イングリッシュホルン特有の注意すべき運指
どうも、こんにちは!
明けましておめでとうございます!
2021年第一回目の投稿は、オーボエと同じように吹くとうまくいかない「イングリッシュホルン特有の運指」についてご説明したいと思います。
早速ですが、その注意点はこちらです↓
ド→レをスラーで吹くと、音が移り変わる瞬間に「ガポッ」とか「ギャポッ」とか下の倍音が間に入っていませんか?(ド→レは一例で、ドより下の音からハーフホールの音をスラーで吹く場合は実は全て注意が必要です。)
こんな感じ(イヤホン推奨)↓
こうして録音してみると自分もまだまだ修行不足なのを感じますが、ハーフホールの動きのときに雑音が入っているのと少ないのとで、音楽の質が大きく変わってくるのが伝わりますか?
ドイツの音楽大学にはオーボエの先生とは別にイングリッシュホルン専門の先生がいらっしゃる場合が多く、僕がこの注意点のことを知ったのは、イングリッシュホルンの最初のレッスンの時です。イングリッシュホルンを初めて吹いてから6年目くらいでしたが、恥ずかしながら、それまでイングリッシュホルンのハーフホールはスラーで吹くとある程度雑音が入る楽器なんだと思ってました...
この雑音の原因は、左手人差し指を動かすタイミングにあります。
オーボエよりもハーフホールをほんの少し早いタイミングで動かすときれいにレガートをつなげることができます!
イングリッシュホルンに慣れてくると無意識のうちに雑音は小さくなったりしますが、意識的にハーフホールを少し早く動かすことで、よりきれいにレガートを吹けると思います。
慣れないうちはこんな感じで練習するのがおすすめです。
ハーフホールの指の動きに注目して見てください↓
ぜひ皆さん、ハーフホールの動きに気をつけて、よりきれいなレガートでイングリッシュホルンを楽しんでください!僕もがんばります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
高橋鐘汰
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