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Road to 日比谷野音

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2023年7月の記事一覧

高崎線で会いに行く 【239/200】

猛暑のなか、久しぶりに湘南新宿ライン高崎線に乗って、在来線で地元へ。 岡山で暮らしている地元の友達が帰省するから飲もう、という話。 在来線で、新宿から2時間弱。 2時間という時間の単位は、 映画一本分であり、 ライブ一本分でもあり、 サッカー一試合でもあり、 混み合った時間帯の飲み放題やカラオケの制限時間でもある。 数千円の対価を払って何らかのコンテンツを楽しむのにはちょうどいい単位だけど、在来線に乗って移動するには心理的負担を感じる単位だ。 そんな2時間を、僕は車

TEAM SHACHIとMOSと勲章 【238/200】

2023年7月22日。 名古屋城で生まれたチームしゃちほこが、TEAM SHACHIへの改名を経て、名古屋城に帰ってきた。 シャチサマ2023、恒例の夏ライブは今年、名古屋城・二の丸広場に特設した野外ステージで行われた。 声出しを全面解禁した野外でのワンマンライブ。 オープニングムービーから、どよめきが起こった。 会場入りをする車から降りる“ブラス民”が、仮面を外し、その正体がMOSであることを明かしたのだ。 “ブラス民”とは、仮面を被り、声を発さず、踊るホーンセク

続・ネオ吹奏楽のMOS 【237/200】

2年前に「ネオ吹奏楽のMOS」という記事を書きました。 今週はその続きを。 ブラスとダンスを融合した“ブラダン”というパフォーマンスで、吹奏楽を新しい次元に進化させ続けているMOS。 「ネオ吹奏楽のMOS」がまたやってくれました。 あのAmerica’s Got Talent のオーディションに出場し、審査員全員のYESを獲得して無事に通過しました。 もう何も言わず、パフォーマンス映像を観てほしいのです。 彼女たちのパフォーマンスを初めて観たオーディエンスが湧き上

「弱さ」に目を向ける 【236/200】

ヤマカワタカヒロです。 今週は心身ともに疲れを感じた週でした。 おかげでバイオリズム的に自分の中の「弱さ」に目を向けることができた気がします。 この社会においては「強さ」が善しとされることが多く、価値観の前提として空気を形成しているように思います。 売上利益は伸ばさなければならない。 社会課題は解決しなければならない。 人は成長しなければならない。 人の役に立たなければならない。 人に迷惑をかけてはならない。 失敗から学ばなければならない。 社会の不公正は許してなら

『Z世代のネオホームレス』を読んで 【235/200】

ヤマカワタカヒロです。 今週は読書感想文を。 Podcastの「コテンラジオ」→「愛の楽曲工房」とつながって、青柳貴哉さんのことを知りました。 元芸人で今はYouTubeでホームレスの実態に迫るドキュメント番組「アットホームチャンネル」を運営されている方。 「アットホームチャンネル」については、その存在を知りつつ、視聴したことはありませんでした。 それは、僕自身のinputにおけるテーマとメディアの相性が大きいのかなと思っています。 僕は、動画コンテンツについては