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人形制作ことはじめ

こんばんは。

サイトウタカヒコです。粘土をつかった人形づくりと人形のための舞台(背景)の制作、それを組み合わせた写真作品をつくっています。今夜からはその「粘土を~」をはじめるまでの話を少しづつ。

2010年の終わり。舞台照明の会社を退社してしばらくたった頃、勢いと楽観とその後の2週間半のイタリア旅行の後悔と不安とクレジットカードの明細がジワジワとせまってくる悶々とした日々。そんなとき、あるキーワードがうかびました。

それは「舞台」と「光」。それから「光を当てるなにか」ということでした。…なんてことを書くと「劇団でもつくるの?」というような書き方になるけど、正直この頃正確になにを考えていたのかどんな順番でなにを作っていったかは、今となっては思い出せません。このせいで今でも人形作りの最初を話すとき必ずちぐはぐになっています。

とにかく、そのあいまいなキーワードのもと、東京の南のとある部屋の机の上でなにかを作りはじめます。

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こうして2010年の終わりの終わり。そのなにかができあがります。

つづきます。

さて、あとちょっとだけつづきます。告知です。3月1日から、毎日新聞朝刊で、小説家の平野啓一郎さんの新作『マチネの終わりに』の連載が始まります。新連載はこのnoteでも見ることができます(※新聞連載とは10日遅れです)    また、noteとの連動企画として若手アーティストたちとのコラボレーション企画が展開されることになりました。    詳しくは平野さんのnoteもしくは毎日新聞HPにてご覧ください。

そして!このコラボレーション企画に僕も参加することとなりました。まだまだながい話になりますが、よろしくお願いします。



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