新しいエンジンを搭載しちゃったかもしれない話

早く行きたいなら一人で行け。遠くに行きたいならみんなで行け。

目まぐるしいスピードで光の如く過ぎ去った5年間、学生時代最後に出会った言葉や仲間は、大学卒業を控えた僕に人と関わる勇気をくれた。

何も考えずにぼーっと生きてきたわけじゃない。むしろ頭をフル回転させて過ごした学生生活。何事も逆算し、マイルールに従って逞しく生きてきた。ただ、何かを何か味気なく物足りなさを日々感じていた。

他人の事は顧みず、常に矢印は自分に向けていた。自分の目や耳で手に入れた知見や考えを、他人にひけらかす事なく大切に飾ってた。他人は絶対不可侵だった。だってこれ自分しか知らないでしょ?そんな心意気でいた。そうやって無意識的に、人と向き合う事を避けてきた。

学生生活最後に履修した授業で、沢山の仲間に会った。ごちゃごちゃ、がちゃがちゃしてて、歪で、不恰好な原石ばっかりの空間。でもそれぞれが自分を研磨して、互いに形を整えようと切磋琢磨してる、そんな空間。

受け入れてくれた仲間を大切にしようと思う。目の前の人をじっくり知ろうと思う。話をしようと思う。色々文句も言ってくれるし、怒ってもくれる。こいつ自分に合わないし、居心地が悪いからって自分から静かに離れる事も辞めようと思う。

研磨し合ったらなんとなく、今までよりもっと遠くに飛べそうな気がする。強くなれそうな気がする。

とりあえず明日の朝遅刻しないようにしよ。
素直に謝ったら許してくれるかな。

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