楽で楽しい自転車通勤にピストが向いていると感じてる理由
こんにちは。ぼくは、満員電車が嫌いで、ずっと自転車通勤をしていて、もう25年になります。はい、52歳です。
ロードレーサーで通勤していたのですが、首が痛くなってピストというタイプに乗り換えたら、これが楽で楽しい!ということでノートします。
自転車による通勤は、種類は何でもよいわけですが、走行性能に特化したロードレーサーが人気だったりします。私もロードレーサーで通勤していました。
ところが転機が訪れます。首が痛くなったのです。中年になるとありがちなことで、腰だったりもします。年とともにパワーが落ちて、ロードレーサーの前傾ポジションと合わなくなってきたのです。
解決するには筋トレパワーアップか、ポジションの変更しかありません。通勤はトレーニングではないので、楽に楽しく走りたい。そうするとポジションを楽なアップライトに変更かなって。
ロードレーサーにアップライトなポジションは似合いません。速くロードを走るのが正しいスタイルだから。そこでピストなのです。ピストの正義はバンクのついたオーバルトラックです。街乗りにするのは着崩すようなもので、街乗りピストに決まったスタイルはありません。アップライトなハンドルをつければ楽なポジションになります。
楽なポジションにすると、身体の変な痛みが劇的に減ります。バックパックも楽に背負えるようになります。空気抵抗が増えて、スピードを出しにくくなりますが、速度を落とせばいいだけ。ロードレーサー君に抜かれても、もう悔しくはありません。だいたいギア変速がついていないんだから。
ピストには変速はついていません。大丈夫です。歩く時も変速機はないんだから自分の足で調整できます。坂はつらいけど大丈夫です。東京23区の最高標高でも練馬区関町の58m。たいていの坂は気合一発で登れます。
ギア変速がついていないことは、シンプルで安いってことで、これはめちゃくちゃメリットです。高くて、値段の差が性能にでる変速機がないので、安くておいしい自転車になります。体力的には少しきついけど、ママチャリよりも圧倒的に走るし、ロードよりもゆっくり走ればいいだけです。ポジションが楽なぶんだけ、身体的には楽だったりします。
もう一つ面白すぎてあまりお勧めできないことがあります。固定ギア。ほとんどの自転車にはワンウェイクラッチがついていて、ペダルは逆回転できます。それをなしにできる。これだけでびっくり!違う乗り物になります。走っている自分の走行エネルギーを脚に感じることができます。面白い。でも違いすぎて自転車に乗れるから乗れる、というわけではない。最初は逆回転できるフリー付きにしていて、ラチェットを鳴らさないようにシュミレーションしながら走ると練習になります。
結論ですが、通勤の自転車をピストにして、楽なポジションにすると、体の痛みが減って楽になります。そして固定ギアは、ゆっくり走ってもすんごく、面白い。体力的にはけっこう使うので、運動にもなる。
楽で楽しくて運動になる。特殊な乗り方は盗まれにくい、という特典もあるわけで、通勤にピストは面白いとおもいます。どうでしょうか。
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