#Jサポの会 回顧録

こんなもんを、去年の10月27日に高円寺のkiten!で #Jサポの会 開催の終盤に投げ込みました。

まぁ、それなりにインパクトのあった内容だったのと、リアクションをするのもいろいろと厄介な内容で、いろんな意味で聞きにくいものだったようで…。(狙い通りともいう)
でも、あとから「何があったのよ」とか直接ならまだしも間接的にも問い合わせを受けたりする状況もあるので、ちょっと総括をしておきたいなと。

なお、結論だけ言うと、いろいろと意見をしてくる人とかって、表層でしかものを見てなくて本質理解ってしないんだねってことです。
また、このtweetは、その時の幹事にも事前通達をしていたのですが、いろいろとわかってもらえてなかったことも後から透けて見えて、本当にマネジメント失敗したなという話だったりします。

そんなわけで、アーカイブ的なものにもなりますが、ご笑覧あれ。


きっかけ

2015年の梅雨ごろまで、大分サポ(当時)の足立のおばちゃんが新橋の大分料理のお店(閉店)のやどかりさんで実施していた「やどかり」が諸般事情で当面実施しないということになりました。
ただ、あの当時、チームの垣根などがない場というのは少なく、そういう場をどこかで作れないかなというのが、最初に動き始めたきっかけでした。

開催におけるコンセプト

ただ、実施するにあたって、「やどかり」の状況などを踏まえ、以下の点はやたらと意識をしました。

中立であること

とにかく、いろんな人が参加できる場を作るというのが大前提でした。
その際に、サポーター間で発生するリスクとして「あの会はxxサポが主催なんだよね・・・」とか「あの店、yyのサポショでしょ?」というようなことだけは避けるように意識をしました。
当時、自分自身がメインで見ていたのはアルビレックス新潟と横浜FCでしたが、開催時にそのカラーは可能な限り排除をしました。だからって、フリューゲルスのユニだったり、受付にとび丸がいるのはどうよという突込みはそれなりに喰らっていた訳ですが…。
また、立地として、在京、在関東の人々の移動が比較的楽な山手線沿線という条件を加味して、諸般事情で懇意にさせていただいていた、渋谷にあるサッカーショップ加茂の直営のお店エスタディオで実施するようにしました。(それが、あとの大騒ぎの妙な伏線にもなるわけですが…)

あくまでも中心はJリーグ(サッカー)であること

サポーターという属性の方も、24時間365日サポーターをしているわけではありません。(そういう人もいますけど…)
他の趣味などもいろいろとある方々もいますが、そのあたりの混ぜ物を始めると、中立であることと同じで、変な先入観で参加する人が減るリスクが上がるため、他のコンテンツなどを混ぜ込むことは避けました。

当然ですが、これは広報での部分の話であって、参加者の会話が結果的にどの方向に行くことは制約しません。(公序良俗に反することのない限り・・・ですが)

明朗会計

会費に関しては、基本的に食事付き飲み放題(実質120分)で4,000円で統一できるようにしました。
会費制にすると、お酒を飲む人と飲まない人での不公平感などの発生や遅れての参加などになると、食事などが十分にとはならずに不公平感が出るのですが、その処理をすると計算がややこしくなるためです。(とはいえ、当初からエスタディオ側のご厚意で遅れてくる人用の別皿提供はしていただいていたので、不満を持たれることはなかった…はずです。)
ただし、途中から始めた同会場での2次会運用については、キャッシュオンとして、不公平感などはないように配慮をするという形でした。

余談ですが、当時、エスタディオの貸し切り条件は、15万円以上の売り上げ補償でした。つまり、38人は最低集まらないとまずい。または、他のお客さんも入る状況にするかという条件があったのですが、累積の実績値やあとでの食事情もありこの縛りはあってなきものになったのはまた別のお話…のはずです。(当時の営業と全部変わったからね…)

基本的にみんな座れること

立食でもいいのかなと思うこともあったのですが、なんだかんだで話し込んだり、食事もとなると、立ったままは地味に厳しくなります。
そのため、とにかく全員が座れること、詰め込まないことは意識をしました。(消防法とかあるからね…)

やってみた。

初回は、2015年の8月21日で、Jリーグサポ納涼会ということで、実施をしてみました。結果的に、そこから毎月1回以上の開催を2020年の3月まで4年半の間継続したというのは、とんでもない話だったのかもしれません。

で、参加の際に、誰が誰だかよくわからんとかいろいろとあるので、名札を作成しました。
毎回日付入りで、持ち帰ってもらえるようにしたのですが、これもなかなか大変でした。カードホルダーとマーカーにカードとかは自腹で用意をしていて、この段階で幹事は赤字になるんですよね。運営コストが会費に含まれるなんてこともないわけで…。

なお、渋谷で開催していた時の最大の参加者数は忘年会での60名突破。
最少が8名程度といった感じでした。

会で起きたいろんなこと

食事

基本的にはブッフェスタイルの食事だったのですが、サポーターの胃袋を満たすことは、意外と大変でした。蝗とも言われるFC東京サポが大挙してきていた訳でもなかったのに…。

これと合わせて、エスタディオさんのもろもろの事情もありました。
エスタディオさんはどこかのチェーン店などとは違い、すべて独自で食品調達をしていました。また、上のフロアのスタッフの食堂も兼ねている経緯があったので、何かが急に足りなくなるという事態はありませんでした。
ただ、一般的なダイニングの体ではあったものの、ちょっと特殊なお客様がいたので、妙にいいお魚などを仕入れられていることもありました。でも、ドタキャンを食らって行き場のなくなった食材を破棄するのももったいないというような理由で、採算度外視の怪しい料理がどんどん出て来ました。
最初はアジの開きとかだったのですが、何人前というべきか悩むようなフライパンごとでのパエリア、時にはウニが1舟分載った海鮮丼とかが並ぶ日もありました。
(気になる人はこの辺を見ればいいと思う。インスタのジオタグがある限り過去は消せないんですよ…今の運営の某社の皆さま…)

お土産+謎の抽選会

このあたりは、サッカーだけではなく遠征をする方々の文化に近いのですが、どこかに行った時のお土産を持ち寄るという事が定番化していました。
また、どこからともなく出てくる行き場のない販促品などがお土産として配布されることなどもありました。
ただ、数が足りなくて、抽選となってみるとかもありました。
忘年会では謎のプレゼント交換会として、いろんなものが飛び交うこともありました。

ゲスト+気づいたら隣にいた人とか

会の存在をどこからという事もなく聞きつけて、参加された方もいらっしゃいました。
こちらからは、積極的に声掛けをしていたわけではなく、フラっと来ていただいた方という感じです。

もともとの会場としていたエスタディオはサッカーショップ加茂、マネジメントでは有名なJSPさんのお膝元。貸し切りにできなかった時や、貸し切りだった場合でも緊急でのお客さんなんてこともありました。
実際にお見えだったのは・・・

  • 参加者として

    • 某ライターさん

    • 某配信メディアスタッフ

    • 一部twitter有名アカウントの中の人(具体的には言わないよ)

  • 偶然近くに来ていた人たち

    • エスタディオの親会社の会長

    • 元サッカー選手(複数・日本代表含む)

    • 某サッカー誌元編集長

なんてところだったかな…。なんにしても、何でもありだったのだけは事実…。
それと、その辺のことを口に出さない暗黙の了解があったのがでかかったかもしれません。

キヅール

いろいろとあって呼びました。
あのクラファンとかで呼べたら面白いなって話が局所的に上がって、勢いだけで突っ走ったら、いろんなところで話題になりメディア取材迄ある、さらに別事情でいろんな伏線を無駄なところで張られたおかげで大やけどするといういろんな意味での炎上案件になりました…が、まぁ、あれが多分、この会の一番の山だったんでしょう。

余談ですが、あの時にドリンク代金としての…といただいた会費500円は文字通りドリンク代として消え、それ以外の打ち合わせ等等であの収支は真っ赤です。あと食材はグルージャのスポンサー各社からの提供だったものの、調理等の対応についてはエスタディオ側のご厚意によるものだったことはいまさらながらですが明言しておきたい話だったりします。(別の趣味との抱き合わせで相殺と言いたいけど、単品で考えたらおそらく6桁行ったはず…というか考えないようにしてる。)

継続的開催における課題

参加者の固定化

この手の会の開催で一番難儀なのが、メンバーの固定化とそれによる新規の参加者の減少です。「zzが参加している会だから」という、最初の中立の部分よりも若干面倒な話です。
可能な限り、その辺の色がにじまないような広報なんかもかなり気を使ってました。自分のtwitterアカウントであっても、広報の兼ね合いがあるのでtweetについてもとげが立たないような文章にするなどもしていた経緯があります。
特にサッカー関係の時事ネタについて下手な物言いをするのは危ないと気をつけていました。逆に、一部属性の方々が流入しないようにするために会費を落とさないことと、変なことはできない場というハードルを若干見せるという妙なバランス感覚だけは継続的に持たせました。
この辺、周りから見えないんだってことは、あとで実感しました。

トラブルの発生(主に人間関係)

この手のイベントを続けると面倒ごとも増えるもので、現地での狼藉はほぼなかったのですが、次のようなトラブル発生に関しては、個別で対応して参加をご遠慮いただくようにした経緯があります。
その辺の代表例はこんなところでしょうか。

  • 器物損壊(カウンターにドロップキックぶちかました)

  • 執拗な声かけ(会場内外問わず)

  • 色恋沙汰からのトラブルが予期された事案

結果的に片手以内で収めたものの、この辺、人が集まらなくなる原因にもなるので、結構気を使いました。
あと、政治的な物言いとか強い方が出たらおそらく出禁にしていたのかなとは思いますが、幸い、本会の実施中にはそういう事案はなくて済みました。

モノ言う参加者の発生

ここまでの話なども含めて、それなりにいろいろと考えながら運用をしていたわけですが、いわゆる古参の人とかからは微妙な不満が出たりとか、彼らなりの改善案が出てきます。
新しく来た人のここが気に食わないみたいな話もありますし、今まで来てる常連の中での妙な軋轢なんかもあります。

参加者間の問題であれば、当人同士で決着が付けばいいのですが、そうはいかないという状況も起こりえます。そんな話をDMで切々と問う方もいたりすると、「やってられっか、もう来るな!」とか思いもするわけですが、こらえている部分もかなりありました。

場所の問題(エスタディオ運営体制の変化)

なんだかんだで、継続して運営できていたのはエスタディオあってのことでした。採算度外視もいいところの食事の提供など、良くも悪くも一緒に遊ばせていただいていたという側面が強くあったのが、#Jサポの会の特徴だったとも言えたかもしれません。
しかし、2019年当時でも物価等の対応が難しくなってきてることもあり、某飲食系グループの傘下に入る形で、営業や運営の体制が変わることになりました。今までいたスタッフもほぼ全員いなくなる形になりました。
結果として、従来の食事の形式などについては不可能。それどころか極端なサービスレベルの低下が露呈してしまい、お世話にはなれないと判断せざるを得ませんでした。

その後については、年に数回、会の開催をすることもあった高円寺のkiten!さんでの実施を中心として、他でどこでできるかの模索をすることになりました。
DAZNさんのご厚意で渋谷のカフェスペースでポットラック形式などにしたりもしたのですが、安定して使える場所というのは少ないため、可能性のある場所を探すなどのタスクがさらに増えることになりました。

運営側の負荷の増大

結局、この辺の対応をほぼ一人でやっていたわけです。
会場での会費徴収などの受付などは、任せたりしていても基本的にお金が絡みますから、すべてを任せきることなんてできません。
しかも、もろもろの対応などを考えていくと、イベントだけで食ってるわけではないので、生活の中のもろもろのリソースを食われますし、そのリソースも増大する。
エスタディオを使うのをやめる前、2018年の後半ぐらいから結構厳しくなっていて、どこに着地させるのか、終わらせるのかは悩み始めているのも事実でした。

毎月、コンスタントに会場調整、広報、参加者管理、参加者への情報提供、当日運営を回すわけです。
ある意味好きでやってましたが、面倒ごとが出てきたらきついですよね。

終了へ…

ぶっちゃけた話、ここまでにあった運営上の課題の部分などもあり、限界も見えていました。
他でもだったのですが、この手のイベント回しの話って、分かる人が絶望的なぐらいに少ない。もしくは勘違いをしてくれる(ここは後述の部分です)
とはいえ、こういう場に関してはオンリーワンではなくなっていたものの明確なニーズがあったのも事実でした。

なので、どう終わらせるかはずっと悩みの種でした。

主催者が沖縄へ(=運営者の不在)

ここは個人的事情になりますが、自分自身が沖縄へ行くことになり、遠隔で会の運営なんてできるわけもなく、物理的に開催ができない状況となりました。
ここで綺麗に終えることができたら綺麗だったのかもしれません。

しかし、会をなくすのはもったいないので、代わりに会を運営するという方がいました。いろいろとご意見をしていただくような方ですし、そういうことをするのならば基本コンセプトぐらい見えているだろうと思っていましたが、そんなことは一切なかったというのがこの後の間違いの始まりになるでしょう。

コロナ禍(COVID-19)の影響(オンライン化?無理!)

2020年になってからのCOVID-19の影響で、そもそもの飲み会などの会は不可能になりました。
代替手段としてのオンライン飲み会というのも出てきました。
それならできるのかなと、実験的にやってみたのですが、ここで大きな問題が発生しました。

実際に、zoomとtwitterのスペースを用いたオンラインでの運用を定期的に試したけど、限界はすぐに見えました。

対面形式の場であれば、適当にいなす手段が豊富ですが、オンラインの場合声がでかい人を黙らせる手段がない。そして、声がでかい人の独演会と化し、嫌な人は消えていく悪循環がはっきりと見えてきました。
しかも、寝落ちしてカメラオンのまま、他人に見せていいのかわからない姿などを晒す者まで出る始末。こんなもんの管理までできません。
また、一部のVR的なものの活用も視野に入れかけたのですが、対面なら物理的に集まるのが難しくある程度ばらけることができるけど、オンラインだとそこに制限がない。某ツールを使った際に、サークルの姫や王子みたいな存在が出来上がったのを見て、正直背筋が凍りました。

生存確認程度はできるかもしれませんが、オンラインでというのも無理という結論に達しました。

コンセプトへの無理解(もしくは無知)

2022年あたりになってから、飲み会などもなんとかできるようになってきました。再開できるのかなという流れもありました。
ご厚意で後継をしていただけるといった方がやったことは、当初のコンセプトを無視どころか、その辺の配慮とかを暗黙でしていたのもわからないでいたんだという絶望に近く、こんなもんを沖縄から見続けるのも我慢ならなかったため、終了へ一気に進める気にさせてくれました。

まず、コロナの影響があり、以前参加した人を中心として回すとしても、連絡などの頻度は非常に低く、DMで実施しますと連絡をもらうのが下手すりゃ1週間を切った状態。お忙しいとか、集めるのにはばかられるという状況を加味してもやりたいのかどうかが見えない。
人が集まらないという嘆きが飛んできたけど、こんな広報で人が動くわけもないということから説明しなくてはならないのかと頭を抱えました。

さらに、会のサブタイトルなどに某アイドルグループの曲名を突っ込むというアイドル×サッカーと思われかねないようなことをする。当時賛否が割れかねない部分もあった、甲府のACL参戦を積極的に推そうとする空気を醸成する文言まで出て来ました。

こうなると、こちらが作ってきたコンセプトは破綻してしまいます。
何よりショックだったのは、会の運営とか参加者の状況について、いろいろと心配するという体で話をしていただいていた方(=モノ言う参加者)が、表層部分の理解も怪しく、無知であったことでした。
物事、表層を見て気持ちだけで動けるほど話は簡単じゃないって、わからないんだなという結構な絶望感もありました。
知った顔をして無知だったって残念な話、意外と多いかもしれないですね。

挙げ句の果てには、代役をしていた幹事の運営じゃダメだから、東京に戻って来いというとんでもない言質が別の場所から出てくる始末。

ここまでくると、何よりも曲がりなりにも自分が作った会を他の人に汚されたくないという思いが強く、終了宣言となったわけです。

自分がベンガラに染まった(=中立性の喪失)

あと、何よりもでかかったのがこの辺りの話です。

沖縄での生活を始めてから、いろいろとご縁などもあって、FC琉球のゴール裏で遊ばせていただいています。
そういうレベルじゃないのはこのツイートの写真の通りです。
これで、どこのサポでもない人が中立な場をやっているなんて口が裂けても言えません。以前のtweetの通り、琉球サポがどっかで嫌われるとかのネガティブな話は出にくいでしょうけど、元のコンセプトワークを自分が歪めて壊すことはしたくありません。

こうなってくると、諸々の状況を踏まえて閉じた方がいいんだろうなという結論になりました。
ここまで長々としたお話にお付き合いありがとうございました。

本件等々を踏まえ、いろいろと面倒になってしまったのも事実でして、今後、東京に戻ってもこういう場を作ることもないかと思います。
やりたい人がやればいいのではないでしょうか。
少なくとも私はもうやりたくありませんし、運営なんかをなまじやったおかげでアラが見えてしまうようになり、楽しめる気もしないので、そういう場にはそんなに参加しないでしょう。

最初のツイートに対して、飲み会をまた企画とか言われましたが、もうそんな気力もありませんのでご承知おきください。

TAKA.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?