私を動かすアイドルソング

 最近アイドルライブの撮影可能現場をビデオで撮影してアップロードされていたチャンネルで稼働していなかった所にかなり昔のライブ動画が一気にアップロードされ始めてそれを最近見ています。知っているグループの前の私の知っている時代のさらに前の時代の映像でメンバーも知っている人がいないのに同じ曲をやっていて、そして改めて曲の素晴らしさに感動しました。

 私は時々アイドルのライブを見に地方まで行くのですが、私にとってあるグループを見に地方まで足を運ぼうと最初に思わせてくれるのはメンバーも知らないわけで「この曲を生で聞きたい!」という衝動なわけです。そんな衝動を与えてくれた曲がアイドルを見るようになって数曲あるなあとぼんやり考えていたのでそれを記録しておきたいと思います。

ももいろクローバー(Z)「走れ!」

 初めてアイドルのライブに足を運んだのが2011年の震災で完全に気持ちが押しつぶされていたその夏でした。それは地方ではなかったのですが、初めてアイドルのライブに足を運ぶ衝動を与えてくれたという意味では地方に行くよりも熱量を与えてくれたのでしょう。

 曲は「走れ!」。

 震災後、生きているというか生き残ってしまった側なのだなあということでずっとブルージーな気持ちになっていた時に、とにかくこの状況を打開するのは不器用でも1ミリでも身体を動かすことしかないんだと思わせてくれ、動き出すきっかけをくれた恩人のような曲です。ここまでの思いを持ちながら最終的に「それでも答えはだせないよ 少しの言葉だせないよ」の優しさに当時は号泣しました。今ある程度まともに働いてなんかぼんやり社会の役に立てることないかなあとか思えているのはたぶんこの曲のおかげです。

 元気になってからは、ももクロのすごさにももクロはほかのアイドルとは違う人の話が本当かなあと確かめるため、私にアイドル現場をフィールドワークしたりしてただのアイドル好きになるようにさせてくれたのもここがきっかけです。

ANNA☆S「JUMP」

 2012年頃、一番ハマっていたのがANNA☆S。西田プロジェクト(振付師の西田一生さんが主宰するダンス事務所)所属のライブアイドルで、曲がいいなーと動画を見て思っていた大阪のアイドルキャラメル☆リボンが東京にライブに来た時に対バンとしていてその時に初めて見ました。

 で、「JUMP」という曲の音数が私好みのスカスカの感じで、ギターの音が確信犯的にチープで、ホーンの入り方もそこ?って感じの面白さなのに現場で見てるとダンスとあわせて見ると気持ちいいという奇跡のバランスにはまり。これからしばらくがっつり平日も休日もライブ通いするという生活になります。こちらはANNA☆Sの前身のdance nutsの動画です。

 その他も、西田一生さん振り付けのメジャー曲(ハロプロ、48系、ジャニーズまで)のメドレーをやるという反則コーナーもライブに時々あり。あと、このあたりのANNA☆S曲はここにしかない!という楽曲が揃っていてとても楽しかったのです。

番外編

 ここで番外編で地方まで行く熱量まではなかったものの東京である程度見られて見られるときは行く!という熱量を与えてくれたグループを2組。

 1組目はキャラメル☆リボン。イイ感じに黒さのあるトラックに純真さしかない歌詞。

 2組目はテクプリ。perfumeフォロワー的なフレーバーはありつつ、その中でかなりクオリティ高い楽曲をそろえていました。

 そういえばDream5のTRFカバー時期だけドはまりして通うとかもありましたね。BiSのPrimal.の時期にインディーズ時代の音源の素晴らしさと歌詞の優しさとに心打たれて現場に行って楽しくて、ただプロモのための炎上的なのですぐめんどくせとなっていかなくなったりも。Negiccoさんもその頃は都内いらっしゃってるときは見に行くという感じでしたね。「falling stars」が大好きです。いい曲なので貼っておきますね。

 あとPeach Sugar Snowという山梨のアイドルも本当素晴らしくて「ひとときでも」という曲を聴くためにすぐに山梨にでかけたこともあります。でも、きっかけになった動画は消されていてなくなっていたので今回は書かずに。グループとしては奇跡的なバランスで一瞬だけの輝きを放ち、今はメンバーみんな他のところで頑張っています。

Rev. from DVL「外環状線」

 本題にもどり、ももクロの福岡コンサートのときに福岡のアイドルのフィールドワークをしようと回った中で心打たれて2か月に1回ペースで福岡通いするようになったのがRev. from DVL。今では橋本環奈さんが所属していたということで有名ですね。福岡に行ったときにどのアイドルを見に行こうと調べていた時に1組だけアクセスのすごい悪い小学校の校庭で夏祭りのイベントにでるということだったのですが、前年にそのイベントのリハーサルで「外環状線」を歌っている動画を見てここは行かなければと思ったのです。本当大好きな曲です。今の幸せと将来への希望と未来の不確実さと。

 本当全員がいい子で素晴らしいグループでした。完全な箱推し(グループみんなが好きということ)だったのはここだけだったかも。ライブ後の物販も全員分の特典券(生写真でした)を買っていましたし。楽曲も地元の音楽ユニットRiZさんがやっていらしてどの曲も愛情に溢れていてセンスもよくて。メジャーデビュー時に既存曲のアレンジをメジャーのアレンジャーにされて音楽のセンスのうまみ部分をなかなか削られてしまってしんどかったですね。

 実はこの文章書くきっかけが、彼女たちの動画で自分が初めて見たライブの動画が上がっていて日付をみたら5年以上前でそんな時間が経ったのかとノスタルジックになってしまったので記録をしなきゃなあと思ったのです。

アイドルネッサンス「17才」

 あの頃から現在進行形なので動画だけ。資格試験の頃の辛い気持ちにずっと寄り添ってくれた曲その1です。


乃木坂46「太陽ノック」

 資格試験の頃の辛い気持ちに寄り添ってくれた曲その2です。完全にアウトな動画ですが、これが最高だったのです。次のシングルでもうセンターを外れていた生駒さんが前日の夜にSNSに、「明日までセンターをやらせてください」と書き込んで翌日の神宮球場一曲目でした。


ハコイリ♡ムスメ「君の歌、僕の歌」

 まさかハコイリ♡ムスメのバスツアーにその先で参加することになろうとは思っていなかった頃、2014年の夏の企画のために結成されたハコイリ♡ムスメを覗きに行ったときに一曲目がcocoカバーの「君の歌、僕の歌」だったのです。キャッチーなイントロから「ミステリー小説を結末から開きたくなるように~」からこれからこのグループを見ていたら広がっていく世界があるぞという期待感のようなものがワクワクと浮き上がってきました。

 これハコイリ♡ムスメのカバーでは動画ないのですね。原曲のcocoでどうぞ。乙女塾関連の音源掘りまくるきっかけにもなりました。


AKB48 Team8「ファースト・ラビット」

 ここは超現在進行形なのですが、私の転職のきっかけにもなり。ということで動画だけ。ふらりとただで見られるということで覗きに来たここで持っていかれました。17分55秒あたりからが「ファースト・ラビット」。元々は前田敦子さん卒業あたりのドキュメンタリー映画のEDだったはずですが、Team8がカバーするとぴったりなのです。

まとめ

 というわけで、私はかなり人生の何かをやるときにアイドルソングに動かされてというかアイドルソングを選択して生きてきたのです。アイドルソングだけではないのですが。今聞いてもすべて本当大好きな曲です。これらの曲は一生大好きでしょうね。

 それではAKBの握手会に行ってきます。

 こんな気分でこの文章を書きました。



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