前の記事のように断言する人も保守主義者じゃないよね😅

前の記事を読めば、私の言う「保守主義」は西部邁さんの定義した「保守主義」だってわかる人は多いかな?

西部さんの場合、「漸進主義」と「急進主義」の対立という捉え方をしてる。

西部さんは本を書いたり、議論したりするとき、「自分の考えは正しくないかもしれない」と常に頭の隅に置いてるという。

自分の無謬性を信じないからこそ、急進主義に陥らないとも言える。

だから、前の記事の様に断言しまくるのも、対立を作り出すから保守主義者のやることじゃない。

90年代後半からゼロ年代前半まで、西部邁さんは、小林よしのりさんとタッグを組んで、親米保守と戦ってきた。

でもある時期を境に2人の交流がパタっと終わった。
西部邁さんが亡くなった時にその理由を、『表現者』の西部邁追悼号に小林よしのりさんは寄稿してる。

喘息持ちの小林さんの前でも遠慮することなくタバコを吸うこと、
飲み会の席に必ず小林さんの奥さんも呼ぶこと、まあこの二つが一番の理由だと思う。
無茶苦茶辛かったと思う。
私が同じことされて、「やめてください」と言っても聞き入れてもらえなければ、その時点で交際を断つ。

他に小林さんが挙げていたこととして、親米保守などの言論の場では批判・対立してる人たちとも仲良くしてたことがある。

これこそ、保守主義者、西部邁の面目躍如だと思う。

社会の分断を産むことは、保守主義者のやることじゃない。
日本という国を壊すことに繋がるから。
主義主張が違うからといって一切交際を断てば、社会の分断を産み、結果中国やUSAを利することに繋がる。

「朝まで生テレビ」に宮台真司さんが出た時西部さんと対立し、西部さんが番組の途中で議論の場から出ていったことを覚えてる人は多いと思う。
このとき、西部さんは番組が終わるまで待っていて、宮台さんと握手したそうだ。

一応書いとくけど、私は西部邁さんを信仰してるわけじゃないし、意見が違うことも多い。
小林よしのりさんが離れた理由を知れば、人間的にも問題がある人だと思う。

基本的に私は誰かの考えを全て受け入れることはないというか、できない。

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