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Road to 日比谷野音

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2023年3月の記事一覧

2日連続の下北沢LOFTで観たもの 〜想いの交差、憧れと原点の幸せな交流〜 【221/200】

WBCの準決勝と決勝があったのは、今週だったか。 まるで映画みたいな現実を観て、時間感覚が狂っているように感じる。 そんな平日を終えて、週末は土日とも下北沢LOFTへ。 土曜日は昼公演で「ミューアのMusic Lunch ファイナルLive&Talk」 スペシャルゲストとしてギター演奏で出演された前田克樹さんとのつながりで知ったミューアさん。 12年続いたラジオ「ミューアのMusic Lunch」の最終日、生放送直後に開催されたライブ。 ゲストミュージシャンとして前

会える季節 【220/200】

「死ぬこと以外かすり傷」と誰かが言っていたけれど、死なないために大切なのは、そのかすり傷を「おー、よしよし、痛かったね」と言ってくれる誰かがいるかどうか、だと思う。 今週は久しぶりに、たくさんの人に会った。 いや、今週はたくさんの人たちに、久しぶりに会えた。 顔を合わせない生活の中で、誰が読んでくれているのかもわからない文章を毎週書き続けてきたけれど、反応はなくとも、この文章を気に留めてくれて、僕の状態を見守ってくれていた人がいた。 汚れたかすり傷は、放っておくと化膿

スギムラリョウイチレボリューションズを観てきた 【219/200】

今週末は代々木バーバラ。 スギムラリョウイチレボリューションズのレコ発ワンマンライブ。 スギムラさんのライブは数年前の高円寺でのソロ弾き語りワンマン以来。 スギムラリョウイチレボリューションズ(スギレボ)としては多分初めてじゃないかと思う。 先週のSansと同じ3ピース構成。 しかし、まったく違う音楽性で、どちらも素晴らしくかっこいい。 スギムラさんのボーカルは、渋みと色気のある深いハスキーボイスと巻き舌のラ行がすごくカッコいい。 スギレボの音は、哀愁と情熱と遊び心に

Sansという3ピースバンド 【218/200】

今週末も結局、ライブを観ている。 下北沢Breathで3バンド出演のイベント。 お目当てはトリのSans。 昨年3/4に1st EPをリリースしてから、ちょうど1周年のライブだった。 Sansのメンバーは、ギターボーカルのnno(エヌノ)、ベースのSSK、ドラムスのArakiss Last Standの3人。 バンドアンサンブルとしての必要最低限の人数構成である3ピースでありながら、テクニカルでダンサブルなリズム、歪みと空間系の絶妙な楽器の音色、そしてnnoの甘く色