頭と心を使ったら
「以前から」の弊害
「前から続けているから、今も続けている」の危険性ってとても高いと思います。
今続けていることの理由が、「前からだから」「伝統だから」「こういうもんだから」というもの、結構ありますよね。
例えば、定例のミーティングとかも、何でその曜日のその時間に実施しているのか、根本的な見直しがされずに何年も運用されてたりします。
もし確固たる理由があってそうしているのならしょうがないのですが、実施すること自体が目的化してしまい、質が低下がすること、ありますよね。
正すべきはどこか
また、ミーティングの内容に関しても、よく考えると疑問を感じることってけっこうあります。
「配布物を読み上げる」という行程って、その最たるものの一つかと思ってまして。
事前に共有されている資料を、皆が集まっている場で改めて読む、なんだこの時間は…と。
ここでよくあるのが「事前共有しても読まない人がいる、理解してこない人がいる」という理由です。
その解決策が、「皆が集まっている時間に読んで確実に目を通させる」というわけですが、これでは事前に目を通している方々が浮かばれません。
となると、「事前にちゃんと目を通させる」が運営側の努力すべき点だと思うのですが、実際には難しかったりしますよね。
でも世の中にはこれができている組織もあったりで、やはり努力の方向なんだろうなと思います。
本部と現場の溝
大組織になってくると、ミーティングの内容も現場で決められないことがあります。
それこそ、金融関連の組織になると、会社ではなく、国がミーティングの実施体制を決めてしまっていることもあったりするんです。
そうなると、現場で「これ無駄じゃね?」と思ったとて、そうそう変えることはできません。
ただ、現場の感情としては「本部は国のお伺いばっかり立てて、現場のこと全然考えてないじゃんか」となってしまいます。
実際にはそうじゃないかもしれませんが、えてして本部から現場へ降りてくる通達は感情が無い書面になるので、溝がどんどん広まるわけですね。
ここもやはり努力の方向なんじゃないかなあと。
努力の方向性
本部の人だって何も考えていないわけでは無いので、国と現場がミスマッチしていることは理解しています。
とはいえ、そこを守らせるのが本部の仕事なので、現場から見たら「オレらなんかどうでも良いんだろ」と思われても仕方ありません。
だったら、「本部も本部でけっこう国には言ってんだけどさ、なかなか通りづらくてさ、ごめんな、いつもありがとな」と、嘘でも良いからそう感じてもらえるような伝え方をしてみたら良いんじゃないかなとか思うんです。
ただ、ここでも「以前から使っている伝達フォーマット」なるものが発動し、結局心無い「通達」になってしまうんですよね。
AIが爆速で成長しておりますが、この辺りはまだまだ人間ならではの能力を使える部分だと思うので、考えてみたらどうかなあ、とか思うわけです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?