安田記念回顧

はじめに


まずは勝ちましたソングライン、池添騎手、林厩舎、スタッフ、サンデーレーシング、会員の方々、ノーザンファームの関係者、安田記念優勝おめでとうございます。
牝馬ながら屈強な牡馬相手に怯むことなくターフを駆け抜ける姿は見ていてとても気持ちの良いものでした。
新たなマイル路線を引っ張っていけるだけのポテンシャルと、能力を十二分に出し切ったレースだったと思います。
マイルCSはどうかわかりませんが、このままいけば来年のヴィクトリアM、安田記念も期待できる内容だったと思います。

レース回顧


フルゲート18頭でのスタートとなりました。まずレシステンシアが好スタートを切り、ダイアトニックが掛かりながらも先頭に立とうとしますがこれらを制してホウオウアマゾンがハナを主張し、ダノンザキッドが二番手に入り、好位の後ろあたりにファインルージュや、3着のサリオス、中団に勝ったソングライン、セリフォス、2着のシュネルマイスターなどが続きました。1番人気のイルーシヴパンサーは馬群の最後尾からの競馬となりました。

600m通過は34秒7。600~1000m通過タイムが12秒フラットとここで少しペースが緩みます。

馬群はこのままホウオウアマゾンを先頭に4角に向かっていきました。この馬だけ最内を取りましたがその他の馬は馬場の3分どころへと追い出して最後の直線を迎えます。

直線に入ると、番手から競馬をしたダノンザキッドが先頭に立ち、後続を引き離しにかかりましたが、その外から後続馬が次々と殺到し、差し競馬の様相となりました。
その中でもソングラインと、サリオスが併せ馬の形で伸び、その内側へと切り替えたシュネルマイスターがゴール前で急襲。

最後は接戦となったが、先に先頭に立ったソングラインが、追い比べを制して優勝。2着にはクビ差でシュネルマイスター。3着には頭差でサリオスが入選となりました。大外からすごい勢いで伸びてきたセリフォスが4着、1番人気のイルーシヴパンサーは末脚を発揮するも展開が向かずの8着となりました。

寸評


1着ソングライン
ヴィクトリアマイルからの参戦となかなかタイトな臨戦過程となりましたが、抜群のスタートを切り、外からくる馬がいたなか、一旦後ろへ下げた判断は非常に素晴らしかったと思います。レース展開もそこまで流れることがなく、前目のポジションをとれたことは大きかったと思います。外々を回される競馬となりましたが、直線に向いてからはスムーズに追い出しも出来ていたのでその辺が最後勝ち切れた部分だったのではないでしょうか。
レースタイムがそこまでいい時計ではなかったですが、G1で勝ち切れたことは自信にもなるでしょうし、今後へ向けて非常に大きな勝利だったと思います。

2着シュネルマイスター
結果的には昨年のNHKマイルカップでの着順が逆になってしまいましたが、マイルでの実力は十分に発揮できたでしょう。スローからの瞬発力勝負となりこの馬にとっては絶好の展開でしたが、直線でなかなか前があかず苦労したところはありましたが、さすがルメール、さすがシュネルマイスターといった感じのレース内容でした。
海外帰りで多少不安もありましたが、実力を示せたレースだったと思います。


3着サリオス
馬券的にはこの馬が入って多少妙味が出た方もいたでしょう。レーン騎手との相性なのか、特に外国人ジョッキーが跨った時のこの馬は最大限能力を発揮できるようです。
今まではずっとコントレイルの後ろを走ってきた馬ですし、そういった面では不運が続いていたのかもしれません。
レース内容は勝ち馬と最後の直線ではいい勝負をしていましたし、枠順の差も少しはあったように思いますがこの馬の能力を改めて見せられた印象でした。

1番人気のイルーシヴパンサーはやはり展開が向かなかっただけの印象です。上りもメンバー最速の32秒台を叩き出していても結局は届かなかったわけですから・・・
その他カフェファラオですが、やはり芝では少しスピードが足りない印象です。


予想結果

今回は本命が1着に入り、よかったと思います。
単勝、馬連、馬単、ワイドにて的中できました。
サリオスは予想に入れられなかったのは反省ですが、良かったのではないでしょうか。
予想記事を購入してくださった方はうまく馬券がとれたことを祈っております。

最後に

ひとまず、G1レースは宝塚記念までお休みですが、今週からは函館競馬が始まります。北海道シリーズが始まるともう夏なのかと時間の経過がほんとに早く感じる今日この頃です。
今週は重賞レースが2つありますが、エポソムカップの予想記事を出す予定でございます。
函館スプリントSも予想出せよという方がいらっしゃればもちろん予想記事をだすつもりです。

以上、ご購読ありがとうございます。

梅雨入りなど季節の変わり目ですので
どうかご自愛ください。


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