”骨折したら病院に行くでしょ”英語のプロが教える「英語教室・サービスの選び方」
英語ってどこで勉強するのが効率的で良いんだろう？と悩んでいませんか。せっかく学ぶならお金はムダにしたくないし、ちゃんと結果を出したいですよね。
あなたの疑問に英語教育のプロが答えます！
今回のテーマは、「英語教室・サービスの選び方」について。
「英語サービスってどうやって選んだら良いですか？どうやって偽物にだまされないようにすれば良いですか？」
という気になる質問に英語のプロはどう答えるのか・・・？
岡健作「骨折したら病院に行くでしょ。普通に考えてください」
岡健作（恵学社・ENGLISH COMPANY代表）：
株式会社恵学社代表取締役。1977年福岡県生まれ。同志社大学文学部英文学科在籍中から英語教育に関わる。大手学習塾の講師、教室長を経て2010年に京都で恵学社を創業。“Study Smart” かっこよく、合理的に学ぶ。をコンセプトに第二言語習得研究などの科学的な知見を実際的な学びの場に落とし込んだ医学部・難関大特化型の大学受験予備校「烏丸学び舎（からすままなびや）」を立ち上げる。2015年に予備校で培った英語指導ノウハウを活かした社会人向けの英語のパーソナルジムENGLISH COMPANYを設立。
当たり前のものを考えたら良いと思います。当たり前のことですよね。
英語習いに行く時に英語教育、言語習得についてきちんと学んだ人に習うのがいいのか。そうじゃない人、英語身につけただけ、英語で仕事してるだけという人に学ぶのか。
そんなのは考えなくてもわかることですよね。
お料理上手くなりたかったら、お料理教室に行きますよね？テニス上手くなりたかったら、テニス教室に行くわけですよ。
じゃあ、英語だったら英語教室に行くわけです。
どうやって英語教室選ぶかというと、きちんと専門性が高いかどうかっていうことを見てもらいたい。
谷原英利「素人目での差別化は難しい。どういうバックグラウンドがあるかを見ることをオススメします」
谷原 英利(EC THE CONSULTANT事業代表)：
EC THE CONSULTANT事業代表。東京大学教養学部卒業後、伊藤忠商事に勤務。退社後、米国テキサス工科大学大学院の応用言語学・第二言語習得理論修士課程を(全米大学院生トップ10％に当たる)Phi Kappa Phiにて修了。リクルートなどを経て、第二言語習得理論に基づく英語教育を日本において実践すべく、恵学社に参画。
情報があふれてSNSで拡散されやすい時代で、英語教室・サービスの選び方が難しいのは、正直環境としてあります。
やっぱり主観、個人の経験ベースで特に「なんとなく有名」「実業家で成功した人」そういうサクセスストーリになぞらえた学習方法というのは、本来英語ができるわけでもないし、教育の経験があるわけではありません。でも、そういう本やサービスが売れてしまう現実がある。
なんら客観的なファクト＝エビデンスがないというところで、見せ方の部分に騙されてしまいます。本当に大事なのは、どういうバックボーン、バックグラウンドに支えられているのかっていうところですよね。
個人的に大事にしているところは、学問性であって、科学性であるというところ。第二言語習得論というのは言語習得の科学と言われる通り、やはり英語教育のある既存のものの中では、１番信頼性に足るバックボーンだと思っています。
そういったバックグラウンドのあるサービス、ないしはそういった方法を取り入れていくべき。どういうものが背景にあるかを検証する必要があります。
第二言語習得研究はSLA（Second Language Acquisition）とは：学習者が母語の次に言語を学ぶ過程を科学的に解明する学問で、心理学、言語学、教育学などの学際領域である。広義には教授法も含まれる。
まとめ：普通に考えて、科学に基づいたサービス選びを。
買い物をするときを思い浮かべて欲しいんですけど、何かを買うときに冷静さを失うことってありますよね。ぼく自身も「なんでこんなもの買ってしまったんだろう・・・」となることがあります。
モノはメルカリやオークションで売れるかもしれませんが、サービスは売ることができません。だからこそ、冷静さを失わずに普通に考えることが大事です。
「有名な芸能人の勉強法」「元ビジネスコンサルタントが教える勉強法」「科学的」など、あなたを惑わす言葉。そういう情報に左右されないように慎重に選んでくださいね。
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<構成・文=高木祥伍(@takagisho5)>
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