昔むかし話し38

久美子がつづけます。
私宇宙に行ってみたい!
久美子は目を輝かせて楽しそうです。
お空の向こうにはなにがあるの?
お星さまの中で住めるの?
お月さまには、本当にウサギさんがいるの?
お星さままでどうやっていったらいいの?
お星さまやお月さまにはには誰か住んでるの?
久美子は矢次ばやに問いかけてきました。
父、義郎は、すかさず答えてあげようと思い手をあげようとしましたが、喉元が何か詰まった様な感覚に襲われました。
ふと、義郎は自分には久美子に対する答えががまったくないことに気がつきました。
"しまった"
義郎は咄嗟に恥ずかしさのあまり頭をかきながらその場の空気を紛らわす様に
"小百合ちょっと久美子に教えてあげてくれるかな"
さっきまで目をつむって下を向いていた、小百合が半笑いしながら義郎の方をみつめてきました。
    つづく






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