もののがたり第二章 #22 2023/9/5(火)0:00~0:30

兵馬・ぼたん・羽織・薙・結・硯・鏡・門守椿・門守大樹・岐隼人・岐鼓吹・爪弾・鼓・吹枝・時雨・クナト・ツジ・ヤチマタ・凩こがらし

現人神(あらひとがみ)が降臨 付喪神たちが皆同じ方向現人神の方を向きひざまずく 物を使うのは人 付喪神を使うのは現人神 よってあらゆる付喪神は恐れ敬う 自分達を統べる存在拠り所となる主を ほたんから黒モヤ ぼたん白髪 瞳が五弁 爪弾動けない 現人神のプレッシャー 現人神は鼓に話しかける 鼓の右腕は門守大樹の攻撃で再生できないでいる 現人神いたましいそれ以上に見苦しい これは廃棄だ 静かにおゆき 鼓を道具の鼓に戻し その鼓を消滅させる 現人神どうやらここにいる者らは私に何かをさせるため顕現させたようだが 思い上がるな物の語りに耳を貸す道理はない 私がどうあるかは私自身が決める 以前顕現した現人神は口調もしぐさも童そのものだったが ぼたんの成長に伴い現人神も人格が形成されている 兵馬返せぼたんを返してくれ長月ぼたんを待っている人たちがいる返してくれ 現人神ココは寒くて真っ暗で怖いよ兵馬さん 半分ぼたんが表出する 兵馬婚礼調度が必ず来ると信じる 天日の唐傘が舞い上がる 保管されている匣が光る 現人神が消えいつものぼたんになる 付喪神達動けるようになる 唐傘たちは兵馬ぼたんを狙う 舞い上がっていた天日の唐傘が粉々に爆ぜる。
回想 唐傘の結界の中の婚礼調度達 外で何が起こっているのか分からないが 感じる伝わってくるぼたんの苦しみ痛み 匣がいればこんな結界解除で来たのに 結は空間そのものを巻き上げ収縮させる 羽織は道具の羽織になり薙の上着になる 鏡はタイミングを見る 硯何もしてない 私達が望むのはただ一つ「ぼたんの幸せ」 結強く巻き上げる 収縮の中心が出来る 薙ぶった切る そして 天日の唐傘が粉々に ぼたんほっとする 

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