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内観というトラップ

こんにちは!
かにわです。

突然なのですが、
あなたは好きなものありますか?

何かしらはありますよね?
ちょっとそれをイメージしてほしいんですよ。


でですね、
そのイメージしたもの(こと)が
なぜ好きなのか答えてみてください。

おそらく、多くの人が
すぐにその理由が浮かんで来なかったと思うんですよ。

頭を捻っていけば、
もしかしたら「〇〇だから好き」と出てきたかもしれないですね。

ちなみにこの理由というのは、
納得のいく理由ということになります。


ヴァージニア大学の
ティム・ウィルソンさんが学生たちにある実験しました。

ある部屋にの中に数枚のポスターを用意して、
学生たちに好きなものを1枚持ち帰っていいと言いました。

次に別のグループを部屋に集め
同様に好きなポスターを持ち帰って良いと伝えます。

しかしこちらのグループは、
選んだ理由を説明しなければいけません。


半年後に、2つのグループの学生に
選んだポスターをどう思うかを聞いたところ

単に好きなポスターを選んで持ち帰った
最初のグループは全員が好きだと答えました。

一方で、理由を書かされた
別のグループは嫌いだと答えたそうです。


これは何かを決めるときに、
その理由を考えさせられると

感情脳のボリュームを落として
論理脳のボリュームを上げはじめるのです。


それにより、直感的に行なう時では
無意識なので考えるということをしませんが、

頭の中ではプラスとマイナスの
リストを作りはじめてしまうわけです。


ウィルソンさんが言うのは、

「何かを好きになるのは自転車に乗るのに似ている。簡単にできることだが、やり方を説明するのはそう簡単ではない」

ということです。


つまり、内観という行為を
意識的に実践しようとしてしまうと

『感情を置き去りにしたものになりがち』

だということ。


僕もよくクライアントさんに言うのですが
ネガティブをネガティブで深堀をせずに

ただ、気付いて受け流すこと
(どっちでもいい状態になること)

を推奨しています。


つまり、起きたネガティブな出来事を
さらに考えて出していくことは完全に有害であるのです。

なので、あなたがそれが好きなのは、
あなたがそれを選んだのは、

その理由はあなたの手の届かない
無意識の部分に存在しているということ。


言葉にして伝えられることは
ほとんどが関係ないことになるわけです。


なので、内観というのは

『自分と向き合い答えを出して自己理解を深めていく』

ということはありません。


内観とは自分の心の
奥底を覗き込む行為ではなく

ただの作りごとなわけです。

自分自身にとって納得できる
説明をでっちあげているということです。


どうでしょうか?
これが「言葉の罠」というものです。


もしあなたが、
考えて考えて考えて考えて考えてしまう人なら

そこから出てくる答えはだたのでっちあげです。

つまり、意味のない行為ということ。


そんな人に必要なのは、
フラットになってどうでもいい状態を体感することです。


何もないゼロの状態。
これを体感学では自分軸の位置と言います。


ここを確立できると、
考えすぎてしまう自分が
バカバカしく感じるようになりますよ(笑)

体感してみたい人は
以下のLINEよりメッセージくださいね!

https://lin.ee/lYWI3EW


ただ、体感学の学校は
「来月で終了」となるのでお見逃しなく!


それでは!



P.S.
不思議なもので、40歳を手前に人間関係、仕事、立場、住居など、いろんなことが整理されてきてこれが流れというものだよなぁとここ数ヶ月感じています。

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