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(後編)2019年度税制改正:国税関係手続きの簡素化へ!

 また、スマートフォンでe-Taxを利用した電子申告を行う場合、ID・パスワード方式の場合には事前に税務署でIDとパスワードの登録手続きを行う必要がありますが、マイナンバーカード方式の場合にはマイナンバーカードとスマートフォンに専用アプリをダウンロードすればe-Taxにより電子申告を行うことができます。

 2018年分の所得税の確定申告ではAndroid端末のみマイナンバーカードの電子認証を行うことができましたが、すでにマイナンバーカード対応のスマートフォンについても、マイナンバーカードの電子認証を行うことができるようになっております。
 近年、税務行政の効率化や納税者の利便性の向上を目的にデジタル化が進められており、大法人については法人税・消費税の電子申告が義務化され、個人でも2020年分の所得税の確定申告からe-Taxによる電子申告又は電子帳簿保存のいずれかを行わなければ青色申告特別控除額が65万円ではなく55万円とされるなど税制上のデメリットが生じることから、今後はe-Taxによる電子申告や電子帳簿保存がより増加するとみられております。

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