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「学力」の経済学を読んで、クリニックに転用する

こんばんは!

「学力」の経済学
の中に

親御さんの関わり方が
お子さんの勉強時間にどんな影響があるか


という研究が載っていました

「勉強しなさい」はエネルギーの無駄遣い
・勉強をしたか確認している
・勉強を横について見ている
・勉強する時間を決めて守らせている
・勉強するように言っている

この4つの親御さんの関わり方が
小学校低学年のお子さんの学習時間に
どのくらいの影響があったかを調べた研究です

その研究の結果はこちらです▼

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お母さんの関わりとしては
勉強する時間を決めて守らせる
が一番効果的で
勉強したか確認している
勉強を見ている
が続きます

お父さんの関わりとしては
勉強を見ている
が一番効果的で
勉強する時間を決めて守らせている
が続きます

この結果から
こんな考察がされています▼

① お手軽なものに効果はない
父母ともに「勉強するように言う」のはあまり効果がありません。むしろ、母親が娘に対して「勉強するように言う」のは逆効果になっています。
「勉強を見ている」または「勉強する時間を決めて守らせている」という、親が自分の時間を何らかの形で犠牲にせざるを得ないような手間暇のかかるかかわりというのは、かなり効果が高い
② 男の子なら父親が、女の子なら母親がかかわるとよい
子どもと同性の親のかかわりの効果は高く、とくに男の子にとって父親が果たす役割は重要

この研究を
うちのクリニックの
マウスピースを使う習慣を身につけることに転用すると

「マウスピースを着けなさい」は効果的ではない

マウスピースを着ける時間を決めて
「マウスピースを着ける時間だよ」
という声かけは効果的

男の子にはお父さん
女の子にはお母さん
により関わってもらう

勉強をする時にマウスピースを着ける
というタイミングを決めて
親御さんが勉強を見ることは
勉強時間を伸ばすことにもなるので
習慣にも勉強にも良いので
一石二鳥

ということが言えそうです

これで
お子さんと親御さんのつながりが
なめらかになってくれるといいな

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