したと実感する。都市と地方のあり方を少しずつアップデートしていきたい。
都市や地方を自在に行き来し、海外へ。本格的なグローカル企業が、今後どんどん生まれてくる。

そんな未来に期待したいし、少しでも尽力できるよう日々精進していく。
今週はこの辺で。
では、また来週お会いしましょう。

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