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やってはいけない馬券の買い方【3連複+ワイド編】馬券の意図を考える


馬券を買うときに大事なことは

どうしてその馬券を買うのか

これを説明できるかどうかです。


全国の競馬ファンのみなさん、こんにちは。

小学校に勤務しながら、競馬ブログをかいているタカハラです。


今回の記事のテーマは

「3連複+ワイド」

まず前提として、3連複とワイドは、とても相性のいい馬券です。

どれくらい相性がいいかというと、結婚して10年経っても毎日話題が尽きない。

朝「いってらっしゃい」の直後から、早く会いたくて仕方がない。それくらい最高に相性がいい馬券です。

ちょっと何言ってるかわからないですね。

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しかし、いくら相性がいいと言っても、「3連複+ワイド」を思考停止で買ってはいけません。

3連複とワイドは相性がいいだけに、何も考えないで漫然と購入していると、思わぬ落し穴にハマります。

その典型がこれ。

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え!?

なんでダメなんだ?

と思った方。

朗報です。

この記事を読めば、間違いなくあなたの馬券回収率は上がります。

「3連複+ワイド」は、効果的に使いこなせば、間違いなく最強の武器になります。

本記事で紹介する組み合わせ方を参考に、3連複とワイドを自分の馬券スタイルに落とし込んでください。

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1 3連複とワイドは相性がいい


3連複とワイドは、とても相性のいい券種です。

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なぜ相性がいいのか。

それは、「3連複」「ワイド」それぞれの馬券がもつ性質が似ているからです。

どんな性質かというと

■3着以内にくる馬を当てる
■着順は問われない

3連複もワイドも、上記の性質をもっています。

同じ性質をもつ馬券として『複勝』も上げることができます。

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今回は説明をよりシンプルにするために「複勝」については扱いません。

ですが実際には、「ワイド+3連複」との間にわって入れるほどに、複勝馬券も2つの馬券との相性は最高です。

3連複とワイドの似ている性質がわかったところで、2つの馬券の違いについても理解しておきましょう。

違いはこれ。

■ワイドは3席のうち2席を当てる
■3連複は3席全てを当てる

3連複の方が、ワイドより「的中の難易度」が高いことがわかります。

その分、3連複の方が配当が高くなります。

まとめるとこんなかんじ

◯ワイドは的中の難易度は低いが、配当も低い
◯3連複は的中の難易度は高いが、配当は高い

似ている性質とはいえ、それぞれの短所を補い合っていることがわかります。

また、3連複が的中するときには、同時にワイドも的中するのが普通です。

そうなってないとしたら、買い方が下手すぎます。

馬券的中のイメージは次のようになります。

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土台としてワイドが的中し、そこに3連複を上乗せするイメージです。

ワイドで的中を保証しながら、3連複でホームランを狙いにいく

3連複とワイドを組み合わせるときの、基本となる考え方です。

しかし「3連複とワイドが同時に的中したから、買い方が完璧」とは言い切れません。

重要なのはここからです。

「3連複+ワイド」

最高に見えるこの組み合わせ。

いったいどこに落とし穴があるのか。

穴の中を覗いてみましょう。

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2 【危険】3連複+ワイドの落とし穴


一見すると、最高の相性に見える「3連複+ワイド」。

落とし穴はこの組み合わせです。

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どう思いましたか?

うまく組み合わせられているようにも見えます。

重い印を打っている3頭(◯▲☆)にワイドを重ねて買う。

重い印を打った馬で決着すれば

・ワイド
・3連複

のダブル的中になります。

ワイドがダブル的中にならなくても、3連複でハネる可能性がある。

・3連複が外れてもワイドがW的中
・ワイドが1つしか当たらなくても、3連複が当たる

じっくり観察してもなお「完璧なのでは!?」と思えますね。

しかし、わたしは

この買い方はダメだ

と考えます。

なぜなら、この2つの組み合わせは、

予想の意図が馬券に反映されていない

からです。

もっというと、矛盾した買い方だということです。

ワイド◎〜◯▲☆の意図はこうです。

相手は◯▲☆で決まる!

一方、3連複◎〜◯▲☆〜印の意図は

紐が荒れて高配当になれ!

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どう考えても、2つの馬券の意図は矛盾しています。

矛盾した馬券を購入してしまう心理。

わたしには涙が出るほど理解できます。

■予想通り◯▲☆のうち1頭きたのに、紐が荒れて3連複が外れるのがイヤだ
■予想通り◯▲☆でドンピシャ的中したのに、リターンが低いのはイヤだ

これです。

「外したくない」「安い配当になりたくない」という不安から、多少の矛盾に目を瞑って3連複・ワイド両方の馬券を購入してしまっているのです。

しかもタチが悪いことに、この組み合わせで購入をしていると、大ダメージを受けることがありません。

馬券の矛盾に気づくことなく、ジリジリと回収率を落としていくのです。

どういうことかもう少し詳しく説明します。

■紐が荒れて3連複が高配当になる(ワイドは1点しか的中していない)
■予想通り3頭で決まり、ワイドW的中+3連複的中(しかし3連複の配当は低い)

馬券は的中しているし、それなりの払い戻しもある。

それなりに満足してしまうのです。

ですが、もし

・自分の予想を一貫して馬券を購入していれば・・
・ワイドか3連複のどちらかに絞っていれば・・

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予想通りの決着になった場合の回収率は、何倍にもなります。

「3連複フォーメーション+ワイド3頭」は、一見すると、互いの弱点を補い合って良い関係が築けているように見えます。

しかし実際には、

・絞って勝負しているのか
・広げて買って紐荒れを狙っているのか

どっちつかずの中途半端な馬券になってしまっているのです。

ここで指摘した矛盾を十分に理解した上で「3連複フォーメーション+ワイド3頭」を買っているのなら、おそらくあまり問題はありません。

「絶対にやってはいけない組み合わせ」ではないからです。

予想の意図が馬券に反映できているのであれば、問題はありません。

ただ、なんとなくこの組み合わせをしているとしたら、それは危険です。「外したくない病」に取り憑かれています。

・絞って勝負する
・広げて紐あれを狙う

自分の予想をストレートに表現できる馬券を選択すべきです。

同様の理由で、次の馬券もオススメしません。

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理由の詳しい解説は省略します。

先程の「3連複フォーメーション+ワイド3頭」と同じ理由なので、自分で考えてみてください。



3 【結婚】相性最高の3連複+ワイド


「3連複+ワイド」の危険な例を、熱く語ってきました。

「3連複+ワイド」は相性が悪いんじゃないか、と思った人もいるかもしれません。

でも冒頭でも述べた通り、「3連複+ワイド」の相性は最高です。

出会って即結婚するレベルです。

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どう組み合わせれば、最高の相性を発揮するのか。

一言でいえば

予想の意図が一貫できている組み合わせ

これです。

以下、具体例を2つ紹介します。

まずはこれ。

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馬券の意図がはっきり分かります。

・◎◯二頭で決まってくれ
・◎◯で決まった上に、紐も当たれば最高

「◎◯で決まる」

という、予想の根幹になっている部分をしっかり馬券に反映できています。

ワイドで的中を保証しながら、3連複でホームランを狙いにいく

見事な馬券です。

次はこれ。

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「危険な組み合わせ」で紹介した馬券と似ているようで全くちがいます。

2種の馬券に、一貫した意図が見えます。

・ワイドでとりあえず的中させたい
・ドンピシャで決まったらワイドW的中+3連複もボーナス

「印3頭で決まる」

という予想の意図が、3連複にもワイドにも表現できています。

ワイドで的中を保証しながら、3連複でホームランを狙いにいく

これも見事な馬券です。



4 【まとめ】馬券の意図を考える


今回の記事どうだったでしょうか。

馬券を組み合わせる時に大事なことは

「どの券種を組み合わせるか」

ではありません。

1番大切なことは

予想を馬券に反映できている

ことです。

・絞って勝負する
・広げて紐荒れを狙いにいく

どちらが正しいということはありません。

危険なのは、中途半端な馬券を選択してしまうことです。

自分の予想通りに決まったにもかかわらず、「そこそこの払い戻し」に終わってしまうことが危険なのです。

・外れる時は外れる
・当たった時に一気に回収する

自分の予想を馬券にストレートに反映させ、思い切りよく勝負しましょう。

中途半端なスイングは危険です。

野球も競馬も同じですね!

今回の記事が、みなさんの馬券回収率を上げるための一助となれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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