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仮面ライダーオーズへの手紙

みなさんこんばんは

最終更新から2ヶ月も空いてしまいました。。
申し訳ありません。

更新してくださいって声を何度もいただきました
その声の数が増えるたびに、
そうだよな・・そろそろ書かないと・・
という気持ちが増して、頭の中ではカタカタとキーボードを打っていました。(ほんとですw)


最近は週プレの表紙をやらせていただいたり、
ちょっと前もヤングジャンプの表紙をやったり
グラビア関連の仕事の告知が多くなっていますが


今日は、公開中の映画「仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル」についての
話をしたいなぁと思います。

11年前に放送されていた
仮面ライダーオーズの完結編となるものです。
きっとこの記事を目にする中には
すでに観て下さった方も多くいるかと思います

1ヶ月前に公開されましたが
大ヒットに伴い、上映する劇場がどんどん増えてますね

ここまで人気があるとは…!
正直 想像以上でした。本当にありがたいです。


この映画の制作にあたって、
インタビューや舞台挨拶で他のキャストのみんなが、出るかどうか迷っていた、
ということを口にしていました。

それはこれだけ愛され続けた作品やキャラクターをもう一度やることができるのかという
覚悟を試されていたためだと思います。

ですが、私に関していうと、
やらないという選択肢はなかった。
例えどんな内容であれ、オーズのヒロインとして出ないということは有り得ないと思いました。

衝撃的な展開、結末なので、やはり様々な声があることも知っていますが
今日は内容的なことではなく、演じるにあたってのことや、今のオーズへの想いを綴りたいと思います。


あれから10年以上が経ちましたけど
やっぱりオーズの現場って私にとっては、特殊であり特別なんですね。

自分が物語の一部である、という、
安心感のためでしょうか

演じたいように演じることができる

10年前の自分が、必死で演じてくれたおかげで
いまだに自分の中に比奈ちゃんがいる、
どう演じればいいか直感で分かる

撮影の待ち時間、
そのままの自分でいることができる
キャストには気を遣わずにいられる

それは他の役や現場では体験することのできない
変えが効かない、という自負からかも知れません。


ですが、これまで10年間
悩まされることも勿論ありました

何をやっても比奈ちゃんだと言われる
見出しにオーズのヒロインと書かれる

その度に、自分にはそれしかないんだ。
高田里穂とだけ言っても伝わらないんだ。。

と苦しく、仮面ライダーという言葉をなるべく言わないようにしている時代もありました。


そんな思いも、
この映画が公開されてやっと、昇華されました。

公開されて数日後、私も劇場に見に行ったんです

始まる一時間前にチケットを購入したんですが
大きな会場なのに一番前の席以外、ほぼ埋まってる。。

一番上の通路にある目立つ席しか空いてなく、
もう比奈ちゃんだとバレてもしょうがない(笑)と思い、チケットを買いました。

席につくと、どこもかしこも大人ばっかり…‼︎
そうだよな当時見てた子達ももう、成人してたりもするし、そもそも当時から大人の方にもファンが大勢いる作品だもんなぁと。

映画が始まると、
一気に、客席の意識が
目の前のだだ広い1つのスクリーンに注がれて
私も自分が出てるということを少し忘れるくらい
その意識の中に入り込んでしまいました

とにかく、ワクワクしました。

あぁ自分もオーズを愛するファンの一人だったんだと気付きました。

それと同時に、
これだけの人が息を呑んで観るような作品に出てたということは
それは当然、代表作と呼ばれるし
いつまで経っても比奈ちゃんと呼ばれるはずだ、と

心の中にあった、しこりみたいなものが
おっっっきくてやわらかーい感謝の気持ちの中にくるまれて、溶け切りました。


もちのろん、誰も私がいることには気付いていません。
バレるかもしれないと冷や汗かいた自分を
鼻で笑い飛ばしました。

多分もう1回、もう2回、
劇場に足を運ぶかと思います

オーズを見ている時は、10年前のあの頃の自分に戻れるもんなぁ
(一緒に見た友達が、10年前のひなちゃんは
CG?って思うくらい現在と顔が違うねと言っていましたが。悔しいけどわかるよw)


この前、19歳の女の子からファンレターをもらったんです

里穂ちゃんがオーズに出てくれて
感謝をしたいですという丁寧なお手紙。

そこには、
「大人にならなくてはいけないという周りのムードに流されて変わってしまった自分がいることに気付いていたけど
今回の映画を見て、自分のコアの部分は子供の頃と変わってないんだなと感じられて安心した」

というような言葉がありました。


誰かにとって、
何年経っても心の中にある作品
自分を形成した作品
苦しいときに救ってくれた作品
遠い記憶の中に僅かでも残ってる作品

そんな作品に出たということが私の宝であり、

この仕事をやる一番の理由なのかも知れません


これからも誰かの希望になれるように
この仕事を頑張っていきます

そのためにこの仕事をやっているし
ましてや、この世に生まれてきたのだとさえ思います

自分の夢を叶えるために生きることが
誰かの人生を豊かにしていると考えると、
おこがましいですけど
この使命を全うしたい、と強く、思います



オーズのキャストに出逢わせてくれてありがとう

オーズという作品に出逢わせてくれてありがとう

いつかの明日は、
またいつか、来るかもしれない。

これからもどうか、オーズという作品が
あなたの心を照らす存在でありますように。


長いのに、
読んでくださってありがとうございます


ひなから白鳥になれるまで、
もう少し時間をくださいね(^^)

そう。オーズは永遠。ありがとう。

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