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空気が浄化されていく&他。

いい歌を歌えばね、その空気が味方になってくれる。邪念だらけの歌を歌えばね、空気は味方にならない。

これはどういう事かというと、そのライブ空間の濃密な空気の話。空気が透き通り浄化されていくようなその感覚が襲ってきたら、いい歌を、そしていい音楽が放たれてる証拠。歌だけでなく楽器奏者もそう。

下手とか上手いとか(下手では始まらないけど)ではなく、空気が味方するのは、音に私達演者が物凄く集中してる時だ。そこからスタートする。邪念もなく音だけにメンバー全員が入っていく。それが空気を支配し始めるということ。

大声量で歌うとかオーバーアクションして表現する、とかそういう事ではない。それとはむしろ逆のほうが多い。如何に1音や1声が素晴らしいか、、、ピアニシモが美しいか、なのです〜〜。

急に書きたくなった。

それとジャズ歌の技術は別の話(笑)。日本でswingジャズを歌う(歌いたい)シンガーがジャズのリズムを分かっているか否か、、、一番の問題。

日本人ジャズ歌手がスタンダードを歌ってるその歌を聴いて、貴方はジャズに聴こえますか?
ジャズのリズムが聴こえてきますか?

私は後輩ジャズシンガーたちの歌をYouTubeなどで聴いてて、ジャズ出来てない歌があまりにも多くて愕然とする。とびっきりジャズ出来てるシンガーも勿論何人かいるけれど、本当に少ない。
彼等は本当に素晴らしいなあ、と思う。

普通に上手いけれど、発声もピッチも良くて、けれど完璧に歌謡曲。ジャズのリズムは全く歌えてない。縦ノリ、ジャストでしか音を捉えられない。点で歌ってる。裏もシンコペも何もない。三連のグルーヴ感も出せない。8分♫も聴こえてこない。リズムの輪郭ゼロ。ぐにゃぐにゃか、縦ノリの点(おサルの籠やリズムと巷では言う^^;)で歌ってる。それはジャズには聴こえない。シンガーのリズムがジャズ出来てないとバックもスイングしたくとも出来なくなる。もうコラボは無理ね。カラオケ状態、、バックを務めるジャズメン達に申し訳ない、と気づきますように。

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