花に嵐の例えもあるさ

脱退発表のあの日から1ヶ月と少し、何かを残したいと書き始めたnoteも多分これで最終回です。

前回の記事に書いた通り、あれからNightOwlのライブに行けたのは3回。

2021年9月18日。
この日の対バンライブではたまたま整番も良く、自粛明けのNightOwlを間近でビシビシに体感させてもらいました。

Answer衣装の初見だったのですがあれは本当に良いものですね。メンバー毎に異なるデザインながら、個性を反映しつつコンセプトが統一されていて名作だと思いました。
そしてこの日の特典会では念願の1日でメンバー全員へ伺うを達成出来ました。いつもは推しメンにばっかり行くので、いつかいつかと思っていたので間に合って本当に良かったです。

推しメンからも「カニが(他のメンバーへ)行ってる!って思った!!」とのお言葉を頂きました。
やっぱりオタクは結構見られている!!

次いでは2021年9月27日。
リリースツアーの東京公演ソールドを受け、急遽開催されたワンマンライブ「LightNight」。現体制最後のワンマンとなりました。
緊急事態宣言下の制約もありライブの時間は長くなかったものの、さくら&伊桜で考案したとのセトリがめちゃくちゃに良かったです。聴かせて、魅せて、踊って、泣ける。心を揺さぶられる素晴らしいライブで、曲間のMCでは推しメンからも前向きな言葉があったりと僕の中では過去最高のNightOwlでした。
特にラスト2曲、Dear, NightからのAnswerはメンバーも涙を堪えながらのステージとなり、フロアでは涙するオタクも大勢見えました。
この日の主役とも言える推しメンは、何度となく泣き出しそうになるのを精一杯堪えて笑顔を作っていましたが、間奏でフロアに背を向けた瞬間に震える背中越しに溢れる涙を拭っているのが見てとれました。
その小さな背中はとても強く誇らしく、僕もマジでかなりだいぶヤバかったですが推しに負けていられない!と涙を堪えて見届ける事が出来ました。
ラストのAnswerを歌い上げた後に堰を切った様に泣き出す推しメンと、しっかりと抱き締める憧さんを見て尊い気持ちになりました。

その日の特典会はスタートから推しメンの列が長く、大勢のオタクが別れを惜しんでいる様で自分も嬉しくなってしまいました。さくら推し冥利に尽きると言うか…オタクみんなありがとう。

この日は「また来週」とお別れしました。
約束があるのはとても幸せな事ですね。

そして2021年10月4日。いよいよ最後の日を迎えます。
朝の空気は少しひんやりと清々しく、秋を感じさせる空は良き日の予感ある始まりでした。

この日はAnswerのアウトストアイベントという事でライブ前に前特典会があり、ライブを挟んでのサイン会と後特典会が開催されました。
僕も推しメンの晴れ舞台という事でやる気に満ち溢れ、朝から感情が迷子になりつつ荒ぶって前特典会からの参戦です。

前回のワンマンでも特典会のさくら列は長かったですが、この日も前特典会から大勢のオタクが会いに来ていて列は伸びに伸びていました。オタクみんなありがとう。
正直、顔を見るまでは推しメンの情緒が心配でしたが、それがまったくの杞憂に終わるくらいにいつも通りの推しメンでいて、それどころかいつも以上にでっかい笑い声がケラケラと会場に響いていて安心するとともに元気を貰ってしまいました。

(バーテンダーがあって)今はこれが精一杯。

そして定刻が過ぎ、推しメン最後のライブが始まります。
NightOwlのライブの見どころはメンバー同士のアイコンタクトと表情とわちゃわちゃするところ(カニ調べ)なんですが、現体制のラストライブという事もありメンバー全員いつも以上に良い顔でキラキラ輝いていました。
特に印象的だったのが夜想歌の2サビで嘉那&さくらが踊るパート。当日ライブ前にTwitterに動画が投稿されたからか、振りコピするオタクが多かったのでしょうか?2人が少し驚いた様に笑顔で顔を見合わせる瞬間が見てとれ、尊くなりました。

まあ僕は結構前から2サビではこのパートの振りコピしてますけどね!(突然のドヤ)

ライブ後半ではメンバーが1曲ずつ「あと何曲」とカウントダウンしていく曲フリで、文字通り1曲1曲を噛み締める様に進行して行きます。ラストは推しメンからMCでフロアとメンバーへ感謝の言葉が伝えられ、最後の曲Answerが流れます。
この曲ではオタク有志による一斉点灯企画が実施され、フロアが推しメンカラーの黄色に染め上げられました。ステージからはどう見えたでしょうか?喜んでくれていたら嬉しいです。

そして全曲が終わりカーテンコールを迎えた推しメン。その顔はさわやかな笑顔で達成感に満ち溢れている様に見えました。前回のワンマンとは対照的な終演に、心持ちの変化を感じる事が出来た様な気がしました。

メンバーがステージを去った後、フロアからはアンコールを求める手拍子が起こります。
開演前に運営側から「アンコールにて特別な催しをする」旨のアナウンスがされており、間もなく推しメン以外の4人がステージに戻って来ます。
伊桜さんから「NightOwlを離れるさくらに特別な贈り物をしたい」と言うMCがあり、推しメンもフロア側に再登場して4人体制最初のDear,Nightが披露されました。
会場が一体となって推しメンの巣立ちを祝福している様な、とても暖かい時間となりました。

アンコールの模様は近日NightOwl公式LINEにてリリースされるとの事ですので、お見逃しなく。

映像はめっちゃ楽しみですけど、僕は僕の情緒が心配です…

最後のライブが終わり、特典会が始まります。
まずはアウトストアイベントらしくサイン会。CDであればサイン箇所の指定が出来たので悩みに悩んで、でっかく書いてもらいました。

でっかい!!推せる!!でっかいらぶ!!!

そして正真正銘、最後の特典会です。
別れに涙するオタクが大勢いるなか推しメンは終始笑顔で元気に楽しそうで、最後の日まで望月さくらは望月さくらを貫いていてあの泣き虫が頑張って頑張ってとても誇らしくて尊くて、やっぱり僕の推しは自慢の推しだって改めて思いました。

特典会の最後まで推しメンは泣きませんでした。
最後の挨拶を終え、拍手で送られて手を振る推しメンの笑顔はきっと僕は忘れる事は出来ないと思います。

そして、リリースツアーを完走し4人となったNightOwl。
まだ見ぬ苦難はあると思いますが、結成からの2年間幾度と逆境を乗り越えてきたチームに、越えられない壁なんて無いってオタクは信じています。
この先にまたいくつかの壁を超え、今よりもっと光り輝き高く羽ばたくNightOwlを僕も見続けて行きたいと願っています。
絶対に武道館へ行きましょう。

「月に叢雲、花に風」
良いことは長く続かないと言う意味のことわざです。しかし雲間の月だけが出せる輝きがあり、花は散るからこそに美しいと感じる趣きもあります。
あの日から今までがそうだったと思います。

月と花の名の推しメン。
脱退発表から1ヶ月と少し、最後まで楽しめましたか?悔いなくやりきれましたか?
僕にはあの日からは晴れ晴れと、残った日々を大切に楽しく精一杯過ごしている様に見えました。最後の日にそれは間違って無かったなって、答えを出せた様な気がします。

10ヶ月という月日を経て巣立つあなたへこれからの良き出会い、良き未来、良き人生がある事を心から祈っています。夢を叶えてなりたいあなたになれますように。

これで推しと僕の物語は終わります。
今日まで本当にありがとう。
NightOwlの望月さくらが大好きでした。

さよならだけが人生だ。

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