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日めくり短歌

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五七五七七、三十一文字の日記。いつもつかうことばで詠む。
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2020年11月の記事一覧

未知に触れる怖さはきっと
知ることで自分が変わると気づいているから

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
3

ベーカリーのシュトーレンの重み分今年の私は充実してた?

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
3

点滅するペースがやけに早くってあわてんぼうのサンタみたいだ

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
5

ここ数年で5回目に見る地鎮祭
静かなまちに人の営み

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
4

白菜と厚揚げを煮ただけなのになんでこんなに沁みるんだろう

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
11

ちゃんとした言葉にならなくてもいいや
今この鮮度を記しておければ

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
5

砂浜に降り立って海と目線合わせ波音を体全体で聴く ーーー今日の短歌

作業着のおじさんたちがおごそかにベツレヘムの星掲げているよ

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
6

波に揉まれ砂に磨かれ丸くなりどこをどんなに旅して来たの

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
6

砂浜にじゅわっと染みるように波が吾の細胞の隅々まで染む

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
7

深爪をやめた右手の薬指の優しい丸みが気に入っている

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
7

おぼろげに結末を知る指先がページを捲ることをためらう

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
8

ジョバンニは無数の星を選り分ける
深くて遠い流れの底から

ーーー今日の短歌

高橋
3年前
10

デートの日決めたその夜 迎えに来た車にひらり飛び乗る夢みた ーーー今日の短歌