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TAKA blog第15回「気付いた時にはすでに遅し?知っておきたいラッカー塗装の注意」


どうもTAKAです!

今回のテーマは、
「気付いた時にはすでに遅し?知っておきたいラッカー塗装の注意」です!

ビンテージギターや、
ギターの種類によって使用が違うのが塗装です!
この塗装の中でも人気が高いのがラッカー塗装!
今回は、
そのラッカー塗装に纏わる注意のお話です!

・ギターの塗装の種類


ギターの塗装には大きく分けて2種類があります。

・ラッカー塗装
・ポリウレタン塗装

この塗装によってギターの見た目はもちろん、
音色にも影響がありギターの使用や、
音色に合わせて塗装も分けられています。


・ポリウレタン塗装の特徴


塗装が厚く、
熱や強度の面でもラッカーに比べて強いので、
ギターの見た目の維持やメンテナンスもしやすいので、
最近では支流となっている塗装です。


近年では薄く塗装する傾向もありますが、
ラッカーより厚みがある分、
音が少しこもる傾向があるため、
きになる人は、
塗装を剥がしてラッカーに加工をする場合もあります。


個人的には取り扱いが楽なのですきな塗装ではありますw

・ラッカー塗装の特徴

塗装が薄く、
音抜けが良いと言われてます。
ただ塗装が薄い分、
剥がれなどがあり、
ギターの見た目を維持するのは難しい反面、
経年劣化も楽しめるので、
人気があります。

また、
レリック使用といって、
経年劣化したラッカー塗装の剥がれ具合を真似た塗装の加工もあるように、
ピカピカという印象よりも、
渋い大人のギターの印象を強く個人的には感じます。

・ビンテージギターに多いラッカー塗装の理由

ビンテージギターに特に多いのがラッカー塗装!

その理由は、
時代背景にあります。

1950〜1960年代のギターは特に仕様がよくギターの中でも人気や金額もかなり高級なものが多くあります。

諸説ありますが、
この時代ではコストよりも品質を目指してラッカー塗装を行ったいたが、
ポリウレタン塗装の技術と塗料が少なくラッカー塗装を支流にしていたが、
機械技術の発展と、
大量生産でのコストを抑えるために導入されたのがポリウレタン塗装で、
持ちの良さなどの面も考慮してラーかー塗装からポリウレタン塗装に変わったと昔フェンダーの特殊本で読んだり、メーカーさんから耳にしたことがあります。

・ラッカー塗装の見た目


コストが掛かり、

塗装が難しいことからラッカー塗装は中々仕様として組み込まれる機械が減っていますが、
ラッカー塗装のギターの方がつやが少なく、
どこか温かみを感じる印象があります。

塗装のカラーにもよりますが、

ポリウレタン=新品キラキラ
ラッカー=ツヤなしモダン

な印象があるので、
中古ギター屋さんなどで見比べてみると面白いと思います!!


・ラッカー塗装で気をつける事!


今回のテーマはでもありますが、
ラッカー塗装の見た目や音の良さは抜群なんですが、
ケアが少し注意がある。


まずまとめると、


・温度
・アルコール
・Tシャツなどのプリント塗料


この点に注意が必要です。


・温度

ラッカー塗装でも厚みが少しあるものもありますが、
基本薄めになっていて、
熱に弱い傾向にあります。

生活のレベルの温度では基本変わりはないですが、
高音の場所、
夏の機材車など注意が必要なので、
暑い場所での放置は極力避けるようにしましょう。


・シンナー系

シンナー系のものに弱いので、
シンナーの分類にあたるものが付着すると塗装が剥がれるので気をつけてください。

昔ガンプラを作る際に塗料を落とすために使ったシンナーがギターに少しかかり、
悲しい経験があるので、
極力ラッカー塗装のギターの近くにはおかないようにしましょうw

・Tシャツなどのプリント塗料


これが一番やりがちですが、
プリントTシャツの塗料は要注意です。

稀にライブの暑い野外でさらにTシャツでのライブの場合、
気付いたらしっかりギターの裏にプリントが描かれているw

そんな経験をした方は少なくないと思います。

着なければいけない場合もツアーなどではありますが、
ギターをシャツの上に寝かせていて表についちゃうなんていう悲劇も耳にしたことがあるので、
取り返しが付かないことになる前に、
気をつけておきましょう!

高級なビンテージギターを試奏する場合に、
知っているお店はプリントが浮かないように布をギターと体の間に入れてから試奏する場合もあるので、
自分のギターはもちろん、
ギターを借りる場合には注意して弾くようにしましょう!

・塗装にもこだわりを

個人的にはポリウレタン塗装も好きですが、
音としてはやはりラッカー塗装の方が良い印象があります。

好みにもよりますが、
扱いが難しい反面、
どこか人間臭ささもあり、
温かみのあるラッカー塗装の見た目や音色を体感して見てください!

ポリウレタン塗装のギターも加工してラッカー塗装にかえると劇的に音がよくなったり、
経年劣化するギターと自分の成長とともに歩んでいけるのでおすすめです!

逆にポリウレタン塗装の音としての利点もあるので個人的には好きですが、
ラッカーの良さも知った上で、
塗装にもこだわりを持って、
音にこだわりましょう!


意外とラッカー塗装を知らない方も多いので、
これを機に、
やってからじゃ遅い失敗をしないように、
ギターに愛情を持って接してあげましょう!


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