コーヒーが口臭い原因になるのはなぜ?5つの原因とその対策法!

朝の目覚ましに一杯コーヒーを飲む!という方は多いと思います。

朝だけでなく、休憩時やシャキッとしたい時にはカフェインの入ったコーヒーが欠かせない!

でもコーヒーを飲むと口臭が気になる!

そんな方にコーヒーの口臭対策を紹介します。


コーヒー(珈琲)が口臭の原因になる5つの理由

・コーヒー豆は超微粒子


コーヒーは豆の粒子が非常に小さい特徴があると言われています。

豆を焙煎する際に細かく粉砕しますが、この微粒子がコーヒー自体に溶け出しています。

この微粒子が舌などに残ることによって口臭が発生しやすくなります。

・空腹時のコーヒー

空腹時にコーヒーを飲むと胃腸に負担がかかりやすく、また空腹時には唾液の分泌も悪くなっているため口腔内の細菌が活発化して口臭が強くなるケースがあります。

コーヒーが胃を荒らす原因となっているのはカフェインが入っているからです。

カフェインには胃液の分泌を促進させる働きがありますが、空腹時には胃液だけが大量に分泌されるため、胃腸に負担がかかりやすくなるという訳です。

・口腔内のPHが酸性になる

コーヒーは酸性の強い飲料のため、口腔内のPHを酸性に傾けます。唾液は通常時は中性を維持していますが、コーヒーによって酸性化することで口腔内の細菌の活動が活発化しやすくなります。

細菌の繁殖は口臭悪化と密接な関係にあります。

・カフェインによる利尿作用

カフェインを摂取すると利尿作用により水分が減ります。これにより一時的な脱水状態となって唾液の分泌も制限されます

唾液は細菌の繁殖を抑えて口臭を予防する上で非常に重要なものなので、この唾液の分泌が悪くなることは口臭につながるということになります。

・濃い膿汁

上記4つまでは一般的なコーヒーの口臭要因となります。

実際にはコーヒーを飲んだ後に一時的に口の中がコーヒーの匂いがするのは一般的に誰でも起こりうることで大きな問題ではありません。

しかし、コーヒーを飲むことで異常なほどに口が臭いという場合には他の原因があるかもしれません。

コーヒーの臭いが異常な程に口臭として残る一番の要因は濃度の濃い膿汁にあります。

口臭には色々なタイプがありますが、この濃い膿汁が強い口臭を発生させる典型的な要因となっています。

私に寄せられる様々な相談の中でも、喉の奥が気持ち悪い、食べ物の臭いがずっと残っている、という相談は非常に多いです。

これらの原因として最も考えられるのが膿汁ということです。


・サラサラ唾液とネバネバ唾液

なぜ濃い膿汁があるとここまで臭いが強くなるのかというと、膿汁の強い粘性にコーヒーのニオイ成分が取り込まれるからだと考えられます。

例えば、サラッサラの唾液にコーヒーが混ざったとしてもサラサラのままであり、それはすぐに食道を通って胃の中に流れていってしまいます。

せいぜい舌に少しコーヒー成分が付着する程度であり、臭いとしてはほとんど残りません。

しかし、これが非常に粘度の高い膿汁となると話が変わってきます。粘度の高い膿汁は扁桃や上咽頭、鼻腔などに収まっており、そこにコーヒーが流れ込むことでコーヒーの臭い成分がネバネバと結びつきます。

粘度が高い膿汁はサラサラ唾液と違って食道の方には流れていかずに扁桃や上咽頭、鼻腔といった患部その場に留まりますので、ずーっとコーヒーの臭いが口の中に残るということです。

香ばしい良いニオイが残るならまだ良いのですが、空気の触れにくい患部の膿汁は細菌が繁殖しやすく、悪臭となりやすいです。

ですので、細菌の繁殖した膿汁にコーヒーのニオイが相乗効果で強い口臭を生み出すということになります。

コーヒーに限らず、食べたモノの臭いがずっと口に残るという場合には濃い膿汁が口のどこかに滞留している可能性があるため、注意してみて下さい。

コーヒーの口臭予防と対策まとめ

・飲む量を減らす

最も基本的なことですが、コーヒーを飲む量を減らせばそれだけコーヒーの影響も減らせますので口臭対策としては有効です。

基本的には一日に2~3杯程度に抑えるのが良いとされています。5杯以上毎日飲んでいる人は少し注意した方が良いかもしれません。

・水を飲む

あコーヒーはカフェインによって利尿作用がありますので、その失った分の水分を補ってやることが重要になります。

水分といっても糖分が多いと細菌の餌となり口臭悪化に繋がってしまうので、無糖のお茶か水が良いです。その中でも水が最もオススメです。

コーヒー1杯に対して、水を200ミリリットル~300ミリリットルくらい飲むように心がけましょう。

・舌を磨く

コーヒーの微粒子が最も付着しやすいのは舌です。舌に付着したコーヒーを取るためには舌を磨くことが最も簡単な方法になります。

舌を磨く場合には舌専用のクリーナーであるw-1(ダブルワン)のようなものを使うことをオススメします。

W-1(ダブルワン)は表面の細かいナイロン繊維が舌の汚れを絡め取るのですが、このナイロン繊維は使っているうちに固くなってしまうので1ヶ月程度で交換することをオススメします。

繊維が固くなってしまうと舌の汚れも取りにくくなり、また舌自体を傷つける可能性がかなりあるので注意しましょう。(最悪出血します。)

・ガムを噛む

ガムを噛むことで唾液を分泌させることが出来ますのでコーヒーの口臭予防に役立ちます。

ガムは出来たら無糖で固めのガムが望ましく、ブレスコントロールガムやマスティックガムなどが望ましいですが価格がネックになります。

ですので、普通のガムでも良いので必ず無糖のガムを選ぶようにして下さい。糖分のある甘いガムだと、その糖分が細菌の餌になってしまい逆に口臭を悪化させてしまう可能性があるので注意です。

・膿汁の対策をする

これは強い口臭に悩んでいる人向けの対策となります。先程も述べたように濃い膿汁が口腔内に潜んでいる場合には口臭の大きな原因となります。

特に飲んだものや食べたものの臭いがそのまま残る性質があるので、コーヒーの臭いも酷いものになりがちです。

このケースの場合には上記の4つまでの対策では全く対応出来ません。なぜなら、この濃い膿汁自体を何とかしないと全く臭いが改善していかないからです。

膿汁がどこに潜んでいるのかもポイントになります。よくあるケースとしては鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)などで副鼻腔に潜んでいるケースが考えられます。

・鼻うがいをする

鼻炎や慢性副鼻腔炎の場合には濃い膿汁が副鼻腔や鼻腔に潜んでいることが多いです。

この膿汁を洗い流すためには鼻うがいがオススメです。副鼻腔はかなり複雑な構造をしていて鼻うがいによって副鼻腔をしっかり洗い流せる訳ではありませんが、鼻腔と副鼻腔の入り口付近は洗浄することが出来ます。

人によってはこれだけでもかなり膿が洗い流されて口臭が軽減するケースがありますので、コーヒーを飲むと強い口臭があると悩んでいる場合には試す価値はあります。

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