昔むかし話し31

思わず義郎も小百合の元にに駆け出しました。
何年ぶりだろうか.,....。
二人は深く抱擁したまま。感慨にふけました。

義郎は小百合と再会することにこんなにも嬉しく感激した事に自分自身で驚くほどでした。

出ていった以前より二倍も三倍も、美しく、愛おしく、思えました。

当たり前の様に暮らしていた時期
そして出て行った後の時期
今思えば何ともったいない時を過ごしたのだろう。

再会して初めて解る、側にいてくれることへの感謝や喜びもっと早く分かっていたなら何と素晴らしかったんだろう。

義郎は何か悟りを得たようななんとも言えない充実感と満足感を味わっていました。

まさか!義郎はもう一つ大事な事に気がつきました。

       つづく

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