未来は見えないくらいがいい 【195/200】
最高にストレスフルな毎日が続く中で、3か月かけて準備してきたツーマンライブ。
台風の影響で不安定な天候の中、リハーサル入り。
共演のつづみさんとセッションのリハをしている最中、断続的に雷が鳴り響いて、これはライブができるのかと正直不安になった。
運悪く開場時間に雨雲が上空を通り過ぎるタイミングとなってしまい、京王井の頭線は保安装置の故障で運転見合わせとなってしまった。
それでも、交通機関を迂回して、お客さんたちが続々と下北沢LOFTに入店してきてくれる。
びしょ濡れになりながら、僕らのライブを楽しみに、ライブハウスに来てくれた。
ライブを主催するときは、いつだって不安だ。
お客さんは来てくれるんだろうか。
共演者は楽しんでくれるだろうか。
ライブハウスの収益にちゃんとつながるだろうか。
コロナ禍になって、無事に当日を迎えることができるだろうか、という不安が加わった。
たくさん準備をして、リハもやって、お客さんのチケット予約もいただいて、あとは開演を待つだけ。
そのタイミングで台風と雷と豪雨が襲う、というのは、もう何ともいえない気持ちだった。
そんな中、一人、また一人とお客さんが入店してきてくれる。
この3か月間、待ち望んでいたライブは、定刻から15分遅れて、開演した。
今回のツーマンライブは、以前対バンした”つづみ”さんとのコラボライブだった。
お互いのリスペクトする楽曲のセッションに加えて、この日のために、楽曲を一緒につくった。
通常、ここまでのコラボをやることは、まずない。
勢いで約束してしまったからこそ、実現できたレアな体験だった。
自分では書けないメロディに歌詞を載せ、彼女が普段書かないようなポップソングを贈った。
この2曲を、このライブで発表できたことが、自分にとって、なによりも大きな成果だった。
いつかまた、この2曲を一緒に演奏する日をつくりたい。
”縁”がきっと、その日をつくってくれる。
ライブに駆けつけてくださった、つづみさんのお母様から、素敵な贈り物をいただいた。
「セッション」という題の切り絵作品。
一夜限りのアーティスト同士のコラボレーションを、それを見守る方からのアート作品でのさらなるコラボレーション。
3か月のプロジェクトを終えて脱力状態の僕に、「セッション」は最高の癒しをくれた。
一夜明けて、今日からまた、次のライブに向けて準備を始めている。
身体はとても疲れている。
けれど、僕は幸せだ。
また、不安に苛まれながら、次のライブに向けて、歌と音楽に向き合っていきたい。
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■ ヤマカワタカヒロのWork
<音楽活動>
《New Release》
《歌の写真集》
《ライブ・イベント予定》
9/28(水)平野屋Night Vol.1 @平野屋酒店
10/22(土) 弾き語りライブ出演 @下北沢LOFT
12/27(火) バースデーワンマンライブ「Sing and Live 2022」@下北沢LOFT
<社会活動>
〜すべての子どもたちへ「安心できる居場所」と「生きる力」を〜
特定非営利活動法人HUG for ALL
■「HUGラジオ〜「好き」でつながる社会活動のススメ
noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。