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R.I.P. 【257/200】

チバさんが星になっちまった。

喪失感は、もちろん大きい。

2003年10月11日の幕張メッセから、鼓膜の奥底で未だに鳴り止まない轟音。

2009年7月22日にアベさんを失って、完全に潰えた再演の可能性。

ミッシェルガンエレファントを追いかけた期間よりも、消えない耳鳴りの時間の方が3倍近く経過している。

信じられないけれど、それが現実だ。

轟音は憧憬となり、僕は歳をとり、アベさんもチバさんも星になった。

懐かしく思い出すことよりも、今を生きるために、ミッシェルを聴いている。

新しく出会った音楽に夢中になることもあるし、これからもたくさんそんな出会いを期待している。

でも、僕が、悲しみでつくられているこの世界を生きていくために、ミッシェルからしか補給できない燃料がある。

チバさんの詞からしか、得られない感情がある。

バイバイJenny、バイバイDanny、

バイバイチバさん。

そっちでアベさんとセッションしてる姿を、瞼の裏で、耳鳴りを聴きながら、想像してます。


noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。