寫眞機のハナシ②

やっと②を書きます。さて皆さん、視線入力AFってご存知ですか?大雑把な表現ですが、光学ファインダーで見つめた測距点に自動でピント合わせするキヤノンが開発した機構です。その視線入力AFを世界初搭載したモデルがCanon EOS5 QDです。あ、EOS5Dではないですよ。QDはクオーツデイトの略称です。

コンパクトカメラしか使ったことがなく一眼レフに憧れていた当時、この超先進的機構に惹かれカタログを擦り切れるほど読み込んでいました。でも、1992年の発売時の標準ズームレンズキットの値段は自分には手が届かない存在でした。そしてなんとなくですが真っ黒なその佇まいがプロ機を感じさせ、自分には分不相応だと感じました。

時は過ぎ1995年、視線入力AF機構搭載モデルの第二弾が発売されました。Canon EOS55です。シャンパンゴールドとブラックのツートーンのお洒落なニクイヤツに一目惚れ!EOS5 QDの廉価版ではなく新機能が搭載されたモデルで、視線入力AF速度が速くなり、縦位置でも視線入力AFが効き、なんとレリーズ半押し中に動く被写体を見つめ続けるとフォーカスが追従する視線サーボAFまで搭載したのでした!

一目惚れからの物欲を抑えることなんてできず、横浜駅西口のヨドバシカメラ(当時は西口5番街にありました)に現金握りしめて買いに行きました。緊張したのを覚えています。EOS55を購入するにあたって、もちろんレンズキット(EF28-105mm F3.5-4.5USMとのセット)を選択しました。当時はズームレンズにも憧れがありましたので。

Canon EOS55EF28-105mm F3.5-4.5USMのコンビが、自分を写真好きにさせてくれた寫眞機材なのです。

参考までにEOS55で撮影した写真を貼っておきますね。もちろんフィルムでの撮影ですのでスキャンデータになります。


その③、いつ書けるかなぁ?(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?