末期がんにも大きな効果のある画期的治療法が登場、しかし副作用も強烈

「末期がんにも大きな効果のある画期的治療法が登場、しかし副作用も強烈」
少しマニアックな記事ですが、がんの免疫療法に興味のある方は参照ください。
http://gigazine.net/news/20160218-cancer-immunotherapy/

免疫細胞であるT-cellに対して遺伝子改変を行い、がん細胞を特異的に認識できるようにした上で再度戻すというやり方は、かなり前から考案されているようです。

しかし、この記事でも書いてある通り副作用としてのサイトカイン(免疫系の細胞が放出する情報伝達用のタンパク質)が過剰に放出されてしまいショック死が起きるケースも見受けられるのが、一番の問題点です。

最近は免疫をターゲットとした創薬が数多く取り組まれており、特に小野薬品工業のニボルマブは免疫をターゲットした本当に画期的な抗がん剤として知られています。
ニボルマブは抗PD-1抗体であり、がん細胞が免疫細胞からその攻撃を免れるために提示しているPD-1をブロックすることで免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようになる全く新しい形の抗がん剤です。
今後は免疫を高める治療が本格的に行われていきます。誤った情報に流されないように正しい知識を身につけておきたいと思います。

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