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ヴィクトリアマイル回顧

まずは、勝ちましたソダシ、吉田騎手、金子オーナー、須貝厩舎、関係者の皆様本当におめでとうございます。
久しぶりのG1制覇で、吉田騎手もかなりプレッシャーがあったと語っていましたがアイドルホースに騎乗することの大変さが痛いほど伝わってきました。
結果を出せてほっとしているでしょう。次はどこなら向かうのかわかりませんが、ワンターンのマイルが適正舞台だと感じました。

レースについて

ほぼ揃ったスタートから、内枠からソダシ、レシステンシアが牽制し、レイパパレも内へ絞りながらながら前へ行きましたが、さらにその外からローザノワールが追って追ってハナを叩く形となりました。少々意外な形となりました。それに続いてクリノプレミアム、復帰戦となったデアリングタクト、ディヴィーナが好位をとる形でした。
最初の3ハロンは34秒7で通過。ローザノワールが単独先頭で、番手以降はレシステンシアを先頭にやや隊列がバラけたまま3〜4コーナーへ向かって行きました。
早そうに見えた展開でしたがそこまでのハイペースとはなってなかったようです。

4コーナーを回り最後の直線、まだローザノワールが先頭で粘りを見せていましたが、残り1ハロンくらいで、ソダシが一気に気合をつけると伸びてきて先頭に立ち、レシステンシアもバテてはいないがジリジリと伸びています。3番手にいたレイパパレは4角回ってから手応えがなくそのままずるずると後退。

そのままソダシが先頭のままゴール。2着には馬の間から伸びてきたファインルージュ、3着には逃げたローザノワールと、番手から競馬をしたレシステンシアに、最後後方から伸びてきたソングラインの熾烈な争いでしたが、ハナ差かわしてレシステンシアが入線となりました。
牝馬三冠のデアリングタクトは最内をつき6着。1番人気を背負ったレイパパレは結局12着という結果となりました。
最終的には4角である程度前にいた馬での結果となり、後方待機の馬にとっては展開が向かない印象。さらにタイムも良馬場開催のG1にしては決して速くない、1分32秒2という結果でした。


寸評

1着のソダシですが、まずTwitterでも投稿しましたが、パドックが非常によく見えました。今年初の芝でのレースとなりましたが、スタートも上手くきれて好位からの競馬となり、ペースもそんなに速くならない展開で折り合いもしっかりついていたようですし、4角回ってからの手応えも抜群でした。
この馬のポテンシャルの高さを再認識させられるとともに、マイルの、ワンターンくらいなら全然やれるなという印象です。
次走以降もマイルから長くても2000mまでの広いコースなら十分に力を発揮してくれる馬だと思います。ダートも使うのかはわかりませんが‥


2着のファインルージュですが、正直そこまで私は評価していなかった馬でした。しかしレースでは中段好位で道中脚を溜め、直線に入るまでは非常にスムーズな競馬だったと思います。直線に向いてからは他馬と軽く接触があったようですが、見事に最後は馬の間を伸びてきて2着入線は高評価できます。
レース後にクリストフが言っていましたが、直線を向いてから前にいた馬が外へ出す際にタッチする感じで軽く躓いたようですが、それでも内から追い上げての2着は評価出来るでしょう。これで3戦続けての2着となりましたが、シルバーコレクターと呼ばれないよう、次走以降に期待しております。


3着のレシステンシアですが、最近はスプリント路線ばかり走っていましたので、マイルはキツイのかなと思っていました。昨年の同レース以来のマイル参戦です。今回ハナには別の馬がいたため、そこまでペースが早くならなかった分、最後残せたのではないかと思いました。直線でもジリジリと伸びてはいたと思いますがこの馬の勝負根性のなせる走りではなかったのかと思います。
横山武騎手もマイルは少し長いと言って通り、次走以降は再びスプリント路線で活躍してくれると思います。

以上で、3着までの馬の寸評となりますが、触れないわけにはいかないので、私の好きなデアリングタクトについて少しだけ書いておきます。
まずは無事にレースを走り切ったこと、そしてターフに戻ってきてくれたこと嬉しく思います。
この馬にしてはマイルは少し短いですし、宝塚記念に向かうのか、秋以降に向かうのかわかりませんが、次走は掲示板内、馬券内に入る活躍を期待しております。

馬券について

有料予想の本命◎はソダシでした。
単勝、ワイド、3連複の的中となりました。
印は◎-△-△でした。対抗ソングラインにしておりましたので、完璧な予想とはらいきませんでしたが、レイパパレ、デアリングタクトを軽視できたのはよかったかなと思います。

次走について

今週末は再びクラシックレースが行われます。
まずは、牝馬クラシックレースの2戦目オークスですね。
桜花賞組が活躍するのか、また別路線からの刺客があらわれるのか、3歳牝馬にしては酷な2400ですので、血統、適正、スタミナが最終的には判断材料となりそうですが、またまた1週間悩みたいと思います。


それではまた週末に、オークスの予想にてお会いしましょう。

ここまで読んだ頂きましてありがとうございます。

皆さまご自愛ください。




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