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第46回新潟大賞典 出走全馬解説

1,ヨーホーレイク
前走は2年2か月ぶりのレースでゴール前は少し甘くなってしまったが、G1でも勝ち負けしてきたプログノーシスとドゥレッツァに次ぐ3着。叩いて状態は上向いてくるだろうし、2走ボケさえなければ斤量59kgでも能力が抜けていそう。

2,ホウオウアマゾン
掲示板を確保した2走前の中山金杯は多くの馬が不利を受けていたなかでの好走なので評価しづらい。重賞でも実績十分の馬だが、前走はスタートでつまづいて競走中止だったし、今回は手を出しづらい。

3,ヴァンケドミンゴ
右回り 4-3-3-21 左回り 0-0-0-3 と左回り実績はないが、0秒3差4着の新馬戦、不良馬場の福島民報杯、8か月半ぶりの関越ステークスと内容を見ると悲観するものではない。ハンデ54kgは実質最軽量だし、2019年のこのレースを7番人気で勝ったメールドグラースと同じルーラーシップ産駒なので、馬券の相手に入れておく価値はありそう。父キングマンボ系×母父Pサンデー系は2020年7番人気2着のアトミックフォースと同じなので、相手には入れておきたい。

4,デビットバローズ
一昨年のこのレースを7番人気で勝ったレッドガランと同じロードカナロア産駒だが、好走しているのは栗東からの輸送距離が短い中京・京都・阪神だけ。東京のむらさき賞は3番人気15着、中山のレインボーステークスは4番人気15着となっており、長距離輸送は良くないのかもしれない。もまれない位置で運びたいタイプなので内めの枠はマイナスだし、横山典弘騎手に導かれてどこまで。

5,ダンディズム
2020年の新潟大賞典を10番人気で勝ち、翌年の新潟大賞典は9番人気で4着だったトーセンスーリヤは父の父がSingspielで母父がサンデー系という血統。この馬は父がサンデー系で母父がSingspielと似ている血統。2走前の小倉日経オープンは少頭数、4走前の福島記念は展開に恵まれての好走だったので斤量57kgだとワンパンチ足りない印象も受けるが、血統面の後押しを受けての好走を警戒して押さえには入れたい。

6,セルバーグ
前走の小倉大賞典(3着)、5走前の中京記念(1着)ともに逃げて自分の形に持ち込むことができれば高いパフォーマンスを見せる馬。普通にスタートを決めれば逃げられそうなメンバーなので、初めての2000mをこなすことができれば一発も。

7,ノッキングポイント
前走は久々の影響があったようだし、2走前の菊花賞は道中でゴチャついており、いずれも度外視できる一戦。昨年このレースを勝った時より3.5kg斤量が増えるが、今年のメンバー関係なら連覇の可能性は十分ありそう。

8,ブレイヴロッカー
前走の大阪―ハンブルクカップは急遽の乗り替わりとなったが、上がり最速の脚を使い3着に好走。長めの距離を中心に使われているので2000mへの対応がポイントになりそうだが、金鯱賞の時のように好位を取ることができればチャンスも。

9,カラテ
昨年のこのレースをも含めて新潟芝2000mのG3で2勝の実績。力を出し切れば59.5kgのハンデでも勝ち負けできるだろうが、ここ2戦は馬の気持ちが続いていないそうだし、18戦連続騎乗していた菅原明良騎手から国分優作騎手に乗り替わるのもプラスとはいえないので、相手までの評価。

10,ファユエン
前走はスタートひと息で最後方からの競馬。さらに3コーナーで落馬した2頭に接触する場面もあり、今回は度外視の一戦。昨年のこのレースで0秒4差と僅差の競馬をした時の同じ53kgの斤量で出走できるし、人気薄でもチャンスがありそう。

11,リフレーミング
短期放牧明けで急仕上げだった前走の福島民報杯は大外一気で差し切り勝ち。6歳になってさらに充実してきた印象。状態面で大きな上積みが見込めるし、今回のメンバー構成なら57kgのハンデでも勝ち負けできる能力はあるハズ。

12,シーズンリッチ
前走の金鯱賞は適距離に戻っての出走だったが、大幅馬体増も影響したようでシンガリ負け。今回は控える競馬を覚えさせるようなコメントも出ているので、見送りが賢明か。

13,キングズパレス
大崩れはないものの、直線でササる面があるので3勝クラスをなかなか勝ち切れなかった。仕上がりも良く癖を知る松岡騎手が継続騎乗できるのはプラスだが、重賞のメンバーでどこまで通用するか。

14,マイネルクリソーラ
前走の中山記念は出遅れたうえに上位3頭はイン前でレースを進めており、恵まれないなかでの5着。G3なら能力は上位だろうし転厩初戦でも十分勝ち負けになりそう。

15,レーベンスティール
前走の香港ヴァーズは陣営もコンディションが整っていなかったことを認めていたので、ノーカウントで良さそう。過去5年の新潟大賞典、中9週~中24週かつ距離短縮で出走した馬の成績は 1-1-3-1-0-1/7 複勝率71.4% と抜群の相性を誇るが、まだバリバリ乗り込んで調整していないという点の割引は必要か。

16,ヤマニンサルバム
前走の金鯱賞は1~2コーナーの進入でスムーズさを欠いてしまい2ケタ着順となってしまったが、2走前の中日新聞杯と3走前のオクトーバーステークスは左回り芝2000mで連勝している。新潟外回り芝2000mなら大外枠でも問題ないだろうし、ここは巻き返しに期待。

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