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僕が筋機能矯正という歯並びの治療を選んだ理由

こんばんは!

僕のクリニックで採用している
歯並びの治療法は
こちらのものです▼

筋機能矯正という考え方で
口の周りの筋肉を鍛えることで
鼻呼吸ができるようになり
アゴの成長が起こることで
歯並びがキレイになるという方法です

口の周りの筋肉をトレーニングするための
マウスピースを
毎日起きている時に60分使うという治療法です

僕がこの治療方法に出会ったのは
2012年です

大学院を卒業して
1年大学病院で勤務した後に
埼玉県の開業医に勤め始めて
2年目の年でした

それまで
歯並びの治療は
大学で信頼できる先生から
金具を歯にくっつける矯正治療を習ってきました

歯並びが悪くなるのは
遺伝の要素が強いと
教わってきていましたが
何か環境的な要素がないのかと思っていたところに

歯並びが悪くなるのは
口呼吸が原因なので
口呼吸を鼻呼吸に切り替えるマウスピースを使って
口の周りの筋肉を鍛えることで
歯並びを改善することができる

という筋機能矯正という治療法のセミナーのお知らせが
届きました

僕は
これだ!と思い
そのセミナーを受けました

セミナーは期待以上の内容でしたが
僕はすぐにはその治療法を採用しませんでした

そんなマウスピースでなくても
金具でも歯並びは治せるし
と思っていました

そんな折
機能的なことを改善して歯並びや噛み合わせの治療をしよう
という世界の先生たちが集まる
International functional association(IFUNA)の学会が
岩手県の平泉で開かれるという情報が入ってきました

この会にも参加しました
4日間の学会でしたが
世界各国の様々な先生の機能的な治療方法に出会うことが
できました

そこでいろんな治療結果を見て
これだけ治るなら
マウスピースを使った筋機能矯正でも
歯並びは治せるなと確信しました

そこから
その時歯並びの治療をしに行っていた
宮城県の友達のクリニックでしていた治療法を
金具のものからマウスピースの治療に切り替えていいか
相談しました

そうしたら
「赤字にならなければいい」と
言ってもらえて
そこから僕のマウスピースによる治療の
経験値を積んでいきました

しばらくマウスピースを使い始めると
こんなことで治るの?と思うくらい
歯並びが治っていきました

この治療法のいいところは
治療のゴールが
歯並びが良くなるだけでなく
鼻呼吸になるところ

鼻呼吸については
セミナーでも教えてもらいましたが
自分でも勉強をしていきました

鼻呼吸の時は
体の中に入ってくる酸素を
より吸収しやすくする
一酸化窒素が鼻の脇にある空洞から出ています

口呼吸では
一酸化窒素を利用できません
口呼吸では酸欠になってしまうんです

なので口呼吸はいろんな全身の病気の原因になります

鼻呼吸になることで
口呼吸で起こる病気の予防ができるんです

歯並びを治すだけでなく
鼻呼吸になることで全身の健康にも良いなんて
最高の治療法だと思い
この筋機能矯正だけを行うクリニックを
始めました

ここに至るのに
埼玉で一緒に働いていた先生の一言が
すごく大きかったです

それは
「先生は歯並びの治療ができるんだから
歯並びの治療だけのクリニックでもやれるんじゃない?」
という発言です

大学病院で信頼できる先生に歯並びを学んだとはいえ
その頃は
あらゆる治療ができる歯医者を目指していた僕には
意外すぎる一言でした

でも
その時
歯を悪くしない予防ではなく
だめになった歯を治療することばかりをしていた僕には
これは予防に切り替えるチャンスかもと思い
2014年に
筋機能矯正専門のクリニックを
スタートしました

ここに至るのに
いろんな先生からアドバイスをいただき
自分の人生を支えてくれたなと
感謝しかありません

これからも
この筋機能矯正の道を極めていきます

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