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人の振り見て我が振り直せ!

今週,担当案件の裁判があって大阪地裁に行きました。

最近では,新型コロナウィルスの影響もあって,多くの裁判がweb会議(Microsoft Teamsを利用しており,原告・被告共に裁判所に出廷しない。)となっており,裁判所まで行くことが稀になりつつあるのですが,それでも行かなければいけない時もあります。

その日は,少しばかり早く着いてしまったので,法廷の傍聴席で待ってようと法廷に入り,座っていました。

私の裁判の前に別の裁判があり,裁判官が判決文を読み上げる,いわゆる判決期日というものでした。

ここで私は衝撃を受けました。

裁判官が判決文を読んでいるのですが,声が小さい上に読むスピードも速く,ボソボソ読み上げるので,傍聴席に座っていても何て読んでいるのか全くわからなかったんです。

しかも,判決文を読むため下を向いているので,見映えもかなり悪いものになっていました。

わからなくはないんですよ,以下の民事訴訟法の規定があるので,当事者がいなくても判決の言い渡しができ,基本的に当事者は出廷しません(私も担当の裁判の判決期日に出廷したことがありません。)。傍聴人も中々いないので,聞いてる人もいないですし,テキトーにやろうかっていうのも。

(言渡期日)
第二百五十一条 判決の言渡しは、口頭弁論の終結の日から二月以内にしなければならない。ただし、事件が複雑であるときその他特別の事情があるときは、この限りでない。
2 判決の言渡しは、当事者が在廷しない場合においても、することができる。

とはいえ,その時は私がいましたし,いやいやちゃんとしろよと思いましたが,そこでタイトルです。

自分はどうだろう?相談者・依頼者の前でボソボソ話してないか?背が猫背になって見映え悪くなってないか?

悪い立ち居振る舞いを見せてもらえたので,自分を見つめ直すことができました。弁護士として,相談者・依頼者等からこの人頼りになるなーっていう立ち居振る舞いを心がけたいと思います。

おわり

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