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【全文無料】最終マスター級到達氷水デッキwithガメシエルについて【遊戯王マスターデュエル】


はじめに

みなさん初めまして。バベルギヌスの狂信者です。
今回は私が現在ランクマッチで使っている氷水デッキについて解説します。
氷水(ひすい)はアルバスやエクレシアなどを輩出した烙印ストーリーのテーマの一つで、水属性をサポートするコントロールよりのデッキです。
正直環境と呼ばれるには今一つ最大出力に欠けていて、妨害数も心許ないですが、それでもシーズン毎にダイヤ級に留まれるくらいの強さはありますし今後の新規も控えて居ますので、それなら見てやってやろうくらいの気持ちで読んで頂ければ幸いです。

デッキレシピ


採用カードの解説

【氷水のエジル】
このデッキの核。氷水を動かすなら3枚必須。
①の効果でテーマ内魔法罠をサーチする。揺籃経由でモンスターにもアクセスできます。
「ああ、エクレシアとかアリアンナみたいな召喚権を切ってサーチする初動ね」
とお思いかもしれませんが、氷水というテーマの性質上、エジルは他テーマに比べて重要性が非常に高いです。
氷水を使うということは、このカードを複数回使うことと同義だと捉えてもらっても構いません。自分ターン、相手ターンに渡ってこのカードを出すことを意識すれば、勝率は高まるでしょう。
②の効果は対象に選ばれた時の踏み倒し・蘇生効果。時の任意効果なのでチェーンには注意です。
主にエーギロカシスを握っている時に無限泡影を打たれた時などに10シンクロを作るために使います。他にも、適当に蘇生しておくだけでエンドフェイズに回収できるため、手札に欲しいカードを蘇生しておくと回収出来たりもします。
単純に考えても守備表示ポン置きのこのカードを戦闘だけで突破する場合、相手は3回の攻撃が必要になるわけです。バトルフェイズに蘇生するにもぴったりな効果と言えるでしょう。
氷水というテーマは後述する新規がまだマスターデュエルに未登場なので、これ1枚から動き出すということが残念ながら出来ません。
このカードをいかにうまく使うかが氷水デッキ使いの腕の見せどころです。

【氷水のトレモラ】
水属性の救いの星。絶対に墓地に送っておきたいカード。
①の効果で手札から墓地に送ることで、手札の水属性をなんでも特殊召喚できます。後述するガメシエルを出すという重要な仕事があります。
あえて召喚権を使わずこのカードでエジルを出すことで、増Gチェックをして浸蝕サーチで止まるという手もあります。
墓穴で止まってしまう点は注意です。
②はこのカードのメイン効果で、自分の水属性が戦闘・効果で破壊された場合、墓地の自身を除外することで氷水モンスターを蘇生することができます。
この効果で使い回すのが【氷水のエジル】もしくは【氷水啼エジル・ギュミル】です。
このカードを墓地に送っておけたかどうかが勝負を分けるので、少し無理をしてでも送っておくのがいいでしょう。基本手札にあるより墓地にあるほうが強いです。相手の破壊に合わせて【氷結界】で墓地に送るというプレイも頭に入れておくと、勝てる試合もあるかもしれません。

【氷水艇エーギロカシス】
現在氷水唯一のチューナー。氷水ギミックだけでシンクロするために1枚は必須。
①③の効果はいずれかターン1。それぞれターン1だったら恐ろしいほど強かったのでしょうがない。
①の効果で手札墓地から氷水モンスターに装備でき、③の効果で場に出てくる1枚完結のいい効果です。
エジルと一緒に10シンクロをするのが基本。エジル→大剣現の流れで使うことが多い感じ。
①は相手ターンでも使えるのでエンドフェイズに装備しておくとお得。
②の効果をフリーチェーンで使えるのも強い点。攻撃宣言時に装備すると相手を返り討ちに出来たりもする。
バフ量もバカにはできず、デュオニギスやトレモラ、指名者などでも稼げるため、ちょっとやそっとでは越えられない打点になることもしばしばあります。
新規のエジルラーンが来ても1枚は入るでしょう。

【氷水帝コスモクロア】
なんでもいいのでフィールドさえあれば出てくる最上級モンスターで、イニオンクレイドルがあれば相手のモンスターは出たターンにしか効果を使えません。
完全ロックをするのに必要なため1枚は欲しいところです。
③の効果もそこそこ便利で、実質的な防御は4000。イニオンクレイドルをこのカードに使えば5500。そこらのカードでは戦闘破壊はまず無いと思って良いでしょう。
特殊召喚はチェーンを組まないので、クレイドルさえ張ってしまえば発動封じは可能です。
攻撃力1500はコーラルアネモネの蘇生ラインなので蘇生が通ると制圧効果を使えなくできるのも便利なところ。
余談ですが、イニオンクレイドルをこのカードに使うと神・スライムの召喚条件を満たすので打点が足りない時に便利だったりします。

【海亀壊獣ガメシエル】
妨害が足りない氷水の救いの星。余りにも先行が引けなすぎたので3枚突っ込んでみたら壊獣デッキ対面でこいつの思わぬ効果を知ったので使ってみたところ、わりかし仕事をしてくれます。主な仕事は普通の壊獣ですが、ウォーターフロントを素引きした時は恐ろしいほどの妨害量を叩き出します。なんでこいつ同一チェーン上で効果使えるんですかね。
基本的にトレモラ効果で出します。ウォーターフロントからサーチできるのでフロントは先に貼りましょう。
無効にして除外なので妨害数が切れたのちに展開されたとしても氷水展開からのエーギロカシスに生きることがあるのもかなり良きです。
壊獣は共通効果で場に1体までしか出せないので今流行りの御巫の壊獣も効きません。ラヴァゴは諦めてください。
同じく共通効果で相手の場に壊獣がいたら手札から特殊召喚できるので、戦闘突破されることはたまにありますが、逆に言えばその場合御巫の十八番である戦闘ダメージ反射でのワンキルが失敗しているということなので、トレモラからエジルなどを出して次のターンの準備をしましょう。
壊獣が2枚あれば手札から出せる効果を利用してアネモネジーランティスの足しにしたりもするので覚えておくと役にたつ時があります。

【深海のディーヴァ】
水属性デッキの圧倒的初動。テーマカードよりこいつの方が展開が伸びるのはもはやバグです。
このデッキでは出すのはデュオニギス一択なため、デュオニギス1枚採用の場合使い回さない限り2枚目以降はディーヴァを出してアネモネに繋げる仕事になります。
使い回すルートは後述。
このカードへの誘発はドロバ以外のほぼ全て刺さってしまうので、このカードを出すのは他の誘発チェック札を使ってからが良いでしょう。
召喚権を使ってしまうためエジルなどと被りますが、通った時の旨みはこちらが上なため悩ましいところ。
因みに何故かターン1はついていないので召喚権を増やせば2度使えます。
氷水展開にはエジルが必須なため、積極的にプリマドーナルートを選んでいきましょう。

【黄紡鮄デュオニギス】
素引きが無限に弱いがディーヴァで出すと無限に強い。
除外効果は特殊召喚時限定なため通常召喚では発動しませんが、トレモラで出すことは可能です。
このカードをデッキに戻すために打ちでの小槌を採用していますが、素引きは割り切っても良いかもしれません。一応1500打点はあります。
レベル変動効果でディーヴァと合わせてレベル7と8を使い分けられるのはgood。
墓地効果は承影の効果のトリガーになります。
相手のモンスターが除外されていれば墓地効果をプリマドーナにかけた後にプリマドーナ効果でエジル→10シンクロと繋げると、プリマドーナ墓地効果でデッキに戻すことが可能です。ディーヴァ2枚目以降を引いている時にどうぞ。
2枚以上採用する場合は安定しますが、素引きの確率が増えて実質手札4枚スタートみたいなことになってしまうことが増えるので、エジルラーンの追加を待ったほうがいいかもしれません。

【増殖するG】
いつもの。このデッキには壊獣が入っているため、1面だけならなんとかなる。たぶん。
エジルギュミルが墓地にある時は積極的に打っていきたい。指名者を使った場合ギュミルが戻ってきます。
このデッキにとってうららはかなり痛かったりするので、うららを使わせる役割もあります。

【灰流うらら】
このデッキでは貴重な妨害。特に書くこともないがGと同じく指名者を使わせることができます。
このデッキは直接的な妨害数が少なめなので、うららの打ちどころは慎重に考えることが大事です。
このnoteを書き終わったら現環境で見るデッキに対しての妨害の打ちどころについて記事を書こうと思うので、そちらも見ていただけると幸いです。

【氷水揺籃】
縛りが重い代わりにターン1が無いという破格の性能を手に入れたサーチ札です。
手札にダブってもいいという点が強すぎるので3枚フルでいいでしょう。
使った後に変な縛りなどもないので動く前にとりあえずこれ、というのが定石です。
相手が氷水のことを知らなければいかにもうららを打ちたくなる効果をしているのでうららチェックにもなります。
フィールド・墓地にある氷水はサーチできないのは長期戦になりがちな氷水には少し痛いですが、これがあるだけで初動の安定性が段違いです。
ウォーターフロントのカウントを気軽に増やしてくれる札でもあるので、
フロントを張ってから揺籃→エジル→揺籃→トレモラと繋げればカウンターを2つ稼ぎながらトレモラを持ってくることができます。

【氷水大剣現】
縛りが重いですが氷水最強展開札です。後行ならほぼ無条件で使え、先行ならうららや増G後に使えます。クレイドルとこのカードが通れば相手の妨害モンスターが封殺されることも覚えておきましょう。
先行の理想展開には一切関わってこない札ですが、2枚は入れていいと思います。
墓地効果は非常に優秀で、エジルギュミルで対応できない除去への裏目を作ることが出来るので、氷水の弱点であった「バウンスや墓地送りにされた時に後続が続かなくてそのままビートで負ける」ということが減り、(後続問題が解決されたわけでは無いですが)アーゼウスなどにビートされて負ける事態はかなり少なくなりました。
墓地効果を知っている人は相当少ないし、知っていてもそれ以外で除去できなかったりする場面で、このカードは非常に輝きます。
トレモラほどでは無いですが、墓地にあると安心する1枚ではあります。

【打ち出の小槌】
入れ替え検討枠です。手札が1枚減る代わりにマリガンができるカード。
主にデュオニギスを素引きしてしまった時のために入れていますが、たまにうららを吸ってくれます。
気軽に打てる魔法ということでウォーターフロントのカウンター稼ぎにも使いますが、やはり手札が1枚減ってしまうのは痛いので、金謙と入れ替えるのも手です。


【おろかな副葬】
うらら吸い枠です。墓地に落とすのは氷結界一択ですが、引いてしまっている場合仕方なく大剣現を落とすこともあります。
ここにうららを打つ人はまあまあいますが、ここまでは通す人も結構当たるので、過信は禁物です。チェーン確認が発生している場合、氷結界まで使って誘ってみるのもいいかもしれません。
現在1枚制限ですが、複数持ちたいカードでも無いので帰ってきたとしても1枚で良いでしょう。


【シンクロ・オーバーテイク】
4枚目以降のディーヴァです。基本的にこのデッキの初動は召喚権を必要とするので、手札でダブると非常に弱いです。
このカードを使った後は、コーラルアネモネなどのリンク系が使えないので、アネモネジーランティスなどでの一掃を狙う場合は注意です。
このカードもうららチェックには少し弱いですが、増Gチェックにはとても役立ちます。
手札次第ですがディーヴァを持っておいてエジルから侵蝕サーチで止まるのもいいでしょう。


【KYOUTOUウォーターフロント】
壊獣テーマのフィールド魔法。イニオンクレイドルと競合します。
最近のぶっ壊れフィールドとは違い発動時の効果はありませんが、代わりに恐ろしく緩い条件で自身にカウンターを乗せる①、一定条件で壊獣サーチの②、おまけに見えて凄いことが書いてある破壊耐性の③と優秀な効果が揃っています。
まず①の効果で、フィールドからカードが墓地に送られる度にカウンターを1つ乗せます。上限は5つですが、それでも強力で、リンクやシンクロをしているだけでいつのまにかカウンターMAXまで行っていますし、相手のカードにも反応するので無限泡影などでも1つ貯まります。
②の効果で、カウンターが3つ以上ならデッキから壊獣サーチができます。シンプルに壊獣サーチは強いですし、このデッキではガメシエルの着地を目的としているので、このカードからガメシエルを、揺籃からトレモラをサーチしてトレモラ効果でガメシエルを出すというのがこのデッキの理想ムーブです。
③の効果は一見地味ですが、カウンターを取り除いて破壊耐性を得ます。
カードが墓地に送られる度にカウンターは貯まるので、このカード以外の魔法罠を考慮しないなら、羽箒を完全に無視できます。ガメシエルの妨害効果を使わせるための羽箒は無意味だということです。除外は普通に効くので気をつけましょう。


【氷水底イニオン・クレイドル】
氷水テーマのフィールド魔法。サーチはできないので初動にはなれませんが、サーチ系フィールドに勝るとも劣らない活躍をします。
発動時の効果で墓地か除外から氷水モンスター1枚を回収でき、リソース回復ができます。この効果がなかなかに強く、エジルを使い回したり、除外されたエーギロカシスを帰還させたり、揺籃の条件を満たしたりするのにとても重宝します。
②の効果は自陣の水一体と敵陣全体の攻撃を選択した水属性の攻撃力分下げる効果です。これがあれば戦闘破壊にめっぽう強くなり、エジルギュミルの耐性付与と合わせるとかなりの耐久性を誇ります。
効果発動タイミングも敵味方関係なくモンスター着地時なので、相手の召喚はもちろんエジルの対象時効果やトレモラ効果を使って誘発させることができます。
守備力は下がらないので攻撃が高くともあえて守備表示で出すプレイングも可能です。
このカード自体の効果はここまでですが、このカードの真髄は名称にあります。
氷水テーマのシンクロ以外の勝ち筋として、氷水ロックというものがあります。
それが、コスモクロア、氷水呪縛、イニオンクレイドルを揃えることによる擬似的なスキルドレイン効果です。呪縛もコスモクロアもイニオンクレイドルを参照して封殺効果を発揮するので、このカードの維持は見た目以上に重要と言えるでしょう。
初動にはなれないので僕は2枚にしていますが、エジルラーンが来れば問答無用で3枚積みたいくらいには重要なカードです。


【氷水呪縛】
氷水ロックの一員。エジルからサーチして使うため1枚で良い。
増G下では、イニオンクレイドルを素引きした時にエジルから持ってきてエンドという択もあるので覚えておきたいところです。
効果発動は封じていますが常在効果はそのままなので、忘れないようにしたいですね。
バーン効果はかなーり優秀で、イニオンクレイドルで攻撃を下げて戦闘破壊、墓地に送られた後の攻撃力を参照してバーンを飛ばすため見た目以上のダメージが出ます。
羽箒には要注意。一瞬で戦線が崩壊します。


【墓穴の指名者】
Gがきつすぎるので。手札に来すぎるのはご愛嬌。
相手のデッキの知識があれば1妨害として。


【抹殺の指名者】
墓穴と違い無限泡影を止められる。承影の除外トリガーやエーギロカシスの打点増強にも。


【氷結界】
主に墓地効果目当てでおろかな副葬から墓地に送るために使います。
墓地での効果は自身を除外しデッキからレベル5以上の水を墓地に落として墓地の水を何でも回収する効果。落とすものと回収するものは別でも構いません。
使った後は水縛りがつくのでバロネスは出せなくなるのは注意です。
相手の破壊に合わせてトレモラを落としたり、バトルフェイズ開始時にエーギロカシスを落としたりするのも選択肢として持っておきましょう。
素引きした時も一回分の戦闘から身を守りつつ無効化できるので、2枚以上積んでも強いとは思います。破壊されても墓地効果が使えるので積極的にセットしましょう。
特に御巫に対して使うと反射効果が消えるのでそのまま勝てたりします。


【無限泡影】
抹殺の指名者で使うためにピン投。素引きしても十分以上の強さがあります。


【氷水浸蝕】
氷水を破壊してターン終わりまで一枚無効にする効果と、破壊以外で水属性が離れた時にデッキから氷水を特殊召喚する効果があります。
①の効果は魔法罠にも使えるので、理想盤面での一雫や冥王結界波を止めるために重宝します。一体破壊は一見アド損のように見える(実際少し使いづらい)かも知れませんが、盤面1枚を1無効に変えられると言い換えれば少し良く見えるかも知れません。
理想盤面でなくとも、このカード+エジル&墓地にトレモラで止まることはそこそこあり、1枚無効にしつつトレモラでエジルを蘇生しイニオンクレイドルをサーチ、次のターンに備えるなどのプレイが重要です。
②の効果は浸蝕を使う前に除去された時に氷水を出して1回は無効を使えるようにするための効果です。
出すのは十中八九エジルですが、稀にコスモクロアを出します。
このカードを表にしていない状態でチェーンブロックを組まずに除去された場合でも(壊獣など)直ぐに開けば効果を使えるという点は覚えておきましょう。
テーマ罠にしては一見地味なように見えますが、氷水の粘り強さを非常に補強してくれるカードなので、このカードは盤面に保っておきたいです。
しかし手札に被ると弱いので1枚採用。2枚目以降は趣味になります。

エクストラデッキの解説

【氷水啼エジル・ギュミル】
このデッキのエースです。3000打点とそこそこの大きさに自前で耐性を付与できる強固さ、自己蘇生効果による牽制と氷水の強みをさらに一段押し上げてくれるような能力のカードです。
①の効果はフリーチェーンで使え、自身の盤面全体にターン終了時まで効果破壊・除外耐性を付与します。この効果は後から出てきたモンスターにも共有される場への付与効果なので、この効果を使ってから戦闘破壊され、トレモラなどで出したエジルなども効果破壊されなくなります。
さらに相手効果にチェーンして発動した場合、チェーンしたカードの現在の名称(元々ではない)を参照してフィールド・墓地の同名カードを除外することができます。処理の性質上処理時に場になければ効果を使えない永続魔法罠や、自身を融合素材に含まないと融合召喚できないティアラメンツやアルバスの落胤、盤面の自身を素材にしてX召喚するピュアリィなどの効果に合わせて使えば1妨害になることができるのが非常に便利な点です。
しかしこの効果で妨害しようと思うあまり泡影などをあえて受け、トレモラで蘇生してから妨害しようなどと欲張ってしまって除去耐性が無く負けてしまうということがかなり多かった(僕が相当欲張るタイプなのが悪いのですが)ので、今では無効にされる前に耐性をつけてしまうということを心掛けています。
肝心の耐性も強力ではありますが墓地送りやバウンスには無力なので、それを使わせた後の立て直しは考えておくに越したことはありません。
②の効果は相手によって効果でカードが除外された場合の自己蘇生効果。
相剣やビーステッドなどに非常に強く出られます。効果ではなくコストで除外された場合には蘇生できないのには注意、ドラゴンリンク対面などは見た目以上に発動タイミングがありません。しかしこの効果をメインに使うことはあまり無く、この効果を覚えている相手もそうそう居ないので、予想外の蘇生からの逆転勝ちがそこそこ多いカードです。
豆知識ですが、「この効果で蘇生したこのカードは場を離れる時除外される」効果でも②は発動するので、閃刀姫などには強気で出てもいいかもしれません。

【相剣大公-承影】
このデッキのサブエースです。こいつを立てる時は大体押し勝てている時なので見た目に反して出番は少なめ。
①の効果で除外の数だけバフデバフをばら撒き、ギュミルの弱点である戦闘破壊にある程度の耐性を与えます。
②の効果は墓地を一枚消費する破壊耐性。シンプルですが強力。
③の効果は除外に反応した場と墓地の除外。エジルギュミルと違いコストでの除外も反応します。
この③の効果をうまく使い、エジルの除外や氷結界の墓地効果、デュオニギスの墓地効果などをトリガーにして相手のリソースを潰して勝つのがこのデッキのわかりやすい勝ち筋です。

【フルール・ド・バロネス】
いつもの。破壊無効蘇生と3拍子揃ったニクいやつ。主にこのデッキではどうしても妨害を立てたい対面や、永続魔法罠を破壊したい時に出す。
①は単純な破壊効果。直接的な破壊はこのデッキでは貴重。
②は一度限りの万能無効。発動無効なので撃ち先には注意。
③は自身を戻して9以下蘇生。この効果を氷水では非常に多用します。
②の効果を使い終わったバロネスは、積極的に氷水のエジルを蘇生して使い回すというプレイを覚えておくといいでしょう。打点3000の1破壊よりも、エジルの方が強い場面が非常に多いです。
氷結界下では出せないのは少し注意が必要です。

【アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン】
除外されたカードをどうしても渡したくない時に使う。もしくはプリマドーナの2枚目として。
レベル8シンクロをレベル10まで上げてくれるモンスターで、ディーヴァを蘇生してギュミルやバロネスに繋げます。
エジルに繋がらないのは弱いですが、択としては持っておくのがいいでしょう。

【魔救の奇跡-ドラガイト】
墓地に水が居れば魔法罠1無効のモンスター。ディーヴァにGを打たれた時の止めどころでもあります。②の効果はデッキにカトリンが入っているなら使ってもいいですが、基本使わない方がいいでしょう。
あまり使わないですが出す時は出すので抜くのはおすすめしません。

【深海姫プリマドーナ】
強烈なデメリットを代償に恐ろしいほどのメリットを取るカード。
除外された相手のカードを手札に戻し、エジルを場に出せます。先行展開の最高ムーブであり同時に戻すカードによっては最弱になる可能性を持ちます。
このカードを素材にすると対象耐性を持つ効果も優秀で、こちらからは分かりにくいですがお相手視点だとかなりの処理の面倒さを誇ります。
墓地に送られた時の除外をデッキに戻し効果は稀にしか使いませんが、相手のクシャトリラやユニコーンに除外されたエクストラ、デュオニギスなどを戻したりします。
打点が1500しかないのも強い点で、コーラルアネモネから使いまわせるという特徴があります。

【深海のコレペティ】
シンクロ・オーバーテイクからディーヴァをサーチするために使う。
ごく稀に出して墓地に送られた時効果を使いますがほぼないです。

【神・スライム】
イニオンクレイドルで攻撃0にしたコスモクロアから出せます。
戦闘破壊耐性と、戦闘及び効果対象をこのモンスターが吸収する効果があります。
エジルギュミルの効果と合わせると恐ろしいほどの耐性持ちを2体突破しないといけないので、先行1ターン目にエジルギュミルと一緒に出したり、打点が足りなくなった詰めなどに使ったりします。

【水精鱗-サラキアビス】
2妨害以上喰らって沈黙してしまった時用の悪あがき札。あまり使わないので入れ替え候補です。
①の効果でリンク先の攻撃力を少し上げることができ、神スライムと相性がとても良いです。②はデッキにマーメイルが居ないので今回は関係ありません。
③の効果がこのカードのメインだと言っても過言ではなく、相手によって戦闘及び効果破壊された時、デッキから水属性を1枚落として墓地から水属性を1枚蘇生します。
このカードの効果を知らずにバトルに入った時などに狙え、エジルを出すことによって3回まで壁を作ることができます。
基本的に先に処理されることが多いですが、最後まで諦めずにワンチャンを狙いましょう。

【海晶乙女コーラルアネモネ】
水属性最強リンクモンスターです。このデッキでは主に①目当てで使います。
この効果での蘇生は攻撃力以外に制限がなく、エジルやプリマドーナの蘇生を狙います。この効果の後は水属性しか出せませんが、非常に便利なので2投です。
エジルを使い回すため、エジルが場に残った状態でターンが帰ってきたとき、適当な水を召喚してアネモネを作り、エジルを蘇生するプレイをよく行います。
②の効果は全くと言って良いほど使いませんが、一応グレートバブルリーフを戻すことはできます。

【海晶乙女グレート・バブル・リーフ】
ラビュリンス対面の切り札。普段はほぼ使いませんがラビュリンスが重すぎるので仕方なく。高打点リンクモンスター兼継続ドロソとして働き、ターンが返ってくるとコーラルアネモネを帰還させることができます。
ラビュリンスが減ってきたら入れ替えていいと思います。

【世海龍ジーランティス】
コーラルアネモネ効果の後で効果を使うと敵味方の水以外を全除外できるコンボはあまりにも有名。
後行捲りの切り札として。出番はそこそこ多いので抜きたくはないかなって感じです。

【トロイメア・フェニックス】
入れ替え候補。どうしてもバックを除去したい時に使うそこそこ便利な汎用。
消費が激しいのが難点か。

【トロイメア・ケルベロス】
入れ替え候補筆頭。2枚+手札1枚で1破壊ができるそこそこ便利な汎用。
バグースカにはめっぽう強いです。

採用検討札と新規

【氷水帝エジル・ラーン】
氷水が心待ちにする1枚初動の最強新規。この子が来るだけで氷水のパワーが現時点の相剣と肩を並べられる程になるほど強力です。爆発力だけで言えば相剣の方が大きいが氷水には継戦能力があるのでトントン以上の勝負ができるようになります。


【水界の秘石-カトリン】
召喚権問題を解決してくれる偉い子です。問題点はサーチ手段の無さと手札消費。
ガメシエル抜きならオーバーテイク3にしてこの子も3でいいと思います。ドラガイトのバリューも高まるので一石二鳥ですね。

まとめ

ここまで見ていただきありがとうございます。
氷水に対する思いをぶつけていると10000文字を超えてしまったので、展開などはまた別記事に纏めさせて貰おうと思います。
追記:出来ました。有料部分には環境デッキへの妨害の打ち方などが書いてあります。展開は無料なので是非見てください。

執筆中の出来事ですが新制限が発表され、ディアブロシスが禁止になるということでいよいよフルパワークシャトリラの登場かなと思っています。
また構築を変え次第記事を書くので、しばらくお待ちください。
氷水は今はどうしても1枚初動が無く、ディーヴァと混ぜることによってなんとかしている現状ですが、この記事をここまで読んでくれた貴方なら、氷水の継戦能力と粘り強さに惹かれてこのデッキを握る同士の1人なのでしょう。
これからもこのデッキについての記事を書いていこうと思いますので、いいねやフォローをお願いします。
また、この対面、この手札ならどうすればいいかなどのご質問などありましたら、コメント欄にてお気軽にお声掛けください。

追記:環境についていくためにデッキレシピを一部変更しました

エクストラのあまり使わないリンクを抜き白闘気白鯨とアーゼウスを採用。三戦の才で奪ったクシャトリラに重ねる

もしこの記事が気に入ったブルジョアの方はこの記事をご購入してくださると幸いです。
おそらく剣持か加賀美社長の懐に入ります。


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