格差縮小のカギは相続税強化にあり

格差縮小のカギは相続税強化にあり
AIは人類の敵か味方か? 新しい技術が経済にもたらすインパクトを考える(後編)井上智洋×飯田泰之
2016年02月24日
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6110

AIが本当に普及するとき、社会は一体どうなるのか、そして私達は何をすべきなのかについて本当に面白い議論をしている記事なのでご紹介します。

記事の内容はしっかりしているので、自分の個人的な解釈で記事の要約を行いました。
少しでも興味が湧いた方はぜひ本文も読んでみてください。

【要約】
AIが普及される過程において今後は、「生産性向上に需要の側がいかについてくるかを考えること」が重要で、そのために「金融緩和」「財政政策」そして「再分配政策」の3つについて取り組む必要がある。

最後の再分配政策が特に重要で、なぜ自分が努力したものを奪われなくてはならないのか、という疑問も当然出てくる。

しかし、階級を問わず皆が幸せに暮らすためには、自分の努力とは無関係な親から受け継いだ資産を再分配にまわす(相続税を上げる)ことは妥当ではないか。

所得税はビルトインスタビライザーとして機能するので税収としては不安定なので、政府は消費税を上げたが、それよりも資産課税の内、相続税を上げるべきだ。

そして、そのお金で公教育を充実させる。
将来、キャピタルクラス(資本家)かクリエイティブクラスしか生き残れないとしたら、全員クリエイティブクラスまで引き上げるくらいの意気込みが必要。
日本が誇る「おもてなし」はAIにとって変わるのは難しい。
「クリエイティブクラス」という言葉は、そういったホスピタリティという付加価値を生み出す人たちも含めて考えるべき。

しかし、クリエイティブクラスが食べていける土壌は人口集積地にしか存在しないので、東京以外にも多くの都市が今後必要となってくるだろう。

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